スマホからSNSアプリを消した

「とりあえずスマホを出してSNS」「時間の確認をするついでにSNS」みたいな時間が多すぎた。

電車待ちのために駅のホームにいる時間。電車に乗っている時間。エレベーターやエスカレーターに乗っている時間。信号待ちの時間。カフェでコーヒーを頼んで待っている時間。友達と会ってご飯を食べていても、相手がお手洗いに立った瞬間にすぐSNS。

なんか怖いな、と思ったのだ。「めちゃくちゃしっかり、ちゃんとSNSを見よう！」なんて目的でSNSを開くなんて、滅多にない。必ず枕詞には「とりあえず」や「なんとなく」がつく。手持ち無沙汰だから。ちょっと時間が空いているから。何もせずボ〜ッとしているよりは、ひとまずスマホを手に取ってSNSを見ていれば、格好がつくし。少なくとも「ただボ〜ッとしている人」には見えなくなる。

でも、怖い。「とりあえず」や「なんとなく」で時間を奪われていくのが怖い。そう、奪われる、という意識になっている。自分が、望んで、SNSを開いているのに、どこか開かされているというか、やらされている感。そこに一抹の、筋違いの被害者意識を感じるのである。

なので、実験的にスマホからSNSアプリを消してみました。これまで「とりあえず」「なんとなく」SNSを開いていた時間は、本を読んだり、Kindleで本を読んだり、Netflixでドラマや映画を観たり、とにかくエンタメに費やすことにした。

これまでも人並み以上にドラマ・映画・本に時間を割いてきたつもりだけど、SNSに割いていたぶんもそっくりそのまま移行しようと思います。SNSは、作品の感想だけ淡々とあげる場にする。投稿を見るのは一日数分とか、それくらいのレベルに落とし込もうと思う。

つまり、私は自分の時間を支配したい。支配されるのではなく、時間を使いこなしたい。期間は半年くらい。限りなく自分の人生からSNSを排したら、果たしてどうなるのか、実験してみます。