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【小規模事業所の採用ノウハウ】そもそも自社の強み、ちゃんと語れていますか?|30日間投稿 Day7

そもそも自社の強み、ちゃんと語れていますか?
「“うちは小さいし…”で思考停止していませんか?
小規模だからこそ活かせる強みが、意外と多いんです。」


はじめに

前回(Day6)までは、「ハローワークを侮っていませんか?」という視点で、小規模事業所ほど無料チャネルを使い倒せば思わぬ人材と出会える可能性があることをお話ししました。
とはいえ、「うちに強みなんてないんですよ」「大手と比べると見劣りするかも…」と、そもそも自信を持てない方も少なくないはずです。

なので今回は、「自社の強みをちゃんと語れてますか?」というテーマで深掘りしていきます。若手や未経験者に魅力を感じてもらうには、何を伝えればいいのか、一緒に確認してみましょう。


Q1. 「うちなんて小さいから、強みなんてない…」

A1. 小規模こそ“変化に強い”“裁量が大きい”という強みがあります。

  • 意思決定が速い

  • 社員それぞれの声が届きやすい

  • なんでも経験できるから、若手ほど成長機会が多い

大手が安定や知名度で勝るなら、小規模は“スピード感”や“密な関係性”で勝負。
「大企業より劣っている」と思い込む前に、小規模だからこそ可能な魅力を言語化してみませんか?


Q2. 「具体的にどんな強みを言えばいいのかわからない…」

A2. 所長やスタッフの生の声を集めてみると、意外な魅力が見つかります。

  • “先輩がすぐフォローしてくれるから、未経験でも安心”

  • “自分のアイデアが、その日のうちに所長へ届く”

  • “少数精鋭だから、一人ひとりが主役になれる”

経営者からすると当たり前の環境でも、若手や未経験者からすると「え、そんなにやらせてもらえるの?」とワクワクする要素かもしれません。
周りのスタッフに聞いてみると、「実はそれ、他社ではなかなかできないことですよ」という発見があるはずです。


Q3. 「こんな小さな事務所のビジョンなんて、誰も興味ないですよね?」

A3. むしろ“ビジョンや夢”があるからこそ、若い人が惹かれます。

  • 「3年後に○○人規模を目指している」

  • 「地元の○○分野でNo.1になりたい」

  • 「専門性を高めて、若手をリーダーに育てたい」

こうした夢や方向性が明確だと、「自分がここで活躍できそう」と感じる若者も多いです。大手で埋もれるより、小規模の成長ストーリーに乗ってみたいという動機が生まれます。


Q4. 「スタッフに聞いても『特にないです…』って返されたら?」

A4. その場合は“普段の会話”や“ちょっとしたエピソード”を掘り下げてみるとヒントが出やすいです。

  • 「先輩が仕事で失敗したとき、所長がどうフォローした?」

  • 「初めて担当した案件で学んだことは?」

  • 「作業効率を上げるアイデアが通ったときの気持ちは?」

スタッフは照れや遠慮があって「何もないですよ」なんて言いがちですが、エピソードを思い出してもらうと、「実はこんな体験があって…」と出てくることが多いです。


Q5. 「それを求人票や面接で語るだけで若者は来る…?」

A5. “来ない理由”を減らすだけでも大きな効果があります。

  • 何も語らない → 「ここで働くイメージが湧かない」

  • 少しでも魅力やビジョンを語る → 「なんか面白そうかも」と思う人が出てくる

大手と違って、宣伝費や知名度がない小規模だからこそ、個性的なエピソード具体的なビジョンを見せることで意外な“当たり人材”が興味を持つことがあります。
最初から「どうせ…」と諦めるのではなく、まずは「どんな強みがあるか」を整理して、求人票・面接でしっかり伝えるだけで、採用の景色は変わってきます。


まとめ

「うちには強みがない」というのは幻想かもしれません。

  • 小規模ならではの裁量の大きさ

  • スピーディな意思決定

  • スタッフや所長同士の密なコミュニケーション

  • 明確なビジョンや将来像

こうした“強み”をきちんと言語化できれば、「若手がわざわざ小規模を選ぶはずがない」という固定観念を打ち壊せるでしょう。
まずは、自社にしかない魅力をしっかり洗い出してみませんか?


次回予告

【小規模事業所の採用ノウハウ】未経験だから戦力外…その思い込み、捨てませんか?|30日間投稿 Day8
次回は、「未経験はどうせ使えない」と考える経営者向けに、実は未経験者こそ大きく成長してくれる話や、見極めのコツをお伝えします。お楽しみに!


バックナンバー一覧
喜多の採用ノウハウまとめ


※この記事は、喜多が“小規模事業所”での採用を経験し、実践してきたノウハウをもとに構成しています。「魅力なんてない…」と自信が持てない方こそ、一度スタッフに聞いてみると意外な強みが見つかるはずですよ。

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