【食エッセイ】奥深い山の中で絶品“塩サバ定食”を食す
それは愛媛県との県境に近い、高知県の山奥、中津渓谷の入り口にある。
中津渓谷は石柱や雨竜の滝などの景勝地で有名な観光地だ。といっても、アクセスはなかなか悪く、観光客でごった返すような場所ではない。
その入り口に、「笑美寿茶屋」がある。
店内ではうどんや定食などのほか、地元野菜や漬物、工芸品からTシャツまで、様々なものが売られている。
さて、グーグルさんで店探しをしていたら、笑美寿茶屋さんのメニューに塩サバ定食があるのを発見。無類のサバ好き。焼きサバ、サバ味噌、サバ寿司、なんでもこいな俺は、一瞬の迷いもなく突撃した。
はじめにレジで注文とお支払い。
塩サバ定食、お願いします!
しばらくすると、サバが焼けるい〜い香りがしてくる。もはや腹減りマックス。出来上がるまで、そんなに広くはないが充実してる店内を散策。
少しして呼ばれた。出来上がったようだ。受け取りに行く。
おー!いい焼き色と香りの焼きサバだ!
俺は魚好きだけど、食べるのは下手。だからなるべくは骨ごと全部食べる。食べ終わった後、綺麗だからね。
さっそくサバに齧りつく。
あー旨い。なまら旨い!
挙句にちょうどいい塩加減でご飯も進む。それにしても、焼きサバの脂って本当にうまいよな〜。
大事に食べたいのに、バキュームのごとき胃袋に吸い込まれ、あっという間に食べ切ってしまった。
今回もいい店と出会えた。必ず近々、再訪しよう。