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夏休み明けの2学期、子どもが「学校へ行きたくない」と言ったら

現在小2の娘は、
小1の夏休み明けから不登校になりました。
事の発端は2学期の始業式でした。

「学校に行きたくない」

そう娘は言いました。

みんな始業式までに頑張って宿題を終わらせている。
それなのに始業式に休むというのは、何だか卑怯に思えてしまいました。(その時は)

私は小学生の時、夏休みの宿題は7月に終わらせるタイプだったし、普段の宿題もやらないなんてことはなかった。
長くフリーランスのWebデザイナーをしてきましたが、納期は必ず守ってきました。
なので、自分の大事にしてきた価値観・信念と違うことを娘がしようとしたため、相当激怒し、無理やり連れて行こうとしてしまったのです。

1時間くらいはどうにか学校に連れて行こうとしたし、たくさん酷いことも言いました。
「みんな頑張って宿題やってきたのに、初日に学校に行かないなんて卑怯じゃない?」
とか、
「じゃ、ランドセルだけ学校に持って行くね!」
とか。
今思い出すと自分の怒り方は異常だったと思います。思い出したくない。
それほどまでに私にとって「始業式に休む」という事はありえない事だったのです。

しかし、娘は全く譲らず、重いランドセルを抱えて娘を連れて行くのは無理だと思い、諦めました。

結局、始業式は休みましたが、その翌日は宿題を持って登校しましたが、
その後休みがちになり、
9月2周目くらいから本格的に不登校が始まりました。


ちょうど1年前くらいの出来事なので、この時期が近づくと胸がキュッと痛みます。

今思うと、そこまで責めることだったんだろうか?と疑問に思います。
ですが、当時は「一度甘やかしたら、今後も行かなくなる!」と必死だったのかもしれません。


その後、本格的に不登校になり色んな本や動画などを見ましたが、
「1年生の夏休み明けに学校に行かなくなる子は真面目な子が多い」
と聞きました。
うちの娘もそうだし、実際行き渋りがあった子のお母さんと話すとほぼ100%真面目・繊細な子でした。
1学期で疲れちゃって学校に行けなくなっちゃうんですよね。

こちらにも書いたのですが、
もし、2学期の始業式に休みたいと言ったら、

「はーい
じゃ、宿題もやったし、放課後に先生のところに持っていこうか」
と言うだろうなと思います。

そういう対応をしていたら、
もしかしたらまた普通に行けていたのかもしれません。
分からないけど。

もちろん仕事の都合とかで休ませられないとかあると思いますが。


そして、今は小2になりましたが、
1学期は五月雨登校。
でも、1学期の終業式には

「夏休みも楽しみだけど、
早くみんなに会いたいな!」

と言いました。


とはいえ、来週の始業式は、
1ヶ月ぶりなので多分
「行きたくない」
と言うかもしれません。
というか、今から「始業式は行かない」と宣言しています。

行かないと言われても、
「そっかー 分かった」
と言うと思います。

世の親は、夏休みの宿題とか始業式に囚われ過ぎているのかもとようやく気づけました。

娘は宿題はまだあんまりやっていませんが、
この夏休みは
規則正しい生活をしたし、
たくさん遊んだし、
お手伝いをたくさんしてくれたし、
兄弟で仲良くしていたし、
喧嘩をしてもすぐに仲直りしたし、
いいところはいっぱいあったので、

宿題が終わらなくても、
始業式に行けなくても、

「ダメな子」

ではないと思えるようになったのです。


1年前、娘が不登校になってくれたおかげで、
自分の価値観を変えざるを得なくなりました。
おかげで、
この夏は肩の力が抜けて、
何よりも私が楽しく過ごせました。


もしかしたら夏休み明けの始業式に学校に行きたくないと言い出す子もいるかと思いますが、
始業式に行かないからといってダメな子ではないし、
きっと1学期頑張り過ぎた反動かと思うので、
責めるのではなくて寄り添ってあげて欲しいなと思います。

私は対応を間違えたので、
不登校の期間が長くなってしまったと思っています…!
不登校の期間が長くなるだけならまだいいですが、親子関係が悪くなるのは最悪です。


このnoteが誰かの役に立てば幸いです。

不登校に関してのnote↓

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