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何気ないそれが宝箱

今季初のスイカを買って 今季初のトンボを見かけた
スイカはもう少し先になってから買おうと思っていたのだけど 思わずお買い得になっていて(多分熟しすぎ そして私は熟したのが好き)ラッキー♪とばかり購入して トンボは秋の風物詩かと思っていて今年は早いなあ~と調べてみたら 6月頃から見かけてもおかしくはないらしい



ちょっと調べるだけで それまでの思い込みはドンドン外れて行くのね
思い込みというか単に知らなかったというだけなのだけど きっとその 知らなかった がいつの間にか自分都合の思い込みに変換されてインプットされてるものも結構あるんだろうなあー

些細な事でも引っかかったら ホントにそう? と疑問を持って ちょっとだけ時間を割いて 今の本当はどうなんだろう? って調べたり確認したりするのは 無駄な寄り道のように見えて もしかしたらすっごい近道を発見しているのかもしれないね


単発貸しのフリー店舗に着物や和物のお店がやって来ていて 店頭に並べてあった端切れと風呂敷がとても綺麗で こんな値段でいーんだろうか と思いながら購入した

ちりめんの端切れ

端切れはちりめんで手触りが良くて 風呂敷は両面柄で使い勝手がよさそうなやつと金魚がいる大判のもの
最近風呂敷の便利さに気が付いて こういったお店を見かけた時は覗いてみたりしている
専門店とかで買うとそれなりにするけれど 古布というかリサイクルというのかそういう場だと 何でこんなのがここに出てるんだろう という代物が へ?というお値段で買えちゃったりする
今回も端切れは1枚¥55だし風呂敷は1枚¥220
どこぞかから回りまわってこの場にある風呂敷は 企業名が入っていたり家紋が入っていたり記念名が入っていたりするのもあって 昔は風呂敷にオリジナル名を入れて記念品として配られたりしたんだなあーと想像が拡がる

リバーシブルで使える一回り小さい風呂敷


勿論そういったのが入っていない物もあるのだけれど 大判の風呂敷は畳むとかなりコンパクトになって持ち運びがし易くて 公園に行ったときの敷物にしたり 電車で冷える時のひざ掛けにしたり 結べばお買い物袋にも出来ちゃうし1枚カバンに入れておくと何かと便利だったりする
特に昔のは綿100%が殆どだからアーシングの時に敷いてもちゃんと通してくれるしありがたい

こういうのを実際触って使ってみたりすると 昔の人が粋で生活便にも長けていたのがよーく感じられるし 和物の美しさも本当にすごいなーと感じる

金魚柄の大判風呂敷

この日はまだ早めの時間でお店に他のお客さんが居なかったから 店主さんにお声がけして 今のこういった和物類の流通について尋ねてみたら 今いまの流れが興味深くて面白く聞けちゃった
流通システムとかもどんどん変わって来ているから 今どうなのか は今それに携わっている人に聞くと 自分がそこには居ないけれど いま買ったこの風呂敷や端切れの流れが視えて来て ついでに今のご時世も垣間見れて 知らない分野を知れるのが楽しい



その人にとっては
いつもの当たり前の日常でも
違う分野の住人からみたら
それは未知の世界で初めての出来事で
興味が沢山詰まった宝箱のよう

何気ない会話でも
買い物のついででも
そういった気配に触れることは出来るし
そこからヒントを貰えることもあって

だから
それぞれが自由にそれぞれの世界で
当たり前に生きることが
そしてそれを放つことが

みんなの自由に繋がって
みんなの繋がりに広がって

あたりまえが
あたりまえじゃないセカイへと
導いてくれる



すてきな仕組みでシステムで
すてきなことわり



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kitoma
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