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片付けられない人(妻)との共同生活から思う片付けの話

わかってて、そして、それがいいんじゃんと思って結婚したものの、片付けられないの性質は、共同生活上、支障がでることがままあります。夫が片付けられない場合と、妻が片付けられない場合で、事情は少し変わりますが、1から整理してみようと思います。






そもそも片付けとは何か

定まった法則性の元に、定まった場所に、定まった物を指定する事

自己定義

というわけで、片付けができない=散らかっているとは厳密には違います。仮に散らかっているようにみえたとしても、布団の脇にリモコンを置く、この辺にはこれ等、他人にはわからない自己の法則性で片付けられている場合があるからです。極端に言えば、ゴミ屋敷じゃんと思っても、○○はどこ?と聞いて、ここだよと正確に答えられるならば、”片付け”はある程度できていると言えます。

詰まるところ、片付けとは以下でタイプ分けができます。一方で、それらが全くなく、どこに何をおいたのか置くのかが全くわからない。法則性なく空いてる場所にただただ置くタイプが片付けのできない人です。


1、秩序整然か秩序乱雑
2、露出タイプか隠蔽タイプか
3、私的と公的のライン分け

秩序整然と秩序乱雑とは、誰が見ても分かりやすい法則性に従っているか、自分ルールで端からはわかりにくい法則性に従っているかですね。先のリモコンの例が分かりやすいです。

露出タイプか隠蔽タイプとは、きれいの美学。他人でも分かりやすくという客観的視点、効率性らの複合でできあがる感覚です。きっちり棚に隠したり、テーブルの上にはなにもおかないのが当たり前とか言うタイプです。棚を開けると、中も事細かに法則性で分類区分けされています。一方で見せる収納とか言うタイプは、露出タイプですね。台所のフライパンやら縦置きで見えるところにおいたりします。誰がみてもどこに何があるのかわかりやすい方がいいとか、棚から出すや綺麗にしまう手間が無駄とか言い出すタイプです。

私的と公的のライン分けとは、部屋は汚いけども、学校や会社での振る舞いは整理整頓しているかですね。みんなが使う、みんなの前だときっちりするけれども、地はだらしないというか、そこまで丁寧にしないタイプかです。





片付けと共同生活のいく末

タイプが違うと、片方が片方のタイプにあわせないといけません。まだ上の3タイプで、似かよっている部分があればわかりあえるかもしれません。または、相手が片付けできない側の人の場合も、片付けに関してなんら文句を言わない(意見や考えがない)ので、自分のやり方ができ楽です。文句のない反面、相手がめちゃくちゃにものを置くありさまのストレスとは付き合う必要があります。私は文句を言われることの方が嫌なので、そちらを選びました。

タイプが違う場合におこるすり合わせですが、男女の文化の違いがかなり関わってきます。

男の文化
プライドの生き物、男社会文化に従い、あんまり相手のやり方や進め方には、どうしてもという場面や相談された場合以外、口を出しません。というわけで、妻のやり方にどうこうは余程でないといいません。というわけで、妻からなにか言われる側になります

女の文化
感情の文化、共感の生き物ですね。気持ちがいいか、わかってくれるか。楽な方、快なほうを選ぶ、そうだねと同調してくれるかです。女性同士ならば本人の前では決してせず、悪口や愚痴という水面下で感情の共感を求めて罵り合います。なぜか男や夫には水面下ではなく、自分が気持ちよい方、やり方にうまくあわせてくれるよう水面上で同調を求めます。結果として、男のやり方に口を出し文句を言う側になります。(多分、パートナーには人一倍同調してほしい、自分のことをわかってほしい気持ちが勝るのでしょう、だからつい口に出してしまうというか。)



というわけで、夫は妻からの、できてない!なんでそんな風にするの!?そのやり方は違う!といった攻撃にプライドが傷つけられる流れになります。結果として、夫は自らのプライドを守るために、次のどれかになります。


1、奥さんからの指示待ち人間になる
2、一切手を貸さなくなる(避けるようになる)
3、妻の攻撃に反撃や無視や許可をだして、喧嘩の末、動的均衡の平和になる(これ以上は言わない、しない、こういうことはしない、これはいいみたいなつなひきをした結果、ある点でつり合いとまる)
4、プライドを傷つけられた夫の反撃文句に妻の方がひるみ、夫に一切の手助けや文句をせずに、妻だけ我慢して働く夫婦
5、最初から片付けできない側の人を選ぶ夫婦(文句や喧嘩なし、作業は増える)
6、妻か男文化を理解して接してくれるので、話し合いでスムーズに差を解決。夫婦円満。
7、綺麗好きの夫が率先して片付けをして、妻はそれに習いつつもやや手を抜く夫主体夫婦


※極端に夫側に片づけ力の高さや、綺麗好きの高さや、意識の高さがありすぎる場合だけ7になります。妻側が凄い!と唸り、あなた担当ね~♪私もほどほどに楽をしながら協力するわ♪となります。






おわりに

さて、あなたはどのタイプに陥ることでしょうね。あるいは、おちいっていることでしょう。

相手がどの片付けタイプかは、普段の様子や相手の部屋の様子と、職場やらの公的なときの様子をみればわかります。たまに言われる、結婚すれば、子供ができれば云々は嘘です。その人の行動傾向や行動気質は、大きなストレス(外的圧力)がない限り、そう変わりません。だらしないひとはだらしなく。綺麗好きは綺麗好きのままです。(例外として、やればできる子が手を抜いていた場合だけ、結婚後にやらなければいけなくなったときにはできます。まぁ少数派でしょう。)

むしろ、結婚や子供ができた方が、もうこの人は私から離れられないっしょと、余計に緩みます。子供がいるんだからしょうがない!と言い訳ができるので、余計に緩みます。もっと生来の気質が出てきます。妥協や気を張って成立していたバランスが崩れるので、結婚や子供ができた後の方が、ケンカが増えるわけです。

私の周りや経験上でも、上の7タイプの様々な家庭があります。人により何を求めるかは自由ですが、理想的に見える6の家庭を築こう!話し合いができる相手を選ぼうと思っても、その道もなかなかに前途多難です。男をたてる的にプライドの生き物だということを踏まえた上での話し合いならば結構です。しかし、男文化に理解ある多くのそうした女性とは、男社会に適合した女性というだけであり、話し合いは可能かもしれませんが能力主義的に物事を見ます。つまり、話し合い=競争しプレゼンし合った上で負けて、相手の言いなりになってしまう展開となり、男のプライドは敗れ、女性からの仕事できない男ね圧は強くなります。話し合いで決着がつくとはいっても、そんな家庭がいいですかね?

最後に、5を希望する人に実情を話しておきます。ぬぎっぱなしの服やブラやタオルがソファの上に1週間以上放置されます。布団をめくると靴下がなんこもでてきます。チラシやらの投函物や薬やら新規の物はテーブルの上か床の上に放置されます。台所の作業用にあけているスペースには、借りてきたDVDや貰ってきたものが置かれていきすぐ埋められます。済んだ洗い物カゴを置いてせまっ苦しい中だけで料理をして、料理中にでた開封済みのあれこれは調理スペースの上に放置されています。

活字化すると、頭が痛くなりますが文句を言われないので(なんでそんなごみの捨て方するの!?ここはこうしてよ!とか)やはり、私はこちらの方が好きですね。以上片付けのお話でした。

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