【まさか自分に性病が】 4. もう辛い辛い辛い治療

前の記事でも書いたけど、


僕、


風邪ひいても、熱がでても、


薬を飲まないタイプ。


ただただ寝て治す。


だから、そんな僕が、

カバンに薬を合計30錠くらい持ってるって、

何より家族に見つかったとしたら


「は?!何事っ?」


って感じ。


そんな心配と隣り合わせの治療期間が始まった。


守るべきことは、

・最初1週間:シタフロキサシンを、朝2錠、夜2錠、飲み続ける
・のち1日 :アジスロマイシンを、朝1錠、夜1錠、飲む
・服用中ならびに、完飲後1週間は、絶対に禁酒


この期間中、

僕の予定は、

飲み会が3つ。と、一泊二日の家族旅行。


もう、まず大変なのは、家族にバレないように薬を飲むこと。


薬って、案外独特の音がしまんねんな。(東京出身)


かちゃかちゃ的な。


あ、薬だしてる、って感じの音。


それを、朝と夜、バレないように取り出して飲む、

ってのがまずは試練。


そしてもうひとつの試練は


パッタリと「家飲み」をなくすこと。


ほぼ毎日、ご飯と一緒にお酒を飲んでた僕にとって、それはおかしい。


これに関しては、堂々と宣言というか、ご飯食べる時に、

堂々と「お茶を飲む」に徹するしかなかった。


結果、言われたよ。


お酒飲まないの?って。


楽しくないの?て。


いくつか、言い訳も用意したよ。

苦し紛れの。

「お茶が飲みたくってさ」
「お酒って身体によくないし」
「あーやっぱりお茶が一番おいしいな」


苦しみに紛れまくってるよね。


家族旅行の時もお茶。


ありえないよね。


旅館だったんだ。家族で。


遠出で来てる。
運転も頑張った。
真夏。
1日暑かった。
海で遊んだ。
料理おいしい。


絶対飲むよね。

でも、飲まない。


「お茶が一番ご飯に合うね」っつって。


何より、一番精神的にきつかったのは、


この病気って、


「感染るんだろうか?!」ってこと。


特に、


家族に。


ご飯、お風呂、プール、・・数ある家族との接点で。


- これに関しては、【特別編】完全マニュアルに掲載 -


薬の効果でいうと、

もうわかりやすく表れた。


その時の症状としては、

この通院〜検査の1週間くらいで悪化しちゃってて、

排尿時に、痛み、痒み、熱さ、があって、

正直、トイレ行くのが怖いくらいの、痛み。


排尿時、尿道を刺されてるような感じ。


それに身体が危険信号をもってか、尿意も減って、
これはよくないなって感覚だった。


それが、薬を飲み始めると、

明らかにそれが減って、
数日経つ頃には、トイレも怖くなくなっていた。


シタフロキサシンを3日くらい飲んだ時には楽になりかけてた。

1週間くらい経つ頃には、痛みもほとんど感じなくなってた。


もう、このまま治るんだなっていう安堵感に包まれていた。


シタフロキサシンの1週間が終わって、
最後に、アジスロマイシンを飲む日は、だいぶ気が楽になってた。


かくして、2週間の服薬と禁酒を、なんとか乗り越えて、
もう一度、検査に向かった。


ただ、


苦しみは、これからだったんだ。


(つづく)

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