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ローカルサーファーとビジターサーファーといううざさや悪徳、腐敗について。背景や解決案を。

おっさんサーファーです。サーファーにしかわからない世界だと思いますが、ローカルサーファーやビジターサーファーという一部のウザイ存在について、なぜウザイと思うのか。その双方がもつ悪徳などを掘り下げて考察説明できれば幸いです。


結局から書くと、どちらも”自分が”いい波に乗りたい、乗れればいいとしか考えてないから。自分勝手な人はウザイですよね。



◆大前提

・日本ではプライベートビーチは存在しない

 一時期、海に出入りする砂浜等の土地を購入することで、出入り口がない(海に出れない)ため、プライベートビーチのように私有を呼称することがあったようです。しかし、海の上の土地を買うことはできません。どこからか回り込んでその私有しているような海に出て遊んでも、違法ではありません。海はみんなの共有です。車の駐車スペース、漁業組合、遊泳場所など安心安全や常識的なルールはありますけどね。しかし、ローカルサーファーやビジターサーファーは私有のごとく海を独占寡占してしまう。



◆ローカルサーファーの理屈と自分勝手。

自分がそのポイントに貢献している(した。)だから、そのポイントで優先的や独占的に波に乗れる権利を持つという理屈。そのポイントの前のお店の常連だから、そのポイント=お店のもの=常連の俺たちのものという理屈。あるいは、その海のそばで近接して育ってきた住民だから、俺たちの暮らしとともにある海=俺たちの海という理屈。


それっぽい理屈に思えますが、怪しさ満点です。特に後者2つは大前提に抵触していますし、一番最初の理屈も個人的には怪しいものです。

1、貢献具合と、波を優先独占する権利のバランスが釣り合っていない。

2、貢献の方法が明確でなく、貢献したくてもできない認められない。



もし本当に手間暇かけて開拓なり、維持管理をしていたポイントがあるとしますよね。あなたの宝物があるとします。もしそこを勝手知らないよそ者がきて我が物顔で使っていたら、防衛なり自衛なりの手段として身内と外を見分けるステッカーや、看板を立てるとか、貢献話を広めて、自分の方が使うべきと主張しませんか。外から誰が来るのかわからないだから、誰にもわかるようにしておくというか。そういう背景部分を曖昧にして隠して、いきなりここはローカルだローカルだ!、よそ者は迷惑ばかりかけるから来るな!というのは、独占寡占ありきの後付けだと思います。つまり中身の貢献と権利のバランスが取れてない張りぼてです。




◆ビジターサーファーの理屈と自分勝手

一方で、ビジターサーファーは、海はみんなのものと掲げ、だから、だれがどこの海にいつ入っても問題なしとします。そして、海に入ったら入ったで、トップからテイクオフした方が優先(前乗り禁止)を掲げ、乗れないお前らの技術が乏しい。俺は上手い。楽しいとするわけです。あるいは、近場のおまえらよりも遠路はるばるきてるのだから、遠くから来た俺に譲れという心構え。この地域にお金を落としに来た観光客なんだから、俺に譲れという心構えも多少混じっているのかもしれません。



後半2つはおいておくとしても、一番最初の理屈も相当に怪しいものです。公園遊びで例える方がわかりやすいですね。一番足が速い人がその公園を我が物顔でつかっていいのでしょうか。一番体が大きくて、年齢が高い子供が年少の子を押しのけて使っていいのでしょうか。あるいは、滑り台を一番早く滑れるから、この滑り台は俺のものと独占寡占できるのでしょうか。



海はみんなのものだからと掲げてはいますが、その内情は、自分にとって一番都合のよいルールをその時に選んでいるだけ。海はみんなのものだから共有財産であり、分け合い、分かち合う仲間という本意を無視して、サーフィンの腕が立つ人に都合のよい解釈をしてるに過ぎません。




◆解決策

ローカルサーファーも、ビジターサーファーも、自分にとって都合の良いルールをその時に選んで、結局は、自分が一番いい波に乗りたい、乗るべきだと独占寡占する自分勝手な人だからウザイわけです。これまでローカル、ビジターと分けてきましたが、誰の心にもローカル的側面、ビジター的側面はあると思います。(普段は俺しかいないホームポイントなのに、少し波が良くなるとうじゃうじゃ集まりやがってとか、波がないから今日は普段より遠出しちゃおうなど。)


無知のベールという考え方にならってみてほしいと思います。

あなたは、盲目のサーファーかもしれない。

あなたは、生まれてはじめてサーフィンを始める少年少女かもしれない。

あなたは、年老いてきて昔ほどパドルできなくなってきた老人かもしれない。

あなたは、優勝を狙う、トッププロかもしれない


自分がどんな立場かわからない、どんな立場であったかもしれない。でも、どんな自分で生まれていたとしてもサーフィンの魅力に、波に乗っていると思います。現実問題、事故でけがをした自分、子連れの自分、老いた自分、新しい板や新技術のボードで1から出直すかもしれない自分。どんな自分になる可能性も十分にあります。どんな状況どんな人でもみんなでハッピーにハートフルになれるよう、海を波を譲り合い共有して、”みんなの海”の心構えを本当の意味で持ちたいものです。



心構え的に波を譲り合い分け合う解決策とは別に、具体的に波を譲り合い分け合う解決策としては、

1、普段一番よくいくホームポイント、

2、その周辺で時々入る準ホームポイント、

3、遠出したい日や波がない時に遠征するビジターポイント。

の3階層に分けることだと思います。数学的な証明でもしたいところですが、数学はダメなので・・・。


要は、30点、40点、50点といろいろな点数の波がある中で、50点めがけて人が集中することが問題なわけです。移動距離や普段の訪問回数ポイントで波を割り振って、全体に波を混雑せずに分け合えれば理想的です。当然、人により30,40点で我慢することも出てきてしまいますが、日によっては逆の立場になる。全体で見た譲り合いのために、3の場合は、当然自粛して一番いいポイントを貪欲に狙わない。言い直すなら、普段から行く3~5ホーム準ホームポイントを軸にして、それ以外のポイントに向かう時は、慎重に譲り合いの気持ちを持つということです。




◆終わりにかえて雑談、フリートーク

と、色々書きましたが、サーファーとは自分を高めることに興味津々な人種です。それも難しければ難しい程燃えるような。だから、ストイックであり、他人を気にかけるより、自分がうまくなることに集中しがちです。つまり、譲り合うとかどうとか、こんな記事を全く気にしないでしょう。笑 でもそれでも伝わるものがあれば幸いです。


日照権、眺望権、静音権、居住に関する権利は数あります。早朝から騒音を立てる、車の通行に支障がでるような駐車、家の庭や裏手で排泄、家の近くに知らない車が止まってるだけでも少々気持ち悪かったりする。こういうそもそものアウト迷惑行為は、海のそばとか関係なくアウトだと思います。海はみんなのもの、共有だ、譲り合うと波を第一に話してきましたが、法律違反ではないからといって、海の近隣住民に迷惑をかけてまでサーフィンしていいわけはないと思います。


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