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義実家で家事(炊事料理、洗濯、掃除)をすること。悪いこと言わないから家事レベルは上げておけの話。

二人目が生まれ、1歳差育児突入を機に、妻が子供を連れて里帰りしました。といっても車で15分の距離です。恵まれた環境に感謝です。ただ、それだけ近いので、私も妻の義実家に毎日のように通い、泊まり、朝に帰ってきてから仕事に行く二重生活をしています。そんな状況下で、題名の通り、義実家で家事をするようになった経験を踏まえて、義実家で家事をすることについて書こうと思います。



義実家の、義父母や義祖父母の考え方と態度と家事レベル。

義実家で家事をするという視点で、重要になってくる要素は3点あります。

1、考え方 お客様でいい ⇔ 一員として自発的に動いて協力して

自分の台所や道具を勝手に使われて、勝手なやり方をされたくない。お客様でいいから余計ないことはしないでどっしり構えてくれていれば十分。文句を言わずにご飯を食べてくれればそれで充分というタイプの義実家もある。一方で、同じ家で暮らす過ごすんだから何か動いて手伝って欲しい。あるいは、嫁いだ身で家族の一員になったんだから、積極的に家族の為に働け!むしろ率先してやるぐらいが理想だ!みたいなタイプの義実家もあります。


2、態度 1の考え方をどんな言葉や切り口で表現するのか。

義実家云々は関係なく、人間性の話です。面白くないことや相手にしてほしいことがあったときに、本心をそのまま言うようなタイプもいれば、嫌味をいうタイプ。小言をいうタイプ。不満を言うタイプ。何も言わずに黙って我慢して、いつか爆発するタイプもあります。相性が悪いと最悪ですね。


3、家事や家事意識レベル

義実家 高

外食ダメ。料理の品数、味付け、惣菜×。掃除洗濯の頻度ややり方etc。義実家の意識が高いレベル高い系だと厄介です。レベルが高い人のテニスに付き合わされるようなもので、一球一球気を使い全集中して、それでもミスしてへこむことでしょう。相手が上手なコーチであったり、自分が可愛い教え子のような態度なら、上手くいくかもしれません。


義実家 普通~低い

普通~低いゾーンだと、義実家に対して、自分の方が家事・家事意識レベルが高い状況がでてきます。もっとこうしたい!こうしたらいいのに!ここで相手が嫌な顔をするタイプなのか、それとも新しいことを柔軟に受け入れてくれるタイプ、合理的に話し合えたりするタイプなのかで色々変わってきます。このゾーンの方がチャンスです。





3の法則 (同居時の弛緩から緊張、破裂法則)

ちょっと話は変わりますが、ここで持論の3の法則が関わってきます。簡単に言うと、それなりの距離でいるといずれ価値観の相違で必ずぶつかりますという話。


3日目

互いの生活リズムや生活スタイルの基礎基本がつかめてきて、あぁこういう人なんだという理解が進むことで、緊張感がへる。肩の力が抜ける状態。

3週間

残っていた緊張感もなくなっていって、徐々に素の顔や素のライフスタイルが前面にでてくる。靴下を放り投げたままにするとか、トイレットペーパーを極力交換しないとか微々たる話。意外な一面を発見する。

3か月

さらに緊張感が減って、素の顔になっていくとともに、素の顔を見続けたことが蓄積されていき、ライフスタイル価値観の相違が強くなる。同居人に対して気になる事、いいたい事がぽつぽつと出始めてくる。

3年

ちょくちょく言っても変わらないまま、大した変化もないままある程度の月日が流れると、あぁもうこの人はこういう人なんだ。言ってもしょうがないと諦める。冷たくなる。価値観の相違の程度や内容で、致命的に冷え込むかもしれない。





家事レベルは上げておけ!!

二重生活が3か月を過ぎたころ、台所の片付いてなさや夜が惣菜オンリーなことについになんとかしなければと思うようになってました。3の法則でいうところの価値観の相違の我慢が蓄積されたり、こちらも遠慮がなくなってきたのでしょう。

で、台所の大掃除片付け+休日の夜のごはん作りに始まり、いつしか掃除機がけ、布団干し、お風呂掃除、備品買い出し等と徐々にその手が広がっています。次は、室内干し環境の改造計画案を立案中です。

内心かなり面倒くさがられているかもしれませんし、多少の感謝もあると思います。全部悪いわけでも、全部良いわけもありません。色々です。ただここで重要になるのが、クオリティでしょう。率先してやっておいて、全然なってないできていないだと、余計なことをしてと思われます。しかし、そこそこまともな出来栄えなら、家事の手間が楽になったり綺麗になる分、多少の感謝はあるでしょう。

というわけで、義実家がどういうタイプの人であれ、自分の家事レベルが高ければ、いずれ気になって、率先して動きだすことになり、それが感謝に繋がり、家事の権力構図の変化に繋がり、そして自分の気持ちよいやり方で家を回すことに繋がっていくわけです。それが家族や家全体のクオリティオブライフの上昇にも繋がります。

逆に、家事レベルが低い状況を想像してみましょう。家事レベルが低いと、現状への不満や改善案がないですし、作業の流れも把握できていない新入社員みたいなもので常に棒立ちです。指示待ち人間で、お客様ヅラしてると思われたり。ちょっとは手伝ってほしいと内心思うタイプや黙っている人にも通用しません。動かない○○だ。あいつはダメだとなります。教えてくれる人がいれば!頑張れます!かもしれませんが、良い年の大人にあれこれ指導できる人はかなり稀だと思います。なので、家事レベルが低い中で、唯一成功するパターンは、丁寧に接して教えてくれるタイプの義実家で、かつ、あなたが教えを乞うようなダメダメ・ほんわか・話を聞く雰囲気を持っていないといけないわけです。そんなのは稀も稀です。期待しない方がいいと思います。




終わりに

義実家の家事・家事意識レベルの低さは、年齢にも由来していると思います。何十年も続けていればかなり手を抜いたものにもなるでしょうし、汚れもいらないものもたまってるでしょう。古い価値観や技術体系で家を回せていたので、それで十分だったのだとおもいます。しかし、最新の若い世代のネット情報網や最新家電を利用した時短、効率化、新理論、若さの体力によって、新しい方に流れていくのは世の常で、そうして姑から嫁に、家の事が任されたり、家事の権力構図の変化が起きるのだと思います。なんだかそれが自然な流れ方向に思います。




終わりにその2 家事レベルの向上について。

レベルの向上には、何事もそうですが、意欲(モチベ)、新情報獲得、体験(経験)の3つのうち、少なくとも2つ以上が必要です。

1人暮らしを始めることでも多少は上昇が見込めますが、やっぱり1人だとかなり手を抜いてしまうので、義実家と暮らすにしても、二人だけの同棲生活や食事洗濯掃除を共にする同居生活経験を積んでおくといいと思います。




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⇒家全体の事をすべて自分もできるようにして、自分事と捉えること。


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関連記事なので、あげておきました。気になればご一読を。

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