妻(嫁)の不機嫌現象の説明 機嫌とりの是非 夫の不機嫌問題も。
タイトルの件について整理しておきます。不機嫌になられると、本当に一緒にいるのが面倒くさくなりますよね。
不機嫌現象の説明
シンプルに、以下の流れです。
1、不機嫌になる
2、その不機嫌を隠さなくなる
3、不機嫌で相手を支配して、自分の望む結果に近づけようとする。
付き合いたてや同棲当初は、不機嫌っぽくなっても自制し表に出てきません。しかし、結婚したり、子供ができたり、長年一緒にいたり、まぁなんでもいいのですが、もう別れにくいという一線を越えると、自分を抑えなくなっていきます。
こうして、2番目に移行します。そして、この不機嫌ぶっていたときに、相手がその顔色をうかがうように下手下手にでると、3番目に移行します。不機嫌になれば相手をコントロールできると理解していくので、ますます不機嫌になりやすくなります。こうなるとモンスターになります。
さて、実はこれは子供のわがままの拡大化と同一です。思いきり泣けば、親がわかったよ……と従ってくれることを知れば、より大きな声で泣くようになるのです。それで望みが叶うことを知れば味をしめるわけです。
男の不機嫌と女の不機嫌の違い
男の不機嫌
作業の進め方が非効率や合理的ではない(納得できない)場合。達成した結果成果が合格ラインを越えない場合。
女の不機嫌
自分の感情的に、ただそれが嫌。そういう物事の進め方は嫌。なにこれ嫌。
男は理性的に、基準未満に立腹します。納得していないから不満だともいえます。ただし、不機嫌になっても事態が好転するわけではなく、むしろうまくいかないことを知っています。なので、女より男の方が2番や3番には至りにくいです。しかし、こと家庭内や対子供、対女性、対部下等、自分より弱い立場とみなすと男は支配したがる生き物なので、2番や3番の行動をとる人もでてきます。そしてその不機嫌で人を支配してきた成功体験持ちはDVやモラハラ男として強化され同じ行動をするようになります。相手に高いハードルを課して、できないことをなじるようになります。そして、相手は自信を失い、この人がいないと私は生きていけないのでは?自分が間違っていてこの人の言うことが正しいのならこの人に従おうと、ますます従うようになります。男の究極系は洗脳ですね。
女の不機嫌は、ただの感情です。今日は雨だ最悪!眠いから動きたくない!まぁなんでもいいのですが、嫌だから嫌!嫌なことは嫌!私は嫌!という思いつきです。思いつきなので理屈も一貫性もない場合もあります。いつくるかわかりません。なので、原因を除去することが難しい場合もあります。そして嫌な空気を変えようと安易にご機嫌とりにはしると、上記の理屈で強化され、余計にわがままになります。わがままを許すことがわがままの拡大に繋がってしまうのです。家事育児から手を抜き、そのうちに全くしなくなり、ゲームやスマホの快楽だけを求めるわがまま姫の完成です。女の究極系は放棄怠惰ですね。
不機嫌タイプかの見極めかた
男の場合は、行動や結果が基準未満の場合、かつ、相手の失敗や過失により男の立場が偉い場合を観察するといいと思います。または、両親(簡単には別れられない相手)への横柄なふるまい(汚い言葉や口喧嘩ではなく、理不尽な要求)があるかどうかでしょう。よく言われる店員さんへの男性の態度を観察しましょう!もこの原理の一例です。店員さん(立場が下で体格も弱そう対応おどおどだと尚よし)が失敗した(基準未満の)場合ですね。
女の場合は、感情的なので感情が出やすい場面を観察しましょう。ただし、猫を被るケースが非常に多く、交際中は顔を出しません。ただ、面倒くさいと思うようなことをするとき、かつ、両親等甘えられる存在がいる場合に、どれだけ怠けるかを見ればある程度は推察できます。自分でやれることなのに両親にねぇこれもやってよ~等というタイプは黄色信号ですね。引っ越しや食事の上げ下げ等が具体的な例だと思います。女性を見極めたいときは、家族ぐるみの行事やらをするとよいと思います。
とこれまでのべたものの、不機嫌タイプかの見極めは至極困難です。自分の両親と自分が作る家族は別。自分の部屋は汚いが家族みんなの部屋やオフィスは綺麗等。ある行動傾向があっても、その人なりの条件やルールによって状況次第では全然違う行動をとることもあるからです。逆も然りで、大丈夫だと思っていても、自分の家族という枠に移行すると、ヤバイ奴になるケースも十分ありえます。
不機嫌への対処
男がヤバイ場合は、第三者による客観的な要求水準の検証が必要です。洗脳されていると相手の要求水準が正確に測れないからです。給料や勤務時間形態や得意不得意から、ある程度バランスをとって分担しているケースならば問題ありません。しかし、過度に要求が一方的に高い気がする場合は一度疑ってみてもいいかもしれません。また、要求水準を満たさなかった時に、不機嫌パワーでなじったり貶めたり恥ずかしめたりする方法で相手の不備を指摘していないかどうかも重要です。誰しも感情的な部分はあるので、多少ため息やらうなだれることはあったとしても、相手側にごめんなさいすいませんと言わせるような空気を出す場合には、その人物は要注意です。
少し違う例ですが、男性が洋式トイレで座って用を足すようになるかみたいな話に近いです。これまでの習慣や家庭環境から、ある行動が当たり前だと信じ切っている場合、それを変えるには徹底的に話したり繰り返し指摘する必要があります。つまり、不機嫌になられると、委縮したり不快になるから止めてほしい。これを何度も言って変わるかどうかにかかっています。
一方、女がヤバイ場合は、わがままの助長を避ける方向に舵をきる必要があります。上述の通り、ご機嫌取りは長期的には逆効果なので避けましょう。女性が手を抜きがちな感情的なことを理解して、男性が品質管理業務を遂行するようにする方法がまず考えられます。あるいは、男性同様に、これまでの習慣や家庭環境から、ある行動が当たり前だと信じ切っているために、不機嫌ムーブでマウントをとろうとしてしまいがちなだけということもあります。男性同様に、不機嫌になられると、委縮したり不快になるから止めてほしい。これを何度も言って変わるかどうかにかかっています。
似ているが根は全然違う別の困ったちゃん
うちの旦那は家事育児を全然しないモラハラやDV夫だ的な、なんにもしない夫を揶揄することがあると思います。当記事の主眼のモラハラDVに繋がる不機嫌現象とは本質的に異なります。
男の場合は、軍隊的な行動原理を採用します。つまりは、権限や範囲を明確に仕分けて作業をすすめようとします。なので、家事育児をしない旦那は、それは女の仕事であり自分の仕事ではないと思っているのです。よく聞く それはお前の仕事だろ?という台詞がわかりやすいかもしれません。作業を見える化して公平な分担に整えるように提案(仕事の範囲の見直し)するか。価値観を調整してもらいそもそもその領域も、あなたは関わる必要があると説得できれば解決する可能性があります。
うちの妻は気が利かないとか。家事育児をサボるとか。そういう女性側の困ったちゃんもいます。しかし、その理由が一貫していれば、誰だって嫌なことをされたりしてくる 敵に 腹をたて感情的になるのは当たり前です。その不機嫌は正当なものです。妻がてを抜いたり、上手く処理できない理由がどこにあるのかを正確に見極めて、その原因を作業の進め方で調整することができれば、問題は解決する可能性があります。例えば、朝型や夜型とか。マルチタスクだとダメとか。締め切りにおわれるとパニクる等々ですね。
おわりに
感情的になること自体が、物事の解決に繋がりにくいものであり、幼稚なことである。という意識を持ち合わせてくれれば、不機嫌現象は解決します。不機嫌はダメだと何度も指摘しましょう。それでも不機嫌ムーヴを繰り返そうとする人は、治らない人なので距離をとる方が懸命かと思います。
両親がそういう不機嫌ムーヴをするタイプだと、それを見て真似して育つ子供も同様に、そうやって人にいうことを聞かせれば良いのだと誤解します。負が連鎖していきます。反面教師にして、反転する人もいるかとは思います。ただ思うに、多分その人は元から不機嫌ムーヴをしない性質の人であっただけで、反面教師がいたおかげで、不機嫌ムーヴをしないようになった訳ではない気がします。つまり、不機嫌ムーヴは元より百害あって一利なしなわけです。
世の中の夫婦や職場の上梓と部下、先輩と後輩等々のこういう負の連鎖の不機嫌ムーヴがなくなって、みんな幸せになって欲しいと思います。