人の痛みを分かる人間になれということ
これって親や先生によく言われる事ですけど、当たり前のことですよね。人の痛みを分かる人間つまり他者への思いやり、気遣い。まあそこまで難しくしなくても要するに優しい性格と周りから見られれば大抵そうした性質は備えているんじゃないかと思う。尤も自分はそうなのかは分からないけど。
幼稚園の時、自分はとにかく周りよりも精神が未成熟で幼い子供だったと思う。醜いアヒルの子への嫌悪感が強く、タイトルを聞いただけでビデオを観ましょうと言われてもそれを激しく泣き出す事で拒否するレベル。
同じような例ではこれも幼稚園の時ですがピーターパンの劇をやる時に自分はフック船長の海賊一味の手下に回されたのですが彼らの末路が確か劇ではワニに食い殺されるというシナリオだと知った時に嫌でたまらなくて外へ飛び出して物思いにふけっていたものでした。それを見かねて保母さんは自分に配慮してくれたのだろう。フック船長ら海賊一味をピーターパンとワニが協力してこらしめるというものにして海賊一味が「恐れ入りました」と降参するというマイルドなものにしたのです。
自分はこの時、一人のワガママで甘えん坊な園児に配慮して柔軟な対応をした保母さん達は凄いなと気づかされました。
それと同時に教師でもそうですが人を教える立場の人間はそうした痛みの分かる人間であって欲しいなと。何しろ大学時代、東大大学院出で頭は良いが頭は良い故に他人を小馬鹿にして相手の自尊心を傷つける嫌な教師に出会って辛い思いをしましたからね。