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男と女の7つの顔。結婚前に話し合い確認しておく価値観やスタイル。

ブログ記事の加筆修正


◆はじめに
結婚がうまくいく、いかないとは、2つの要因による。

1点目は、結婚後も変わらず、お互いを思いあい、気遣いあい、良好な関係を維持していく愛し方愛され方の話である。

2点目は、結婚前に、結婚したらどうなるかを十分に理解し、知ったうえで結婚を選択するという事前準備の話でる。言い換えるなら、価値観やスタイルに致命的なズレがないかどうかであり、今回書く内容である。



◆1点目:結婚後に必要な愛し愛され方の留意点。
ジョングレイ博士の書物、『男は金星からきた。女は火星からきた。』『ベストパートナーになるために。』などが参考になる。

なお、愛される女性になるには系の恋愛指南本もあるが、それよりも上述の本の方が、よほど効果的だと思う。なぜなら、グレイ博士の理論の方が、体系だっており、根本的基礎の理解からそれを落とし込んだ具体的例ものっているからである。


以下から本題。


◆2点目:価値観やスタイルの相違。誰もが持ついくつかの顔について。
男と女、というか人間にはいくつもの顔がある。遊びと仕事では全然態度や振る舞いが異なる人がいるように。その状況に居合わせないと、その人のその顔は見ることはできない。結婚後に知る意外な一面がいい方向であればいいけれど。致命的な場合もある。こんなはずじゃなかったをなくすために、できれば、結婚前に結婚に関わる色々な顔を見るようにしてもらったほうが、結婚生活がうまくいくと思う(失敗しないと思う。)




外で会う彼氏彼女の顔

彼氏彼女の時によく目にす顔。デート場所、経済感覚、好き嫌い、味付け、逢う頻度、連絡の頻度、お祝いごとの温度差、会話などなど。そもそもこの相性が良くないと結婚以前に破局すると思われる。


付き合いたい、よく思われたいという一心で、普段の顔よりも見栄をはる、頑張りすぎる傾向が強い人がいる、付き合って1,2年後と付き合いたてで態度振る舞いに差があるようだと、結婚後は、なおさら頑張りが減るタイプ。まだまだ互いに、家やお金や家族や子供やら小難しいことがオープンになっていない、トラブルのない順風な状態の顔。これだけで結婚を判断してはいけない。逆風や問題に直面した時にこそ、思いもよらぬ一面をみることになるのを忘れないようにしたい。



夜の顔(性的な顔)、いちゃらぶの顔。

エッチを求める頻度、回数、内容、時間や、家でくつろいでいるときのハグ、手をつなぐなどのいちゃらぶの顔。性生活で100点満点をとることは難しいし、無理である。しかし、せめて次第点はとれているか。我慢や無理はさせていないかという相性の確認は必要である。


互いの望ましい求め方、求められ方でストレスがなければ問題ないが、ストレスがたまれば、当然いつかは拒絶や疎遠になり、身体的接触はなくなっていく。その時に特に問題となるのが、各人の身体的接触への根深い認識である。愛すること、大事にすることに身体的接触を全く加味せずに判断できるタイプもいるなかで、身体的接触の欠如が、愛されていない、大事にされていない、必要とされていないといったネガティブな感情につながるタイプもいる。後者の場合は、性生活の不一致やセックスレスが、そのまま二人の関係悪化につながり、日常的な接し方の分野でもギスギスとしてくる。半同棲や休日に朝から晩まで一緒にいれば見えてくる顔だと思う。ただし付き合いたての半年間ぐらいは、盛り上がるので・・・すこし時間がたった頃に確認したい。



自宅、家の中の顔

ものの散らかり度合 出しっぱなし、散らかしっぱなし。

下着や、衣服の洗濯ペース、干し方

部屋着、寝間着のやりかた

お風呂の入り方、頻度

料理へのモチベーション、

皿洗い、

ごみのためこみ度合 等

猫をかぶる。見栄をはる傾向の強い人ほど、結婚してあるいは付き合ってしばらくしてからでないと、見えてこない(3か月~半年)場合がある。ただ、端的に言えば、だらしないかきっちりしているかであり、ある程度、本人は隠せているつもりでも、わかる部分もある。またすべての項目においても同様であるが、本項目も相性の問題である。男女同じだらしなさであるなら、問題ないし、片方だけきっちりしていても、相手のだらしなさに不満やストレスを感じない世話焼き体質なら、何の問題もない。とりあえずきれいにされていない相手の部屋に突撃するか、通い詰めて相手の気が緩んで素の家での過ごし方が出てくるのを待つ。



仕事の顔、課題問題に立ち向かう時の顔

課題やタスクに立ち向かう能力や姿勢の顔。仕事に手を抜きたがる方か。はやくちゃっちゃっと終わらせたい方か。決まったやり方にこだわる方か。段取りよく進められる方か。等々。課題やトラブルや問題点が生じた際に、言い換えるなら、二人でその仕事に取り組むとなったときに、双方の冷静・合理的建設的な話し合いが行えるかどうか。スムーズに分担や気を使いあえるか。失敗やトラブルになっても、十分話し合って次回への糧にできるか。結婚式、新婚旅行、家づくり、家での家事や育児という課題や問題山積みの作業を二人で進めていくのだから、重要な顔である。


彼氏彼女で遊んでいる順風の時には、絶対に見えない顔。遊びに仕事要素(成果、締め切り、体力、気遣い、段取り力、まじめかルーズ等々)はないのだから。些細なケンカから、共同生活のさまざま、はては金銭管理、親の介護問題への対応など。相手の思わぬ一面をみることになったり。あるいは、そもそもヒステリーに責められるばかりで、話し合いにならないケースもある。ほかにも、話し合いのように見えて、丸投げされたり、結局駄々をこねて譲歩ばかりさせられるなどもある。二人で何か一緒の課題をするといい。互いに協力して企画して、実行するもの。BBQでも、お祝い会でもいい。実際に何か手を動かしたり頭を動かさないとのような、初めて取り組む課題企画系が望ましいと思う。



母親、父親の顔。(子供の顔)

二人の間に生まれた子供に対して、どう接するのか。愛情の深さ。育児負担分担、しつけの度合、育児教育方針等。一方で、双方の両親に対して子供である二人が、親との調整、相談、影響力などがどうあるのか。端的に言えば、マザコンや、親の言いなりかどうか。


後者の親との関係性や影響力は、住む場所選び、結婚式についてなどなど親が関わるイベントを経験すれば、すぐに判明する。一方で、前者のこどもへの接し方は、全く未知数である。子供好きであることと、自分の子供にも上手にせっすれるかは別問題である。ただこれも仕事の顔から類推できる部分もある。新しいもの事にも、自主的に学んだり、挑戦するかどうかである。



本調子ではない高ストレス状況の顔

これまで上げた顔は、すべてその人の理性や自律やら思いやりやら余裕やらの平常時の話である。しかし、人は高ストレス状況下だと、攻撃的になったり、感情的になったり、普段ならでてこない覆い隠された淀みが溢れることがある。それがその人の本質であるとは言わない。しかし、たまにこぼれるその淀みが致命的すぎることもあるので、その人の限界や限界時の対応もできれば、見ておきたい。


本調子ではない時に、その人がダメ人間になる度合であり、反対側から見れば、ダメ人間になっても、愛せる器量を自分が持ち合わせているかという話でもある。具合が悪くなると、なにひとつ自分ではしなくなる。ものぐさになる。他人の世話に感謝できなくなる。具合が悪い癖にスマホゲームをする、文句や愚痴不満を垂れ流すようになる、感情的になる。ただただ寝てる等々。嫌な面を見ることになる。


人によっては、辛くても、普段の6割ぐらいの力を根性でキープする人もいて、パートナーにとっては楽なこともあるかもしれない。一方で、0やそれに近くグダグダになる人もいるだろう。その普段との変貌度合である。1,2日程度であれば、異常値として見過ごせるのだが、それが続く状態、つわりや若年性○○の時に、その状況に直面する。これは結婚を意識する二人ぐらいの若さでは確認しようがないかもしれない。


しかし、その理性外の顔、理性の利かない顔こそ本性という風に、うけとめてしまう、あるいは本当に本性なのかもしれない不安がよぎるし、そんな状態の相手を、健康な状態の相手程愛せていない、幸せではいられていない自分に直面したりする。でも、逆にそういう時こそ、自分がその人の大事だと思っている部分を再認識するチャンスだと思う。具合が悪くて寝てばかりいても気にならないけれど、2,3日風呂にも入らない汚さには心底うんざりする等、ただただ自分に気づくのだ。



~~~以下雑談~~~

周囲からの圧力、年齢の圧力など、様々なものの”勢い”で結婚を選択するアラサ-男女は多いだろうが、それは子供ができたからと勢いで結婚する20前半男女と何ら変わりはないと思う。それは上記で上げたような、1~5の顔について吟味することない点で同一だからである。もちろん、うまくいく男女もあるだろうが、こんな人だと思わなかった・・・が深刻でそのまま破局になるケースもあるだろう。

100点満点を探せという話ではない。自分が許せるところなのか、逆に許してもらえそうなところなのかを相性を、勢いに任せず確認してほしいのである。日本の夫婦に幸せな人が増えることを願って。


最後に、ちょうシンプルな言葉でまとめるならば、

「自分が心から素直に振る舞える相手を見つけたなら、絶対に離してはいけない。」

「夫婦生活は山登りのようなもの。上る山、経路で全然違うものになる。でも二人の気落ちが一緒で同じ方向を向いているのなら、道中も上った山も、間違ったり小さいものでも、二人だけの満足感と達成感と楽しい思い出を見つけることができる。愚痴や不満や我慢で上ったなら、もっとよかった道、もっと高くてきれいな山ばかり目について、楽しめない。」


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