プロダクションに入るには
プロダクションに入る方法としては、オーディションを受けるかスカウトされるかのほぼ二択だ。
プロダクション傘下の養成所からプロダクションに所属となるパターンは全くないとは言わないけど、正直少ないのが現実だ。やはりあくまで養成所はスキルをアップさせる場所と割り切った方が良いだろう。プロダクションに入ってからプロダクションの勧めで受けるレッスンとは、まったく意味が違う。養成所は誰でも入れるところが多い。でも、プロダクションはオーディションがあるのだから・・・
オーディションについては、攻略法の記事をいくつか書いたのでそちらを参考にしていただくとして、スカウトについて書こう。
スカウトは実際に、いろんなプロダクションが行っている。私も以前、原宿でスカウトをしたことがある。プロダクションの人と一緒に、スカウトに同行させてもらった感じだったけど、面白かったなぁ。やっぱり良いなって思う人は、すでにどこかのプロダクションに入ってるんだよね。声かけやすいのは女の子一人とか二人組かな。でも、別にナンパじゃないので、親子連れでも良いなと思う人には声かけて、親御さんともお話して。
では、スカウトされたらどうしたら良いのかというと、まず必ず名刺をもらうこと。その場で事務所についていかない方がいい。
今はあるのか分からないけど、スカウトされてすぐそこに事務所があるから話だけでもって、事務所に連れて行かれて、うまい話をされて、宣材写真だけでも今日撮ろうと言われて、その分のお金取られたっていうのは、私の生徒が何人か経験してる。
事務所といっても、宣材写真撮るだけでプロモーションとかしてないみたいというか、スカウトして宣材写真撮る為に、原宿に事務所構えている場合だってあったんだから。今もあるのかな。宣材写真だけじゃなくて、だいたいそういう場合は、レッスンを勧められたりするのが王道。
くどいけど、タレントになりたい人達はスカウトされたら、事務所についていきたくなる気持ちもわかるけど、後日連絡すると言って、名刺をもらうようにした方が良い。ついていったら、AVとかもない話ではないので。女性は特に気を付けた方がいい。
名刺をもらったら、ネットで事務所の名前を検索してみる。ホームぺージがあれば、どんなタレントが居るのか見てみる。あとは、社名+評判とかでも検索して、情報を集めるようにしよう。新しいプロダクションだと、情報が少なかったりするので、代表者の名前で検索してみると良いかも?
ただ、本当に悪い事務所の場合、ネットの悪い評判を消す為にお金をかけてることも多々あるし、良い評判も自作自演の場合もあるから、ネットの情報は厄介といえば厄介だ。
知ってるタレントが何人かいるプロダクションであれば、そんなに問題ないとは思う。一人しか有名な人がいなくてもアットホームなプロダクションで一人を大切にプロモーションしてくれるとかもあるし、小さいプロダクションで有名な人は現時点でいなくても、新人で育ててある程度売れてきたら大手に移籍させててるとかもあるから(※)、本当に業界の外からではプロダクションの良い悪いの判断は難しい。
(※)のプロダクションについて、なぜある程度売れてきたら大手に移籍なのかというと、もちろんそのままそこのプロダクションでプロモーションし続ける場合だってあるけど、小さいプロダクションの場合はマネージャーの人数が少なくて、売れ始めた時っていうのが一番厄介だったりもする。嬉しい悲鳴だけど、マネージャー一人をそのタレントにがっつりつけるほどの稼ぎもない場合、このまま自分のところで面倒みるかの岐路になる。
そこで、知り合いの大手に話をして移籍させるというパターンがある。その場合、移籍金をもらえる場合もあるけど、まだそんなに売れていない場合はない場合もある。
あとは、ちょうどタレントの所属契約更新の時期になるから、移籍という場合もある。この場合は、タレントから言い出す場合もなくはない。いずれにしても、移籍した後に大ブレークしても、元いたプロダクションが「あのタレントは元々うちにいた」っていうのは、大々的に言えない。そういう条件が移籍契約に入ってる場合があるから。
私もこの移籍契約は結構仲介したことがあるので、いろんなパターンがある。元のプロダクションとしては、自分のところでがんばってきたタレントさんなので、出来れば自分のところで面倒みたいという気持ちはあるんだけどね。
ということで、小さいプロダクションでも新人さんのプロモーション、売り込みや育成に熱心なところも多々ある。
大手のオーディションをどんどん受けるべきだと思うけど、小さいところの場合は、ちゃんと見極める必要がある。お金だけ取られてしまうこともあるし、ちゃんとタレントとして面倒みてくれるところもある。
スカウトでその場で一緒に来てとか、答えを急がすところは怪しいと思った方が良い。本当にあなたに魅力を感じているなら、待ってくれるものだ。
話がそれまくった気もするが、あなたに合うプロダクションを見極める参考になったなら嬉しい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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