悔しいって、叫びたい。
どうすればいいのか、わからないことがある。
本当に「ここで働きたい」と思える場所を見つけたのに、そこにはお金がない。その会社が私を雇うには、お金がない。この会社には、今後もたくさんの人が関わってくる。同じように、ぜひここで働きたいという人が出てくるだろう。
社長も私と働きたい。私も社長と働きたい。それなのに、お金が私の邪魔をする。お金がないことが障害になる。でも、もしも今、お金がないことを理由に私が諦めたら、社長はまた何度も、同じように諦めることになるのではないか。僕も何度も、同じことで諦めるのではないか。そうして何度も何度もお金がないから、力がないからと、私自身も自分のやりたいことから逃げていくのではないのか。
私はこの会社を残していきたい。今家庭教師をしている子が、同じ会社で働きたいと言っている。働いているのを、私も見たい。5年後だ。今から5年後まで、この会社を残したい。それまでに、新しい仲間を迎えて、一緒に働きたい。苦しいこともきっとあるだろう。悔しいこともあるだろう。大変なことも多いだろう。そして何より、私自身それと向き合うのを今日までずっと避けてきた。
でも、今日会社で働くメンバー全員が飲み会に集まったときに思った。私はここで働きたい。この会社に入れない理由は、本当にお金しかない。そして、苦手なことと向き合わなくてはいけない。私の力不足しか、この会社に入れない理由はない。全部、私の責任だ。私が怠慢を働いてきた責任だ。インターンをしていた時期から、私はずっと頑張れていなかった。
営業に行きたいと思ったこともあった。でも、私は言葉にできなかった。仕事に手を抜いたこともあった。でも、私はそれを言わなかった。次の人がこの仕事をどんな風に受け取るか、明確に見られない時期があった。誰のために、今の仕事をするのかを見てやれない時期があった。
私は未来のために働きたい。この会社に入ってくる新しい仲間を迎えるために、働きたい。それなのに私に力がないことが悔しくて、悔しくて。ふがいなくて苦しくて。私はいつも、一番やりたい力がない。一番必要な力だけが、いつも欠けている。
この叫びだしたい気持ちを、誰にぶつければいいのかもわからず。なにができるのかもわからず。自信も、実力も、勇気もない自分を見せつけられて、嫌で嫌で仕方がない。
今日、そうやって悩んでいる自分が居たということを、ここに残しておきたい。
2017年5月10日