2025 東京新聞杯・きさらぎ賞 予想【教育系競馬予想】


東京新聞杯

2度あることは3度あるのか

 昨年の東京新聞杯で、キング騎手とサクラトゥジュールのコンビが内目からの鮮やかな抜け出しで勝利を飾った。

 去る1月の金杯で、コンビを再結成したこの人馬が再び内目抜け出しで栄冠を手にした。キング騎手のアグレッシブかつ大胆な騎乗が印象的である。

 そして今回。引き続きキング騎手騎乗のサクラトゥジュールは、ちょうど昨年と同じ、またも1番枠からの発走で重賞3勝目を狙う。目下のところ単勝は5番人気の約8倍だ。いかにも走りごろに見える。

 だが、改めて出走表を見渡してみたとき、サクラトゥジュールと対称の枠に入った馬が、つまり16番枠のセオだが、現在単勝33倍もついているこの馬は、果たして5回のうち4回もサクラトゥジュールに負ける馬だろうか(8:33=約1:4ということで)。金杯も速いペースになって後ろの馬に有利なところ、先行有利の中京でやや相殺されていたとは言うものの、よく粘っていた。そもそもサクラトゥジュールの前走は何もかもがうまくいっている。

 今回のセオの人気は大外枠が嫌われての分も込みだと思われるが、大外に入った代わりにメンバー構成は逃げ馬ほぼおらず、先行脚質の馬でさえ探すのに苦労するほど。セオの先行力と東京マイルのスタート後の長い直線を考えれば大外の不利は最小限に、それほどロスなく回って来られるのではないかと見ている。枠が悪い分オッズで期待値を上げたこの馬を金杯に引き続き狙ってみる。左回りで走れることを確認できたのが前走は収穫だった。

 何より、2勝クラスを走っていたころから愚直な先行競馬を続けてきたこの馬は、常にレースに参加することによって力をつけてきている。中京記念とカシオペアSの大失速はどちらもハイペースがたたってのものであるが、あそこまでバテたところを見ると、1800よりはやや長い可能性もある。陣営が1400の阪神Cに登録していたのもうなずける。逃げを厭わない先行を常に続けられる馬がどれだけ馬券にとって心強い存在かを示してくれるだろう(バランスオブゲーム理論)。

 今の東京の馬場は極端な高速ではなく、土曜日の競馬を見ていても内・前はよく粘っている。勝ちタイム1分32秒台後半くらいのイメージ。自ら逃げるか、メイショウチタンの2番手くらいのイメージでイーブンペースを刻めば、馬券圏内に入って来られる。超高速決着を好む・望む4枠二頭(ブレイディヴェーグ・ジュンブロッサム)が人気を背負ってくれているのだから、しかもジュンブロッサムは59キロで、今の東京がそこまでの高速でないなら、そういう馬場でも走れる馬を狙うべきであろう。

 ボンドガールはマイルに距離短縮されるのがいかにも向きそうなのがかえって地雷っぽいにおいがする。ウォーターリヒトの方が、ここ3走のレースっぷりが昨年の春とは見違えるエンジンのかかりになっているので、ここでも有力ではないかと思える。


結論(予想区分B 単勝以外買い)

 券種が難しい。単勝オンリーでもよいかと思ったが、期待値は十分だが勝率がやや薄いような気がするので、連勝と組み合わせる。ただ、相当の展開利が働くパターンもないとは言えない。差しに有力どころが固まっている以上、単勝をおさえない馬券は大後悔を生む可能性もあるので。

単勝 16 (40%)
馬連 12-16(20%)
ワイド12-16(40%)
 


きさらぎ賞

結論(予想区分C 見送り)

 少頭数で妙味も少なく、また馬場が読みづらくて難しいのでケンとする。
 注目馬は東京スポーツ杯の内容がよかったサトノシャイニング。

予想区分:A(単勝予想)
期待値的に単勝による資金回収が十分可能だと考えられるレースで、単勝予想を行う。レース直前に予想を発表することができないので、「〇倍以上であれば購入」の但し書きをつけることがある。

予想区分:B(単勝以外予想)
期待値的に単勝では資金回収が困難だと考えられるレースで、単勝以外や単勝と他券種を組み合わせた券種での予想を行う。

予想区分:C(ケン)
上記ABいずれにもあてはまらない(方針の定まらない)レースで、なぜ馬券購入が困難であるのかの理由説明を行う。

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