歴代アニメランキング

はじめに

自分が観た中から作ったアニメのランキング なるべくネタバレしないように書いているがたまに書いちゃってるかもしれない

50位~41位 面白い

50位 リトルウィッチアカデミア

「意外となかった普通の魔法使いのアニメ」

全25話。主人公は魔法使いの学校に通う魔法使い見習いのアッコ。しかしこの子は魔法が使えない。それでも明るく元気に仲間たちと魔法使いの学校で頑張っていくという作品。出てくるキャラ、世界観が非常に魅力的で毎週楽しみに見ていた。作画のクオリティがすごく高くて大好き。ロッテの眼とメガネの境界の作画がほんとに好きなんだ。そこまで重苦しくならないところもいい。日本の魔法少女はだいたいやべえので… 主人公がとびきり明るくて元気をもらえる作品。

49位 宇宙パトロールルル子

「トリガー特有の勢いがだいすきな人へ送る最高の勢いアニメ」

全13話。1話5分くらい。主人公は地球人と宇宙人が共存する町に住む女子中学生ルル子。このアニメ、一話の開始1分で主人公の父親が氷漬けになり開始4分で女の子が武器の形になって学校を破壊します。もう本当にめちゃくちゃで最高。ただストーリーラインはわりとしっかりしていてそこはトリガーの力を感じられる。ところどころにオマージュが散りばめられていてガイナックスとかトリガーとか好きな人はさらに楽しめる。良作。

48位 蒼穹のファフナー(一期)

「こんなロボットに乗るしかないんですか…」

全26話。主人公は竜宮島という孤島に住む少年真壁一騎。ファフナーと呼ばれるロボットに乗りフェストゥムと呼ばれる敵と戦う少年少女の物語。マジでファフナーとかいうロボットがあまりにも危険すぎて笑っちゃうんですよね。乗ると操縦者の脳みそが変性して機体と一体化するっていう…。乗っていく子たちどんどんえらい目にあっていくし観ててしんどかった。総士っていうキャラがかっこいいんでおすすめ あなたはそこにいますか?

47位 ゾンビランドサガ(一期)

「ゾンビアイドルアニメ」

全12話。主人公は高校二年生のゾンビ源さくら。ゾンビとして蘇った7人でアイドルをして佐賀を救う物語。文面だけだと訳が分からないが本編を観ても普通に意味が分からない。ただめちゃくちゃ面白い。キャラクターがすごく魅力的でフランシュシュの7人ももちろんだがマネージャー幸太郎のキャラの濃さがすごい。やっぱり宮野さんは凄いです。軽い気持ちで観るのがいいです。俺は純×愛が好きです

46位 とある科学の超電磁砲S

「女主人公の能力系バトルっていいね…」

全24話。主人公は超能力者の御坂美琴。とある科学の超電磁砲の続編である。中学のころみてはまった。自分が好きなエピソードはシスターズ編。アクセラレータのチート加減めちゃくちゃ中二病心くすぐられて好きだったなあ。キャラクターがすごく魅力的で、それぞれの能力の魅せ方も非常に好きなアニメ。佐天さん IS GOD

45位 Another

「ホラーなのかギャグなのか 君の眼でたしかめろ」

全12話。主人公は転校生、三年三組の榊原 恒一くん。三年三組というクラスが抱えている怪奇現象に立ち向かっていくことになります。厄災がどんどん登場人物に降りかかっていくのですが最初は死ぬほど怖かったのになんか慣れてくるとすごくシュールになってきて感情がごっちゃになる。Anotherなら死んでた というネットスラングが出たほどだから。しかしミステリーとしてのクオリティは素晴らしく恐怖を煽る演出は本当に完璧。めちゃくちゃ不気味な雰囲気が最高です。あとヒロインの見崎さんが可愛い。ミステリー小説が好きな人ははまる。

44位 少女終末旅行

「ほのぼのディストピアファンタジー」

全12話。主人公はチトとユーリ。戦争によって滅んだ世界で食べ物を探すために旅をする物語。絶望的な世界でのんびりと旅をする少女を観るだけのアニメである。このアニメの好きなところは絶望的な世界を否定していないことだと思う。絶望をなんとなく受け入れて進んでいく姿に救いをもらった人もいるのではないだろうか 廃墟とかそういう退廃的な雰囲気の絵が好きな人はかなりはまると思う。あとはチトとユーリの何気ない会話がかなり好き。

43位 鋼の錬金術師(アニメオリジナル)

「旅×ダークファンタジー」

全51話。主人公は鋼の錬金術師 エドワード・エルリックとその弟 アルフォンス・エルリック。ある日、兄弟はおかんの錬成をミスって弟が鎧になっちゃった。兄弟は弟の身体を取り戻す旅に出ます。一応フルメタルアルケミストのほうも観たが、自分はストーリー的にはアニメオリジナルほうがダークファンタジーって感じがして好きですね。特に真理の扉に対する解釈はアニメのほうが好きです。ここまで改変を許してくれた原作者が神過ぎる。重めのハガレンが観たいならこちらがおすすめです。後述するけどこれの続編の映画が本当に素晴らしいんですよね

42位 けものフレンズ

「いろんなちほーを巡る大冒険」

全13話。主人公はかばんちゃん。自分が何の動物かを知るためにサーバルちゃんと一緒にジャパリパークを楽しく冒険するよ。ストーリーは最初らへんのストーリーはがっつり子供向けって感じなんだけどフレンズはよく動物の特徴をつかめているしキャラクターがしっかり立っていて、細かいところで手を抜いていないのがよく伝わってくる。そして後半になるにつれて明かされていく世界観に関する謎の提示、回収の流れが非常に巧みですさまじい脚本力も感じられる。作り手の情熱をよく感じられる名作。OPとEDがガチで良い

41位 プリズンスクール

「ザ 下品」

全12話。主人公はキヨシ。元女子高に入学した男子学生5名の壮絶な監獄生活を描くギャグアニメ。ギャグのベクトルとしてはとにかく下品で下ネタだらけです。そのすべてが本当に面白い。ばかみたいに笑った。どのキャラクターも魅力があってよいけど俺の中でお気に入りはガクト。彼の勇姿に胸打たれた人も多いのではないだろうか。(○○○.mp3とか) きたないギャグアニメが観たい人へ。

40位~31位 とても面白い

40位 ラブライブ!

「二次創作の世界へ導いたスクールアイドルアニメ」

全26話。主人公は高坂 穂乃果。国立音ノ木坂学院に通う高校二年生。廃校を救うため幼馴染の南ことり、園田海未とともにスクールアイドルを始めることに。大ブームを呼んだ青春アニメ。笑いあり、涙ありの少しはかない物語。中学生のころドはまりしたのを今でも覚えている。Pixivの使い方やらなんやらを学んだのはこのアニメがきっかけともいえる。楽曲は知る人ぞ知る畑亜貴さんが作詞を担当しており神曲だらけである。スノウハレーション大好き。推しは園田海未です。

39位 灰羽連盟

「隣人をを救うことができるのは隣人だけだと思う」

全13話。主人公は生まれたての灰羽、ラッカ。灰羽と呼ばれる人との「オールドホーム」での暮らしを描く。これは本当に不思議なアニメで、世界にかかわる主な事柄は何も説明されない。ただ、新しい世界で生きていくラッカの生活を見守るようなアニメである。我々は基本的に「ラッカ」の視点で世界を理解していく。だからこそこのアニメは凄く心打たれるものがあるのかもしれない。彼女の成長する様に勇気と温かさが感じられることだろう。作中に登場する人物 レキの心情変化にも注目。

38位 宝石の国

「3Dアニメで表現される、美しく儚い宝石たちの物語」

全12話。主人公は宝石、フォスフォフィライト。舞台は人間が滅んで気が遠くなるほどの年が経った後の世界。宝石と呼ばれる生物たちと月からやってくる月人との戦いが主なテーマです。3Dアニメなのですが宝石の表現がとても繊細で美しい。ちょっと3Dアニメには抵抗があったが、このアニメですごく好きになった。アクションシーンもめちゃくちゃかっこいい。だがこのアニメはそれだけではない。主人公を取り巻く環境の変化、そして主人公自身の変化がこのアニメで最も面白いところだ。主人公は戦いの中でどんどん身体を失いほかの宝石などをつなぎ合わせて姿を変化させていく。その驚くほどの変化に強い衝撃を受けた。独特な世界観が非常に魅力的な良作。ただちょっと終わり方がずるい。こんなの原作買うしかないじゃない!!!

37位 モブサイコ100

「師弟青春サイキックアニメ」

全25話(二期含む)。主人子は影山茂夫、通称「モブ」。彼は日本くらいなら簡単に滅ぼせそうなほどの超能力を持っているがそれは人生において必要ないと考えており、彼なりの方法で自分を変えようとする。そんな中で超能力にかかわる陰謀や事件に巻き込まれていく…。この物語の魅力は主人公の「師匠」霊幻新隆がモブにかける様々なセリフである。みんなそれぞれに好きな名言ができると思う。強大な力を持つのに全く頼らずに自分を変えようとするモブの強い意志もほんとうにかっこよくて感動した。笑えるシーンもたくさんあるし、戦闘シーンは常軌を逸した作画(褒め言葉)をしているのでいろんな面で楽しめる。

「お前の人生の主役はモブ、お前だろ?」 霊幻新隆

36位 ひぐらしのなく頃に

「ただのホラーじゃない、ホラーアニメ」

全50話。主人公は前原圭一くん。ひょんなことから雛見沢に来ちゃって大変な目に合う。めちゃくちゃ怖いアニメとしてその名を知らぬ者はいない。恐怖を煽る演出が本当にうまくて、狂気的な顔面作画、声優の迫真の演技、効果音などによって素晴らしいホラーアニメに仕上がっている。一期を観終わった時点ではトイレにいけなくなるといわれている。個人的には綿流し編が糞怖かった記憶がある。ただこのアニメはただのホラーでは終わらない。ひぐらしのなく頃に 解ではタイトルの通りすべてのエピソードの解が示される。雛見沢にまつわる怪奇現象の真実が浮き彫りになっていく。続きが気になって一気見すること間違いなしの傑作。ホラー、グロが苦手な人はちょっと注意。

35位 さらざんまい

「欲望と愛、つながり」

全11話。主人公は矢逆 一稀。みんな大好き幾原作品4作品目。主人公含む男子高校生3人はカッパのけっぴくんをカエルと間違えてしまったことにより尻子玉を抜かれカッパになってしまう。三人は「つながる」ことでカパゾンビから尻子玉を抜き取り人間に戻ろうとするが…。 あらすじからして意味不明である。書いていて自分もおかしいと思った。だがこれは本当である。こんなあらすじだが内容は非常にわかりやすく、テーマも一貫している 幾原作品が気になる人にはこれを勧めたい。欲望は命だ。れおまぶ最高

34位 ユリ熊嵐

「がうがう 透明な嵐  百合の世界」

全12話。主人公は椿輝 紅羽。嵐が丘学園の生徒である。みんな大好き幾原作品3作品目。クマとヒトが断絶の壁によって分けられた世界の禁断の愛を描く。キャラクターがとにかくかわいい。銀子を愛せ。作画がすごくきれいで絵本風の背景がとても好きだった。自己犠牲と愛を結びつけるとこ(ちょっと違うんだけどうまく言葉にできない…。)が幾原作品って感じがして好きだな。メタファーに溢れたイクニ。やたらエロティックで百合百合する苦手なかんじのシーンがあるので苦手な人はやめてほうがいいかもね。

33位 宇宙よりも遠い場所

「JKと南極と青春」

全13話。主人公は女子高校生 玉木 マリ。小淵沢 報瀬との出会いから南極への長い長い旅が始まる。女子高校生×青春物語としてなんの文句もないクオリティで非常に見やすい。パスポートを無くす回が恐ろしすぎてあんまり笑えなかった記憶が強い。良いシーンが本当に多くて特に後半の流れは感動できる名シーンとして有名である。ぜひみたことない人は観てみてね。あと声優がめっちゃ豪華ですき。しらせちゃんすこなんだ

32位  プリンセスプリンシパル

「スチームパンク百合スパイアニメ」

全12話。主人公はスパイ組織「コントロール」に所属するアンジュ。壁によって東西に分裂したロンドンを舞台にスパイとして暗躍する5人の少女の物語を主に一話完結で描く。かわいい作画とは裏腹に結構シリアスな展開やオチが多くハラハラしながら彼女らの活躍を楽しめる。アンジュとプリンセスのいちゃいちゃ百合もいいぞ。Cボールと呼ばれる無重力状態を生み出せる装置を駆使したアクションシーンは必見。さらにプリンセスプリンシパルの世界を彩るおしゃれなBGMにも注目である。OP糞かっこいい。非の打ちどころがなく純粋に「面白い」と思えるアニメだった。続編は絶賛製作中!今ならまだ間に合う!

31位 ガールズアンドパンツァー

「戦車道×女子高校生」

全12話。主人公は大洗女子学園に通う女子高校生 西住みほ。この世界には「戦車道」と呼ばれる嗜みがあり、茶道、剣道のような存在となっている(??)。西住みほは戦車道の名門西住家の娘であり、とある事件から戦車道とは無縁の生活を送ることを望んでいたがいろいろあって戦車道をやることになる。自分は全くミリタリーに精通していないが、戦車道というスポーツになんか気づいたら馴染んでいた。ぶっとんだ世界観を当然のように感じさせる脚本力がすごい、アツすぎる展開に胸が熱くなる良作。キャラクターもこの作品の魅力の一つで、12話という少ない話数ながら個性豊かなキャラクターが多く登場する。みんな誰スキ?俺は西住みほ。

30位~21位 最高に面白い

30位 四畳半神話大系

「これが理想のキャンパスライフ」

全11話。主人公は「私」(名無し)。プライドと理想は高いが、非活動的で社交性の低い地味な青年。そんな男が理想のキャンパスライフを送るため奮闘するという内容。このアニメの特徴は主人公の一人語りがとにかく多いという点。ほかのアニメに比べ圧倒的に多いと思う。でも声優の浅沼晋太郎が読むのが上手な人で冗長なセリフがすらすらと我々の頭に入ってくる。主人公の語彙力がとても気持ちいい。出てくるキャラクターもとても印象的で小津はその中でも本当に良いキャラをしている。最後のオチも大好きです。大学生一歩手前くらいで観たけど本当にいいタイミングで観れた。

29位 天元突破グレンラガン

「熱血合体ロボアニメ」

全27話。主人公はシモン。地下世界の住民。とあることがきっかけで巨大な運命が動き出す。テンポ良く、アツすぎるストーリーがこのアニメを神アニメたらしめている。ガイナックススタッフ特有の軽快な作画がそれを可能にしている。第一部のラストが本当に衝撃的でとてつもないショックを受けた。少しの間見なくなったほどである。でもそこから立ち直って運命に立ち向かっていく登場人物たちの生きざまに本当に心打たれた。とてつもないエネルギーに溢れた大作。

28位 ヴィンランド・サガ(暫定) 

「本物のヴァイキングを描く名作」

全24話。主人公はトルフィン。舞台は11世紀初頭の北ヨーロッパ、世界を席巻するヴァイキングの生きざまを描く時代劇。この作品の登場人物はだいたい実在した人間をモデルとしており、そのせいかキャラクターたちの実在性が凄い。この作品はとにかくリアルで、少年漫画のような分かりやすい爽快感はなく、バトルも血まみれで展開もシリアスなものとなっている。ヴァイキングの描写も圧倒的略奪者って感じで最高。しっかりと柱を持った作品だと思う。続編が決定しており、わくわくしながら待っている。

27位 エヴァンゲリオン

「男子中学生に課していい責任の重さではない」

全26話。主人公は碇シンジ。父親碇ゲンドウからエヴァに乗るよう突如命令され使徒との壮絶な戦いに巻き込まれていく。小学生の時に観たのでもう記憶はだいぶおぼろげだけど、ミサトさんやらゲンドウやら大人がひどすぎるだろ…とずっと思っていた。たぶんいま見てもそうなんだろう。使徒とかエヴァのデザインの良さ、庵野さんの独特の演出が組み合わさり素晴らしい世界観が完成されている。中二病心がガンガンに沸く。今とやっぱり一番印象に残っているのはカヲル君とのお別れのシーンかな…

今となっては劇場版で知られているが元のほうを観るとさらに劇場版を楽しめるので、ぜひ。

26位 NHKにようこそ!

「クズによる痛みの物語」

全24話。主人公は佐藤達広。ある日突然外に出ることが出来なくなってしまった22歳の引きこもり(歴4年)。宗教勧誘をきっかけに少女、中原岬と出会い彼の生活は少しずつ変わっていく…。このアニメに出てくる登場人物は基本的にどこかが歪んでいてしまっていて大なり小なりの痛みを抱えながら生きている。その痛みがこちら側に伝わってきてとてもしんどい。とても恐ろしいアニメだと思う。ちょっと古いアニメなので2000年代の秋葉の描写があってそういう所も好き。ヒロインが死ぬほど良いです。OPとEDが本当に神曲です。

25位 少女革命ウテナ

「世界を革命する力を」

全39話。主人公は天上ウテナ。幼いころに王子に助けてもらったことをきっかけに自分も王子になることを夢見ている少女。「薔薇の花嫁」姫宮アンシーと出会い、彼女は「薔薇の花嫁」をかけた戦いに身を投じることになる。幾原作品。アバンギャルドな演出が特徴的。全体的に雰囲気がおしゃれで、1990年代の作画を味わうことが出来る。セル画ホント好きなんだ。決闘曲はJ.A.シーザーさんという方が担当しており独特すぎる歌詞に独特すぎる曲調。神曲だらけなのでぜひ聞い良いらいたい。魅力は本当にたくさんあるが、この作品の最も好きなところはやはりラストの展開。これは百合ではない。二人の友情の物語なんだよな…。タイトルの回収も見事です。個人的に好きな回は「光さす庭 プレリュード フィナーレ」「見果てぬ樹璃」ですかね

24位 キルラキル

「爽快感マックス!制服バトルアニメ!」

全25話。主人公は纏 流子。父の仇を探すために本能寺学園へやってきた彼女は黒いしゃべる制服、鮮血とともに学園との戦いへ挑んでいくという学園バトルアニメ。トリガーの初テレビアニメーション作品である。勢いのある展開とダイナミックな作画が特徴的で観ていてとても「楽しい」アニメ。あえて古さを意識した感じがとても好き、。主人公がとにかくかっこよくて、義理人情に溢れていて本当に良いキャラクターです。友達の満艦飾 マコもマジでいい娘で、この作品でしか表現できない良さに溢れている。元気になれる良作です。

23位 ヨルムンガンド

「おねショタガンアクション」

全24話。主人公は武器商人ココ・ヘクマティアルと少年兵ヨナ。二人の視点から物語は描かれる。両親を戦争で失ったヨナは偶然ココ・ヘクマティアルとその部下と世界各地を巡る旅をすることになる。その中でココの壮大な計画が徐々に明らかになっていく。この作品はブラックラグーンに並び大好きなガンアクションアニメだ。キャラクターがみんな最高にクールで知的。特に出てくる女性キャラはみんな個性が立ちまくっていて神。ヨナくんとお姉さんたちの楽しい会話を観るのもこのアニメの魅力の一つ。ストーリーもわかりやすく、ヨルムンガンド というタイトルに意味も理解できることだろう。ガンアクションとおねショタが好きな人におすすめです。

22位 彼氏彼女の事情

「他人を理解することの難しさ」

全26話。主人公は 宮沢 雪野、有馬 総一郎。宮沢雪野は幼少時代からすべてが優秀な優等生として生きてきた。しかしその姿は偽りであり本性は虚栄心溢れており他人から褒められるため品行方正な自分を演じていた。だがある日、本物の優等生、有馬総一朗にその正体がばれてしまうことで物語は動き出す。有馬総一朗という人間は深刻な家庭環境によって生まれた自分の中の闇をひどく自覚していてそれを知られたくないあまりすべてを拒もうとしてしまう。それをなんとか理解して解放しようとする雪野の努力には涙ぐましいものがある。庵野監督の演出がとてもマッチしていていて、心理描写が本当に巧みで心動くこと間違いない。自分らしく生きるということの難しさと尊さを描いた名作。

21位 フリップフラッパーズ

「不思議な世界を旅する百合ファンタジー」

全13話。主人公はパピカ、ココナ。ある日ココナの前に突然謎の少女、パピカが現れ「ミミの欠片」を集めるために「ピュアイリュージョン」と呼ばれる世界にともに来てほしいといわれ半ば強引に連れ出される。二人の不思議な冒険が幕を開ける。このアニメの好きなところは爽快感溢れる映像、ピュアイリュージョンの唯一無二の世界観である。映像美は下のOPを観てもらえばすぐわかる。特に好きなのは最後の青空の下を駆ける二人のシーン。爽快感に溢れていて素晴らしい。変身バンクも見どころの一つで、これは本編でぜひ確認してほしい。とにかく、気持ちがいいアニメーションを摂取することができて観ていてとても楽しい。ストーリーは少し難しく哲学的なところもあるけど考察しながらみていくと面白いと思う。本当に隠れた名作だと思う。

20位~11位 死ぬほど面白い

20位 ジョジョの奇妙な冒険

「人間賛歌」

全152話(Part5まで)。この作品のエピソードを語り始めると数千字になりそうなので「ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーの出会いから始まる何世代にもわたる戦いの物語」ということにしておく。誰もが聞いたことがあるであろう名作。自分がこの作品で好きなところは独特のセリフ回し。スっと頭の中に入ってきて離れないあの独特な抑揚と語彙力はどの作品にもない魅力がある。作画で偏見を持っている人がいると思う。かつては自分もそうだった。試しに数話観てほしい。この作画じゃなきゃダメなんだとすぐに理解できるはず。個性的すぎる作風に癖になること間違いなし。6部の続編マジで楽しみにしてます。

19位 ブラックラグーン

「最高にダーティーでクールなクライムアクション」

全24話。主人公はロック。犯罪都市ロアナプラで暮らす悪党たちの物語が描かれる。ロアナプラにおける3大マフィア(三合会)に関する出来事や突如巻き起こる物騒すぎる事件など多岐にわたるエピソードにより構成される。その中には日本が舞台の回も。結構ぐろいのとダークなオチが結構多いので苦手な人は気を付けてね。キャラクターはほぼ全員悪人でみんな語彙すこぶる汚いんだけど自分なりの筋を通していて好感が持てる。特にバラライカ姉さん、仲間想いで大好き。それ以外には容赦ないですが…。好きなエピソードはやっぱり双子編。とてつもなく切ないラストはずっと心に残っている。怒涛のガンアクションにも注目。

……歳かな、少し…少し……疲れた。 バラライカ

18位 GOSICK

「ミステリー×ボーイミーツガールの最高峰」

全24話。主人公はヴィクトリカ・ド・ブロワ(ヒロイン)、久城 一弥。時代は第一次世界大戦中のヨーロッパ。ソヴュール王国の寄宿学校・聖マルグリット学園に在籍する日本からの留学生・久城一弥は、天才的な頭脳と美しく長い金髪を持つ同級生の少女・ヴィクトリカと共に様々な事件に遭遇する。(wiki参考)主に最初のほうは事件を次々と解決していく一話完結エピソードで後半はヴィクトリカが巻き込まれていく壮絶な陰謀や彼女の過去に思うてが主な物語となる。ミステリーものとしても面白いしボーイミーツガールとしての面白さも十分に兼ね備えている。このアニメの魅力といったらやはりヴィクトリカ(CV悠木碧)のかわいさである。ツンデレ金髪ちっちゃ女をすkれ。彼女の服の色が心の変化に合わせて変わっていくのが個人的にすごく好きだった。最終章の展開がほんとに良くてシンプルなんだけどめちゃくちゃ感動する。あまり有名でないのでもっと知ってほしいなあと思う傑作。

17位 謎の彼女X

「理解できない女心を繊細に表現する恋愛アニメ」

全13話。主人公はごく一般的な男子高校生椿明。居眠りをしていた卜部美琴のよだれを舐めたことによって彼女と交際することになり二人は関係を深めていく…。という物語。「どういうこと?」とここまで読んで感じたと思う。だがここを語りすぎるととんでもなく気持ち悪くなるのでこの作品のどこが素晴らしいかについてだけ書いておこうと思う。このアニメを気持ち悪く語らないのはあまりにも難しい。このアニメの面白いところとしてまず、17歳男子の心理描写が上手すぎる。そして、「男から見た女の子の心理描写」が首がちぎれそうなほど頷いてしまうくらいに巧みなのだ。それは神秘性といってもいいかもしれない。私から見た女の人に対する不可解さというか 不思議さのようなものがリアルに感じられる。自分の貧乏すぎる語彙ではそれを伝えきることができない。ぜひ観て確認してほしい。ノスタルジー溢れた作画、1970~1990年を感じさせる美しいOPとED、そしてヒロイン卜部美琴の可愛さ。このアニメには自分の好きなものがたくさん詰まっていた。

16位 あの夏で待ってる

「複雑な男女関係を描く爽やか青春アニメ」

全12話。主人公は霧島 海人。カメラで撮影することが趣味の男子高校生。舞台は夏。「遠く離れた場所」から突如やってきた貴月 イチカ(ヒロイン)が霧島家に居候することが決まることから物語は始まる。青春恋愛アニメ。個人的な好みの話になるが、人間関係がこじれている恋愛ものが好きだ。代表例でいったらとらドラ!とか。(とらドラはアニメ観てないのでランキング入りせず。)「あの夏で待ってる」もそのタイプで非常に関係がこじれています。下図はその関係。(ややネタバレ)

無題

しんどすぎる。主人公以外誰も報われないんよ…。イチカはもちろんだんだん主人公に魅かれていく…。みんなそれぞれ好きな人の好きな人を理解しているところが余計にしんどい。こんなわりとドロドロな関係だが、みんなすごくいいやつで後味が悪くない爽やかな終わり方をする。そこが自分が好きなポイントの一つである。カンナとイチカの感情がぶつかり合う対話シーンは本当に胸にくる神回なので観てほしい。。最終回もすごく泣ける名作。夏に観るととてもいい気持ちになれる。

15位 デスノート

いい感じの動画なかったのでURLないです

「天才VS天才の紙一重の頭脳戦」

全37話。主人公は夜神光。警察局長の父を持ち、東大への進学もほぼ確定している天才男子高校生。彼はある日、名前を書いた人間を殺すことが出来るノート「デスノート」を手に入れる。彼はそれを用いて自分の理想とする新世界を創造しようとする。この作品は頭脳バトルアニメという点で本当に面白い。中に現れる人物「L」と夜神光の対決がやはりこの物語のパワースパイクだろう。毎回夜神光は実に狡猾な方法でLの疑いの目を切り抜けていく。続きが毎回気になりすぎて三日くらいで観た覚えがある。Lが本当に良いキャラをしていて唯一無二の個性をしていると思う。一般人が考える本物の「天才」感がめちゃくちゃに良い。ハラハラドキドキの頭脳戦を楽しみたい方へ、おすすめです。

14位 人類は衰退しました

「面白いのはOPだけじゃないよ!!」

全12話。主人公は「わたし」。舞台は旧人類が衰退し、旧人類よりはるかに高い能力を有する新人類「妖精さん」が生きる世界。主人公は妖精さんと旧人類の関係を取り持つ調停官の仕事に勤しんでいます。その中で起こる癒しとブラックの両方の性質を併せ持つストーリーが展開していきます。この作品はほかにはない独特さが非常に魅力的。まず、主人公含め登場人物の固有名詞がまったくでてきません。さらに特異的なのが「妖精さん」の存在。彼らの生態というのは実に不可解で主人公たちはどんどん不思議な世界に巻き込まれていきます。独特のゆるふわ空間が味わえる神アニメ。主人公がいい感じに腹黒くて、女主人公の中だと一番好きまであるかもしれないです。

13位 コードギアス 反逆のルルーシュ

(良い感じのがなかったので総集編のPVです)

「勢いがある展開が持ち味の傑作アニメ」

全50話。主人公はルルーシュ・ランペルージ。C.Cから他人を自分の命令に従わせることのできる力を持つ「ギアス」を得る。ルルーシュは「黒の騎士団」を結成し巨国「神聖ブリタニア帝国」に反逆を開始する。このアニメはとにかく展開が上手い。個人的にアニメを観るときに考えるのが「勢い」で、コードギアスは勢いに優れたアニメだと思った。毎回「これどうなるの????」って思いながら観てた。主人公ルルーシュのキャラクターがほんとに良くて、自分から地獄に足を踏み入れていく系主人公大好きなんですよね。C.Cもすき。

12位 シュタインズ・ゲート

「記憶を消してもう一度見たい傑作タイムリープアニメ」

全24話。主人公は岡部倫太郎。秋葉原の小さなサークル「未来ガジェット研究所」のリーダーで橋田至や椎名まゆりとともに意味不明の発明品を作ったりして遊んでいた。ある日、彼らはタイムリープマシンを作製することに成功してしまう。これがきっかけとして様々な事件に巻き込まれていく…。このアニメは伏線回収がものすごい。一話からしっかり目を凝らしてぜひ見てほしい。鳥肌が止まらん。自分のタイムリープものとしてのバイブルはこれになった。主人公のキャラクターも好きなポイント。中二病っぽくていつもふざけたことを言ってばかりだけど、孤軍奮闘する姿は本当にかっこいいよ。あとヒロインは誰が好きですか??私はまゆしぃです。タイムリープものとしての設定もすごくわかりやすく、SFだが気楽に楽しめる構造になっているのでぜひ観てほしい。

11位 PSYCHO-PASS(一期)

「監視社会を舞台に描かれる名作SFアニメ」

全22話。主人公は常守朱。新任監視官として配属された彼女は、高い「犯罪係数」を持つが能力が認められた人間たち「執行官」とともに犯罪者を裁いていく。脚本は虚淵玄が担当している(重要)。設定がまず素晴らしい。この世界にいる人間は「シビュラシステム」によって数値化されており適正職業などもそれによって決められる。そんな監視社会の中で生きていくことの歪さを描くのがすごく上手い。あと、話的には警察ものなのだが、ガンアクションというよりは主に知恵比べのような戦いが主となっておりそれが最高にかっこいい。狡嚙さんと槙島さんが本当に素晴らしくて、お互いを信頼したうえで対立する関係がとても良い。それはルパンと銭形であったり、Lとキラのような。主人公の常守朱の監視官としての能力、そして性格、心情の変化もぜひ気にしてほしい。二期も観たけど、個人的には一期のダークで知的なサイコパスが大好きです。ぜひ観てみてください。

10位~1位 間違いなく面白い

10位 電脳コイル

「なんだかせつなくて懐かしい近未来SF」

全26話。主人公はヤサコ / 小此木優子。小学6年生。「電脳」技術が発達した近未来での小学生たちの暮らし、そこで巻き起こる事件を描く。このアニメは2007年に作られたアニメなのだが世界観の形成が凄い。小学生たちは「電脳メガネ」をかけることで現実空間に重なった仮想空間にアクセスすることができる。いわゆる「MR(複合現実)」である。(当時のことはよく知らないけどまだまだ知られていなかった用語のように思える。)小学生たちはみな電脳メガネをかけ、教室に形成された仮想空間で黒板に落書きをしたり、放課後は銃を打ち合いハッキング勝負をしている。その風景はとても先駆的なものでありながらありふれた光景のように描写され、この作品特有の魅力を放っている。さらに少し古い2000年代のような街並みと都市伝説や噂話といった日本的な文化とMRという近代的な要素が組み合わさることで懐かしさと新しさが融合し、近代SFとして素晴らしい作品となっている。小学生の描写も個人的にはめちゃくちゃ好きで、小学生男子のクソガキ感とか、第二次成長期を先取りしている小学生女子の落ち着いた感じとかめちゃくちゃリアル。人間関係、SF、背景、どの観点から見ても楽しめる大傑作。見るべし。

9位 進撃の巨人(暫定)

「一筋縄ではいかない一流ダークファンタジー」

全85話(三月十五日時点)。主人公はエレン・イェーガー。突如「巨人」の誕生により窮地に立たされた人類は巨大な3つの壁の内側で暮らすことでなんとか生き延びていた。しかし、ある日「超大型巨人」と「鎧の巨人」によって壁は破られ、人類は再び生命の危機に陥る。母を巨人に喰われ、故郷を奪われたエレンはすべての巨人を駆逐することを決める。進撃の巨人はあまりにも良いところがありすぎてどこから書けばいいかわからない。まずアニメ特有のすばらしさについてここでは書きたい。(多少のネタバレを含む)まず、音楽。澤野弘之さんという方が主に作曲しているがこれが進撃の巨人の世界観にピッタリマッチしている。巨人化するときのBGMとか何回聞いても鳥肌が立つ。進撃の巨人の壮大で残酷な世界観を見事に表現している。そして作画。3期まで担当したWIT STUDIOの仕事は完璧で立体機動装置のシーンは爽快感に溢れていて素晴らしい。獣の巨人の時と、ケニーと市街地で戦うときのリヴァイの作画がたまらなく好きです。あとはなんといってもシナリオと物語構造の巧さ。どんでん返しの繰り返しで観ているこっちは毎回続きが気になってしょうがなかった。毎回毎回終わらせ方が上手すぎるんですよね。30分の使い方が気持ち悪いくらいうまい。

自分は原作読んでないのでものすごく毎週が楽しみです。オチによって順位が上下しそうな作品。

8位 涼宮ハルヒの憂鬱 

「セカイ系学園SF」

全28話。主人公は男子高校生のキョンと、女子高校生の涼宮ハルヒ。高校入学時にいきなり「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」と言う変人である。彼らの出会いによって世界は少しずつ変わっていく…。一時流行ったいわゆる「セカイ系」である。ここ最近「セカイ系」って言葉を聞かなくなってきたような気がする。セカイ系作品(イリヤとか最終兵器彼女とか)についてもいろいろ話したいけどここでは割愛。

自分の中で涼宮ハルヒの憂鬱は自分の中で一番日常と怪奇のバランスが上手いなあと思う。というか自分にとってのSFとかそういうものの基礎になっている作品です。これは観てもらわないと説明がすごく難しいのでぜひ見てほしい。キャラクターもすごく良いです。キョンは今でも自分の中では最高の男主人公です。ちょっとだるい感じだけど巻き起こる事件を楽しんでいるところとか、人格の描き方がすこぶるいいんですよ。涼宮ハルヒは「ツンデレ」の基礎として教科書に乗せるべきだと思う。ツインテールのくだり死ぬほど好き。(語彙力がない) SF×学園としては最高傑作だと思う。ぜひ

エンドレスエイトは別に全部見なくてもいい

7位 Phantom 〜Requiem for the Phantom〜

「ニトロプラス製アニメは最高だぜ」

全26話。主人公はツヴァイ / 吾妻 玲二。ただの日本人だったがとある組織に記憶を消され正体不明の少女・アインとともに暗殺者として人生を送ることとなる。原作は「Phantom-PHANTOM OF INFERNO」というニトロプラスのゲーム。シナリオは虚淵玄が担当している(重要)。ちなみにアニメの脚本にも虚淵さんは参加している。話の内容としてはかなり暗めのガンアクションって感じ。主人公のツヴァイがとにかく可哀そうな目にあい続けます。というか出てくる人が全員可哀そうなことになる。特に話の中盤あたりに出てくるキャルって娘のエピソードはめちゃくちゃ悲しくてすごくグッときた。どうしようもない行き違いが生んでしまう悲劇を描くのが上手すぎるんよニトロプラス×虚淵。鬱アニメというほどではないかもしれないが悲しい話が好きな人にはぜひおすすめしたい名作。ガンアクションもかっこよくて主人公がチート並みに強いので観てて気持ちよかった。これマジで面白かったのにあんまり有名じゃないの悔しいよ…。

6位 魔法少女まどか マギカ

「願いが呼ぶ悲劇」

全11話。主人公は鹿目まどか。「キュウべぇ」とかいうのと契約することで願いを一つかなえてもらう代わりに魔法少女となって魔女と戦う少女の生きざまと運命を描きます。鬱アニメといえば「まどマギ」といわれるくらいには有名だと思う。自分はこれを観たときは中学生とかだったけど本当に強い衝撃を受けた。みんながそれぞれを幸せを願うのに(マミさんは除く)それぞれに悲劇が訪れる。そんなことがあっていいのかと思った記憶がある。特に自分がしんどかったのはさやかちゃん。他人への想いが報われない悲しみってほんとにつれえ。悲劇としての側面も素晴らしいが魔法少女の世界観の魅せかたがすごく好きだった。キュウべぇとかいうやつの情報開示能力がずるがしこすぎて何度も驚かされた…。「魔法少女」と「魔女」の設定はマジで天才だなと思う。劇団イヌカレーによる独特な魔女世界の演出もよかった。シャフトと相性抜群。独特の不気味さがめちゃくちゃ癖になる。魔女文字とか今思い出して懐かしくなった。演出、シナリオ、キャラクターすべてが完成された名作。

5位 新世界より

「衝撃だらけのミステリーSF 偽りの神に抗え。」

全25話。人類が「念動力」を手にした世界の1000年後を描くSF作品。主人公は渡辺 早季。この物語は主人公たちが12歳、14歳、26歳の時の3部構成で描かれる。「新世界より」は超面白いのにあまり知られていないタイプの作品のうちの一つであると思う。アニメを見た後、原作の小説も読み、こっちも実に傑作だったが、アニメの表現力の高さのおかげだったようにも思える。それくらい原作の雰囲気が上手く出せている。

皆はもし超能力、今作ではいわゆるサイコキネシスが使えるとしたらどうするだろう?そんな世界がもし実現したらどうなるだろう?そんなことを考えた後にこの作品を観てほしい。このアニメはその問いに対する一つの解を出している。「新世界より」の世界の残酷さとバカバカしいリアルさ(空想世界のリアルさといったらいいのか 言葉にしがたい)に自分は衝撃を受けた。人の醜さというものがこのアニメにはよく現れる。

この作品は最初から最後までどんでん返したっぷりで一度観始めたら止まらないこと間違いなしである。ラストの展開は今でも多くのオタクたちから支持を受けている。このアニメのキャッチコピーは、「偽りの神に抗え」。自分が見てきた中で最も秀逸なものだ。ぜひ覚えたうえでアニメを観てほしい。ホラー的な展開も多くあるのでグロやその辺が苦手な人は注意するように。し。しその要素も含めてこそ、このアニメは真の傑作である。

4位 ピンポン

「ハードボイルドな男たちによる最高の卓球アニメ」

全11話。主人公はペコ - 星野裕、スマイル - 月本誠。片瀬高校の卓球部に所属する二人と、中国からやってきた雇われ選手チャイナ - 孔文革(コン・ウェンガ)、ペコとスマイルの幼馴染で強豪校海王学園に所属するアクマ - 佐久間学(さくま まなぶ)、そして海王学園最強のキャプテンドラゴン - 風間竜一(かざま りゅういち 5人の男たちの卓球に賭ける人生を描く。ピンポンはまず、作画がすごい。本当に「漫画みたいに」動くアニメで、これに最初は慣れない人がいると思うがどうか見続けてほしい。独特のスピード感あふれる卓球シーンが最高なんです。。後はスポーツものはあまり見ないが、この作品は「才能と努力と愛」という非常にシビアなテーマを上手く描いていると思う。特にアクマに対してスマイルが放つ「それはアクマに才能がないからだと思うよ」(うろおぼえ)はなかなかつらいものがあった。スポーツ系にありがちな「友情」要素のようなものはもちろんこのピンポンにもあるが、それは薄く孤独な5人の男たちそれぞれの内面の描写が人一倍描かれているように感じる。ドラゴンとかはそれが特に顕著で、チャイナは救われたりして…。とにかく5人全員が主人公だと思えるくらいキャラクターの言動であったり行動に説得力があって共感できる。あとはワードセンスもハチャメチャに好き。声優さんがみんな上手でくさくないというかマジでかっこいい。笑えるくらいに卓球に一生懸命な彼らの物語をぜひ見てほしい。何かに全力で打ち込んだ人にはすごく刺さる作品だと思う。

3位 メイドインアビス

「絶望と希望いっぱいの冒険アニメ」

全13話。主人公は探窟家見習いのリコとロボットの少年レグ。舞台は未開の大穴、「アビス」。そこには人類の理解を超えた「遺物」や生物が存在している、主人公リコは偶然倒れていたレグとともに母親を探すため、アビスへ挑む。「メイドインアビス」は、ジャンルでいえばダークファンタジーアドベンチャーである。主人公たちは様々な苦難を乗り越えながらアビスの奥深くを目指す。この「苦難」がガチの苦難である。その原因として、アビスの一つの要素「呪い」にある。「呪い」とは、アビス内のみで起こる現象で、穴を降りるときには発動しないのだが、昇るときにそれは現れる。階層によって内容は異なるが、浅いところでは吐き気などの体調不良程度で済む。しかし深くなってくると全身から血が出たり、人間ではない存在「なれ果て」になってしまう。この呪いの要素がメイドインアビスをメイドインアビスたらしめていると思っている。帰ろうとすると呪いが発動するため、アビスに入ってしまったらもう二度と故郷に帰ることはできない。それでもロマンを求めアビスへ足を踏み入れていく探窟家たちの愚かさと勇敢さが素晴らしい。実によくできた設定だと思う。舞台設定もさながら、この作品はキャラクターも素晴らしい。主人公のリコは最初は元気いっぱいの女の子なのかな 程度に思っていたが回を重ねることに彼女には狂気といってもいいほどのポジティブさと勇敢さがあることがわかる。12歳の少女がやる行動じゃないんよあれは…(たまうがち)。最初は自分は母を探す彼女の勇気に共感していたはずが彼女は我々の想像力をすっ飛ばして果敢に前へと進んでいく。ここでレグの出番だ。彼は非常に強力な体と能力をもっているがリコよりも感情的で、取り乱す場面も多い。最初は異質とされていた彼が物語が進んでいくうちに視聴者たちに最も近い存在であることに自分たちが気づいていく。ボケとツッコミが逆だったみたいな。これが個人的に面白いなとおもっている二人の関係性である。論理とロマンで物事を考えるリコと直感で感情的に物事を考えるレグの二人の思考性の違いは話に膨らみを持たせてくれる。それは第5層、ボンドルドとの会話に顕著に表れている。(これは映画の話になってくるが)

少し語りすぎてしまったので他のキャラは割愛する。また追記するかもしれない

もう少し話したい魅力としてはアビス内の美しい景色だろうか。原作でも非常に繊細で独特な自然観を見せてくれるアビスだが、アニメでは特にきれいな景色に感じた。まるでとなりのトトロに出てくる森を初めて見た時のような感覚。アビスの原生生物もザ・ファンタジーの生物って感じで心がくすぐられる。これが自分が何度もメイドインアビスを観た原因かなと考えている。小学生のころ「ピクミン」というゲームの世界観が大好きで、それに近しいものを感じたからかもしれない。

メイドインアビスは美しく、残酷なアビスと個性あふれるキャラクターによって生まれる至高のダークファンタジーアドベンチャーである。


2位 輪るピングドラム

「難解なのに、なぜか感動してしまう 愛の物語。」

全24話。主人公は兄弟である高倉冠葉と高倉晶馬の妹の高倉陽毬。三兄弟は仲良く日々を過ごしていたが、陽毬は余命わずかであった。ある日陽毬は水族館に行きたいといい三人で出かけるが陽毬はそこで倒れ、死亡してしまう。悲しみに襲われる兄弟。すると突然ペンギンの帽子を被った陽毬が「生存戦略!!」と声高らかに叫び、彼女は蘇生する。別人格「プリンセス・オブ・ザ・クリスタル」に乗っ取られた陽毬から、兄弟へ「ピングドラム」を見つければ陽毬を完全に蘇生してやると告げられる。彼らの「生存戦略」がはじまる。

意味の分からない展開ですね。そう幾原作品です。これは自分が初めて観た幾原作品だが、アニメという観点に強い影響力をこの作品は与えた。電光掲示板などの電車を基盤とした前衛的な演出がたまらなくクールで、無駄な情報をなるべく排除しつつキャラクターの心理描写を直接的かつメタファーも交えて展開する。みていると頭がパンクしそうな情報量がとても気持ちいい。「あ~なんとなく理解したかな」と思うと次々と新たな謎や人物が出てきたりして「あ~わからない」となる繰り返しである。このようなアニメに出会ったのはピングドラムが初めてで、アニメを考察することの喜びをこの作品は与えてくれた。さらにこの作品のすごいところはただ難しいだけでなく、しっかり筋、テーマを通してきれいにオチを着地させるところ。少しわからないところもあるけれど、最後は本当に感動する。キャラクターそれぞれの背景が本当に重くて、これはものすごくネタバレなので伏せるんですが関係性が好きなオタクたちにはめちゃくちゃに刺さると思う。その隠された関係を知ったうえで観る二回目のピングドラムが、たまらなく面白いんだ…。独特なセリフも特徴で、見た後は口ずさみたくなるようなセリフが大量に存在する。自分は「早くすりつぶさないと」「しびれるだろう?」がすきです。2022年には映画化も決まり、根強いファンが多い今作。これを機に観てほしい。

1位 少女☆歌劇レヴュースタァライト

「自分がアニメに求めているものがこれにはすべて詰まっていた。」

全12話。主人公は愛城 華恋。聖翔音楽学園に通う高校二年生。聖翔音楽学園では、一学年に一つ演目が与えられ、主人公たちの演目は戯曲「スタァライト」であった。時は2018年。高校二年生となった二年A組に突如転校生、神楽ひかりが現れる。それをきっかけとして物語は動き出す。トップスタァをかけた「オーディション」が今、幕を開ける。少女☆歌劇レヴュースタァライトはジャンルでいえば「舞台もの」にあたるが、どちらかといえば内容はキャラの内面に焦点を当てたものとなっている。これには注意してほしい

自分はこのアニメの一話を観たとき、涙が出た。美しい「レヴュー」の演出に胸打たれ、自分でも感じられないくらい自然に。このアニメの演出は、群を抜いて素晴らしいと感じた。計算された照明、それによって際立つ登場人物たちの動き。おしゃれすぎるフォントデザイン。レヴュー(オーディション内で行われる対決)の挿入曲。そのすべてが自分の嗜好に合致していて本当にうれしかったことを、今でも覚えている。一話はYouTubeにて無料公開されている。このアニメがすきになれるかどうかは正直自信をもって「はい」とはいえない。それは自分がこれまでいくつか観てきたアニメの経験ありきの面白さのように感じているからである。ただ、少しでも興味があるのならば観てほしい。一話にはほかの話よりも多くの絵コンテが使用されており、制作陣の本気度をうかがうことが出来る。

↑一話URL。観ろ

演出に関しては実ににわかなので多くは語れないが、「対比構造」であったり「上手、下手」などについて意識しながら観ればこの作品をより楽しめるだろう。まあそんなこと考えなくても死ぬほど楽しい。この作品は前衛的ながら様式美を持っている作品だと思っていて、ラストの展開までの運びのスムーズさには唸った。すべてが自然で美しい。それはただ展開が読みやすいというわけではなく、「レヴュースタァライト」としての物語の締め方として100点満点なのである。ここまで作品を楽しむことに没頭できる作品はないのではないかと思う。この作品は所謂「美少女もの」の側面も持ち合わせており、個性豊かな9人のキャラクターが登場する。12話という少ない話数ながら9人全員に綺麗にスポットライトを当て全員を魅力的に仕上げている。これはカップリングものとしても捉えられる物語で、そのようなものが好きなお方にはぜひおすすめしたい。自分は「星見純那」が好きです。これを観た知り合い何人かに推しを聞いて回ったがみんな異なっていて驚いた。そのくらい、各キャラクターに魅力がある。

少女☆歌劇レヴュースタァライトは、自分がこれまで観てきたアニメで少しずつ分かってきた自分の好きな要素というものを形にして表したようなアニメだった。「息を呑む美しい演出」「何度でも聞ける挿入歌」「個性豊かなキャラクター」「素晴らしい作画」「きれいなシナリオ」「衝撃的な展開」…。挙げていくときりがない。それくらいに自分にはハマった。この作品はこの先、自分が生きていく中の大事な一部になると今考えている。

さいごに

自分の中でランキングを作っていく中で、アニメのことを思ったより好きになっていたんだ、と再認識することができ、またかつての楽しかった記憶を思い出すことが出来た。このランキングに入り込んでくれるような素晴らしい作品を求めまたオタクはアニメを観る。





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