詩「大空と大地のはざまで」(詩&絵画の作品)
大空は雄大で果てしなく
流れる雲や吹く風は
今日も自由であることを表明している
大地もまた広大で果てしなく
花々は咲き誇り
木々は大地をつかみ
小鳥たちは楽し気にさえずる
今日もいつものように
自然であることを表明している
大空と大地のはざまで
ひととき間借りしている僕たち人間は
まるで主人のように振る舞い
今日も何かを蹴り飛ばし
まさに自然でないことを表明している
自ら作り上げた四角い箱の中で
今日も自由でないことを表明している
今や小鳥たちのさえずりも
心なしか少し憐れみを含み
狂い始めた季節の大きな雨粒は
そんな僕らの誤解を解くために流した
大空の涙なのかもしれない
ご覧いただきありがとうございました。
また次作にて!