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自律神経?
12月16日、所用で神戸に行った。車に関する件なので、車で行ったのだが、とにかくえらい寒いと感じていた。
僕の車、Peugeot208は暖房がやたらと効く。効かないよりは効くほうがいいのだが、それにしても厳寒期でも、しばらくフル稼働させているとサウナ状態になる。よって車内が一旦温まったら、あとは相当緩めないと真冬でも汗だくになってしまう。
しかるに12月16日の帰路、神戸市から奈良市まで一時間と少々、ほぼ暖房をガンガンに効かせた状態のままで通してしまったのだ。
さすがにこれはおかしいと思って、着替えて寝室に入って、まずは体温を測った。そうしたら37.9℃。案の定発熱していたのだ。「やたら寒い」のは悪寒だったわけである。
すぐに葛根湯を飲んで寝たのだが、翌朝には38.7℃になっていて、その日は最高で39.4℃まで上がってしまった。
僕は毎日Instagramにわりと長い日記を書いているのだが、その日の日記はさすがに短い。
【A型インフルエンザ😷】
頭が回らないので、短歌はなし。
ほぼ一日中寝ていた。
夕方、近所の醫院に行って検査してもらったら、やはりインフルエンザ😷だった。
40℃近い高熱のわりに声は元気なのだが、スマホ触る気にもならずとにかく寝ていた。かなりしんどい。
でも抗ウイルス剤と解熱剤のおかげで、ようやく少し楽になってきた。
#風邪 #インフルエンザ #a型インフルエンザ #発熱 #高熱
これだけである。A型インフルエンザだったわけだ。そら、高熱になろうて💦
しかしインスタ日記を見ると寝込んだのは三日ほど、四日目からぼちぼち動き出し、五日目にはほぼ平熱となっている。
ところが、以降これを書いている2025年2月10日に至るまで、ほぼ毎晩7度台の微熱が出る。日によっては日中も微熱が出る。殆どが7度台前半なのだが、時々7度8分ぐらいまで上がって驚かされたりもする。
どういうことだろうか? しかも、熱があると言ってもしんどいとか怠いとか、自覚症状はゼロ。なので普通に動けるのだ。
一月上旬ぐらいまではできるだけ静養を心がけ、外出は最小限にしていたのだが、インフルエンザ罹患からひと月を過ぎると、さすがにもうじっとしているのもしんどいと、平常運転に戻した。それでも体調に変化はなく、治るでもなく、悪化するでもない。
僕は冠動脈にステントが入っているし、「数値の上では治ってます」と主治医に言われる状態はキープしてはいるが、糖尿持ちである。毎朝5錠の薬を飲み(他に精神科の薬も2錠)、週に一回、「不老長寿の妙薬」の自己注射もしている。不老長寿の注射とは糖尿病の新薬GLP-1受容体作動薬のことなのだが、副反応としてアンチエイジングがあり、おかげでダイエット薬などとして美容外科が処方するので、糖尿病患者にいきわたらないと一時問題になったこともある。そのぐらい、霊験あらたかな薬なのだ。
ということで、若い頃からのかかりつけ、甲子園のO医院に、糖尿病に罹患した2018年以降は毎月診察を受けに行っている。そこで今月の月例診察時に先生に相談してみたら、血液検査と胸部レントゲンを撮ることになった。
血液検査の結果、腫瘍マーカーに異常はなく、炎症反応もなく、つまり「異常なし」。胸部Ⅹ線写真を見ても、肺は奇麗で影一つない。つまり肺癌でないことは勿論、肺炎も起こしていないし、肺結核でもないということである。
先生の見立てでは、糖尿病のせいもあって、自律神経がどんくさくなっているのだろうと。「発熱」は身体の自衛現象で、体内に入り込んだ細菌やウィルスを高熱で殺そうという行為であり、それを司るのが自律神経なのだ。自律神経が鈍いので、インフルエンザはとっくの昔に治っているのに、まだ「発熱して菌を殺そう」というからの反応が残存し、それが夜ごとの微熱の原因らしい。
よって、経過観察ということになった。来月の検診でまだ熱が続いていたら精密検査になるやもしれぬが、さすがにそれはなかろう、と思う。
60歳になって思うけど、人体って不思議である。