【りんごの木】
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お米のベジおやつと発酵のおうち教室
〈kitokito〉
木と、
お米と、
小豆(雑穀・豆・種)と。
全てが循環し、
永遠に持続的であり、
支え合い、
きっと、きっと。
と希望に溢れていますように。
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【 1本のりんごの木はあなたです 】
このお話は、
息子のアトピーがひどく、血だらけで、自分を責めていたときに、
『奇跡を起こす子育てオンラインサミット』
の中でご紹介されていた、
歯科医師の丸尾友紀先生(現在は自然育児学校の講師もされています)がしてくださったお話です。
(私の記憶ですので、主観が入ることをご了承ください。)
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一本のりんごの木があります。
りんごの木は一つの命です。
あなたです。
あるいは、あなたの子どもです。
そのりんごの木は、枝の先が少し枯れていました。
元気がないのかな?と枯れたところを切りました。
切ってすぐは元気そうに見えましたが、
次は違うところが枯れてきました。
また、枯れたところを切りました。
切ってすぐは元気そうに見えましたが、
また違うところが枯れてきました。
また、枯れたところを切りました。
枯れたら切る。枯れたら切る。
どんどん、どんどん、切っていき、
ふと気づくと、
とても小さく、幹の細い、
ゆらゆらと、今にも倒れそうな小さな木になっていました。
一本のりんごの木はあなたです。
枝葉の枯れは、
例えば、花粉症であったり、喘息であったり、アトピーであったり、です。
「切る」という行為は、
例えば「薬」を飲んで、塗って、一時的にその症状を抑えることです。
何か異常があり、体が悲鳴を上げているから、
その人(木)の一番弱いところに症状となって現れます。
その症状を一時的に止めたところで、
根本となる悲鳴が解決していない限り、
また再発したり、今度は違うところから違う症状が出たりします。
りんごの木を元気にするにはどうしたら良いでしょう?
根っこを強くすればいいんです。
りんごの木が、深ーく、深ーく、しっかりと根を張ることができれば、
ちょっとの枯れや、虫食いには負けず、
風や雨には吹き飛ばされない強さを持てます。
時々枝葉が枯れても、強風で折れても、食べられても、
新しく芽を出すことができます。
そして、いつか大きな木になり、
花が咲き、
実がたわたにみのる。
そして元気な種から、また元気な赤ちゃんが育ち始めます。
では、
根っこを深く張ろうとすればどうすれば良いでしょう?
母なる大地が、
あったかーく、柔らかーく、栄養たっぷりのふっかふかであれば、
りんごの木は深ーく、しっかりと、根を張ることができます。
お母さんが、
あったかーく、柔らかーく、栄養たっぷりでふっかふかであれば、
子どもは自然に、大きく、逞しく、育ちます。
だからお母さん、
まずはお母さんが、
栄養たっぷり、笑顔たっぷり、
ふわふわの柔らかい気持ちになることが大事なんですよ。
お母さんが栄養いっぱいで元気で、
にっこにこであれば、
子どもは安心して、朗らかにスクスクと、のびのびと成長しますよ。
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お母さんはいつも自分を後回しに、
蔑ろにしてしまいがちです。
でも本当に大切なのは、自分を一番に愛すること。
自分を一番に、大事にすること。
私はこの日から、
自分のためだけのスープをつくり始めました。
産後の入院中に、
助産所で出してくださった重ね煮のスープが忘れられず、
泣いてしまいそうにあったかく、優しく、美味しいスープ。
これは月日を経て息子の離乳食になり、
いつしか家族の、さらにおもてなしのご馳走になっています。
このお話を聞いた当時は、
息子はまだ赤ちゃんで、
あまりにも血だらけで、本当にこれが治るのか、
全く先が見えない状態でした。
でも、
私が変わることで、息子はゆっくり、ゆっくり、良くなりました。
なかなか変わらなくても、
変わると信じられました。
1歳8ヶ月でアトピーは完全に完治しました。
当時は本当に長く感じましたが、
でも今になればたった一年ちょっと。
完全に治りました。
一度も再発することなく、もう3歳です。
アレルギーは、今なお、少しずつ克服してきています。
小麦も、多分もう食べられる気がします。
肺も強くなり、お通じも毎日すごいです。
根っこを強くすれば、あらゆる病気が治ります。
末端の症状は、全て、根っこと繋がっています。
根っことは、『五行説』でいう『五臓六腑』だと、
いろいろ学んだ今は捉えています。
お母ちゃんは、あったかい土で、
家族の根っこを強くできる。
知識があれば、自分の根っこも強くできる。
その根っこを強くする方法を、
少しずつお伝えできたらいいなと、思っています。