タレントになるには①
今日は「タレントになるには」の第一弾。
歌手や役者やアイドルやモデルになるには・・・と被る部分もある。
「タレント」っていうのは辞書では、才能とか技量、テレビやラジオに出演する芸能人とか書かれている。
意味については間違ってはいない。
でも、プロダクションからすると「タレント」とは゛商品゛でもある。
プロダクションの立場から言うと、才能や技量だけを売るという訳にはなかなかいかない・・・
生身の人間が商品っていうのは本当に大変なんだ。
「物」が商品なら、それはそれで管理が大変な「物」もあるだろうけど、勝手に遅刻したりしないし、わがまま言ったり、体調悪くなったりって、生身の人間相手とはかなり違う。
だから、私がまず新人さんに言うのは、自分が商品であるという自覚を持つようにということ。
プロダクションに所属していようと、健康管理は本人じゃないとどうにも出来ない部分が大きい。
本番日に体調不良だろうと穴を開けられない現場も多々ある。
それにフリーで活動していたり、プロダクションにまだ入っていない人の場合は自己管理は全部自分でやらなくてはいけない。
この自己管理の意味を分かっていない人も結構多いので書いておこう。
・健康管理
・時間の管理(スケジューリングや起床時間や入り時間の確認含む)
・スキルの管理(磨ける技術は磨く)
・心の管理
他にも細かいことはたくさんあるが、フリーの場合は最低でも上記4つをきちんと自分で管理できなければ、あなたをタレントとして「一緒に仕事をしたい」、「その商品を売りたい」と思う人は少ないだろう。
自分がマネージャーとして、自分という商品を自信を持って売れる商品にしていくというのがまずやることだ。
自分が自信のない商品を他人が売ってくれる確率はかなり低いだろう。
自己評価については、高すぎてもダメだしちゃんと等身大の自己評価をしていかないといけない。
ここが自分では一番難しい部分だと思う。
なので、私はそこをアドバイスしていくことが多い。
これはプロダクションに入っている人についても、プロダクションのマネージャーに頼まれたり本人に頼まれたりでやってきている。
それを『タレントディレクション』と言ったりしている。プロモーションやマネジメントまでは私はやらないというスタンスで、ディレクションと言ったり、プロダクションによってはタレントミーティングと言ったりさまざまだけど、このnoteではディレクションと言っておこうと思う。今後度々この言葉が出てくると思うので。
ちなみに、自己管理についてプロダクションに入ったら、時間の管理についてはプロダクションが管理してくれる場合が多い。もちろん売れないうちは自分で管理の時もあるけど。
あとは、お金の管理や交友関係、法律を守るとか、社会人としての最低限の常識みたいなのは、当たり前すぎるのでそこから説明が必要な方は、ちょっと厳しい・・・
年齢は関係なく、仕事というプロフェッショナルが集う場所で、社会人としての一般常識は兼ね備えておかないと話にならない。
子供タレントさんのように、保護者同伴なのもある程度の年齢までだし、私が知っている子供タレントさんは小学生でも一人で現場に来る人もいて、役者魂が凄い人もいる。だから年齢は関係ないなといつも思う。
ということで、今日はここまで。
また続きは今度書きます。
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