オーディション攻略法①(宣材写真について)
今回はオーディションの攻略法について書いていきたいと思う
だいたい流れとしては、
一次審査:書類審査
二次審査:実技・面接
というパターンが多いだろう。
他にも実技が二次で面接が三次だったり、六次までやることもある。
まあ、形式はそれぞれだとして、必ずといっていいほど行われる書類審査と実技と面接について深くお伝えしていこうと思う。
オーディションと言っても、プロダクションの新人タレント募集のオーディションだったり、舞台のキャストオーディションとかレコード会社のボーカルオーディションとかいろいろあるけれど、実技以外はある程度同じポイントを注意すると良いだろう。
まず今回は書類審査を通過する為の攻略法として、宣材写真について書いていきます。
▼宣材写真について
書類審査に通らないと会ってももらえずに終わってしまうので、是非とも通過してもらいたいと思うのだが、
審査員をしていて「あるある」なのが、宣材写真と実物が違い過ぎること。特に女性がこのパターンが非常に多い。
でも書類審査を通る為には、宣材写真を良くしたいという気持ちは分からなくはないというか、良い写真を使わなくてはいけない。
宣材写真で大切なことは、最近撮った物であることと、そのオーディションに合う写真を選ぶことの2点だ。
最近撮った写真というのは、髪型や髪色、体系などが今と同じということです。だから、当然髪型が変わったり、髪色が変わったら撮りなおすのが基本。
特に役者のオーディションの場合、宣材写真はロングヘアーで、審査員としては役柄に合いそうだから書類審査を合格にしたのに、会ってみたらショートになっていたという場合は非常に困る。
そして、そのオーディションに合う写真を選ぶというのは、プロダクションのオーディションであれば一番良い写真というので構わないのだが、CMとかの募集で学生役とかOL役とか決まっている時には、そういう服装(募集している役に合う服装)で撮った物を用意するのがベストだ。
あとは基本的に顔写真と全身写真を1枚ずつ用意するのが基本。顔写真は出来るだけ自然に微笑んでいる物の方が無難だ。全身写真は女性なら俗に言うモデル立ちしているポーズが無難だろう。でも、写真で個性を出したいのであれば、自分らしいポージングでも良いとは思うが、これは吉と出るか凶と出るかは分からない。
ペーパーで送る場合、自撮りとかは控えた方が良い。中学生とかでお金がないとかなら仕方ないが、自分の人生をかける仕事のオーディションを、そんなインスタントな方法で準備するという人と一緒に仕事をしたいとは思わない。モチベーションを疑われる。
まあ自撮りでも照明も準備して、背景もきれいで、メイクもばっちりという感じであればいいけど。
世の中にはオーディション用の写真を撮ってくれるフォトスタジオがたくさんあって、そんなに料金も高くはないのだから、そういうところでちゃんとプロに撮ってもらう方が良い。
本気でプロになりたいなら、そのくらいの先行投資くらいはできるだろう。そのくらいのこともしない、つまりあなたは自分すら先行投資しない商品であるということだから、他人があなたに投資したい、育てていきたいと思うことは少ないだろう。よっぽどずば抜けていれば別だが。
上記はあくまでこれはペーパーでの書類審査の話だ。
今は、スマホから写真とプロフィール送ればOKという書類審査も増えてきているので、写真についてはそうなると自撮りになることもあるのは承知している。
その場合、せめて自撮りではなく、友達や家族に撮ってもらうことをお薦めする。光の具合で肌の色の見え方が変わるし、撮られることに専念した方が仕上がりは良いはずだ。
そして、スマホで撮ることで良い部分といえば、やはり直近の写真であるというのはメリットになる。実際に、CMとかのオーディションだとプロフィール写真とは別にスマホで今の写真を送ってくれとかいうことも多々ある。
いずれにしても、学生さんであれば、宣材写真の服装は制服で構わない。もちろんおしゃれした服装の方が良いという気持ちならばそれでも良いが、中学生や高校生の場合はあまりメイクをしないで撮った方が良いだろう。
あと控えてもらいたいのは、背景がごちゃごちゃしている写真。旅行で撮ってきた写真とかも、このオーディションにかける意気込みはひとつも伝わらない。
そして、写真の加工は基本しないように。光を明るくするとかは良いけれど、盛ったりしているのが加工だとばれるものは「加工しなきゃダメな素材なんです」と自分で言っているようなものだ。
宣材写真とは、あなたという商品が「こういう見かけをしてますよ」ということを、見ず知らずの人に見てもらい、審査されるものなのだ。
インスタント過ぎても盛り過ぎてもダメ。今のあなたにできるベストな物を準備することが大切です。
思ったより、宣材写真の文章が長くなったので今日はここまで。
次回は、書類審査用のプロフィールの書き方をお伝えしていこうと思います。
サポートいただけたら嬉しいです。