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【小規模事業所の経営者向け】採用できる“土俵づくり”30日プラン|Day 12 SNS連動で週1投稿! “リアルな社内”が応募を呼ぶメカニズム
SNS連動で週1投稿! “リアルな社内”が応募を呼ぶメカニズム
はじめに
前回(Day 11)は、HP写真や実例紹介を充実させることで、応募者が「ここで働きたい!」と思いやすくなる話をしました。
しかし、HPは更新頻度がそこまで多くない媒体でもあり、訪問者に“最新の社内状況”を常に伝えるのは難しい――。そこでDay 12では、SNSとの連動を活かして“リアルタイムの職場感”を発信し、採用につなげる方法を掘り下げます。たとえ週1回の投稿でも、意外な反響を得られることが多いのです。
1.なぜSNS連動が採用に効く?
(1) 最新の雰囲気を伝えられる
HPに載せる正式な写真や文章は、頻繁に更新しにくい。
SNSなら「今日はデスクをちょっと模様替えしました!」などライトな話題も気軽に発信できる。
(2) 応募者が“生の社内”をイメージしやすい
ここ数日の出来事を知るだけでも、「人間関係が良さそう」「ちゃんと忙しそう」とリアル感がある。
テキストで「アットホーム」と書くより、写真付きのSNS投稿が何倍も説得力を持つ。
(3) 拡散効果
スタッフ自身がSNSで共有すると、友人知人に広がる→スタッフ紹介採用の活性化にも繋がる。
ポイント
SNSによって、**“企業公式感”と“親近感”**を両立するのが狙い。小規模であっても“ちゃんと活動してるんだな”という印象を持ってもらえる。
2.週1投稿で大丈夫、始めやすいSNS活用ステップ
プラットフォーム選び
小規模事務所なら、Instagram(写真メイン)かFacebook(文章もしっかり)のどちらかが定番。
Twitter(現X)やLinkedInも状況に応じて検討してOK。
投稿頻度
“毎日更新”はハードルが高い。まずは週1回、社内の出来事やミーティング風景など軽く共有。
スタッフの一言コメント付き写真が最も簡単。
HPとの連携
SNS投稿に**「詳しくはHPへ」**のリンクを載せる。
HPにはSNSのフィードを埋め込むなど、相互誘導で見てもらえる機会を増やす。
ミニTips
投稿ネタに困れば、「新人スタッフが覚えた業務」「オフィス改善のビフォーアフター」「動線リニューアル」「雑談ミーティング風景」など、Day 6〜7で取り組んだ内容を写真にすれば良い。
3.実際に“SNS→応募”に繋がる流れ
応募者がハローワークやHPを見て興味を持つ
「でも実際の雰囲気はどんな感じだろう?」とSNSをチェック
SNSの投稿で“週1”でも最近の社内が分かる
オフィスの写真、スタッフの笑顔、行事や勉強会…
応募者の不安が和らぎ、「ここいいかも」と応募決定
面接時に「SNS見ました」と言われる
具体的な投稿内容に話が及び、面接もスムーズ
“先輩がこんな風に働いてるんですね”など会話ネタになる
成果
こうして**HPだけでは補いきれない“今”**をSNSがカバー。応募者との距離が縮まり、離職リスクも減る。
4.スタッフに任せる? 経営者が発信する?
(1) 経営者が発信
メリット:意思決定が早く、思いが直接伝わる
デメリット:忙しくて更新が続かないリスク
(2) スタッフが運用
メリット:職場の“リアルな日常”が出しやすい。チームで写真を撮りあうなど継続しやすい
デメリット:経営者がチェックしないと、投稿内容が逸れる可能性も
(3) 分担して運用
週1回ごとに担当を回すなど、各スタッフが自由に書ける体制
経営者が最終チェックする程度
まとめ
SNSで“週1投稿”するだけでも、HPや求人票だけでは伝わらない“リアルな社内”を発信できる
応募者は写真や日々の投稿から、雰囲気の良し悪しを判断。だからこそ、やり方次第で採用成功率を高められる
**明日(Day 13)では、「オープンブック導入:成功&失敗例」**を掘り下げ、数字をスタッフと共有する取り組みが採用にどう影響するかをお話しします
次回予告 (Day 13)
「オープンブック導入:成功&失敗例(全数字公開or部分公開?)」
(この記事は、喜多が“小規模事業所の経営者”に向けてお送りする「採用できる土俵づくり」連載のDay 12です。Day 13では“オープンブックマネジメント”の導入とそのメリット・デメリットを取り上げていきます。どうぞお楽しみに!)