2024府中牝馬S・予想　思いのほかの激戦【教育系競馬予想】

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アイルランドトロフィー府中牝馬S

馬場予想・バイアス

　日曜日はメインレースのリステッド競争が芝2000で勝ちタイム1分57秒4。これは差し馬が前をとらえきれなかったものだが、馬場自体が前有利というわけではないと思われる。先行集団と後続集団で隊列が分断された展開のアヤだろう。
　馬群が密集した形で進む芝1800なら外から末脚に優れた馬の差し切りも十分に考えられる。

ペース予想

　先行したい馬がそれなりに揃っている。逃げを主張する、となるとラリュエルかコンクシェルか、といったところだと思うが、コンクシェルの陣営からも「モマれなければ番手でも競馬はできる」という牽制が入っており、実際問題はゲートが開いてみないとわからないところはある。コンクシェルは外枠なのがやや嫌味だが、内の先行馬を見ながら無理のないペースで先行出来るという利点もないわけではない。しかしそうしたからといって馬券に絡めるのかは別問題だ。ペース度外視でとにかくハナ、か２番手、をとりに行った方が好走率は高いかもしれない。
　1000m58秒台後半～59秒台くらいのミドルペースを予想。
　予想決着タイム1分44秒台半ば～後半。

予想区分とその理由　

　予想区分はＢ。　

　春以来の競馬のマスクトディーヴァの56キロはまあ普通としても、１年ぶりのＧ１馬ブレイディヴェーグの57キロは１年ぶりの馬にとっては優しくない。「何とか間に合った」は陣営の本音のコメントだろう。ここで３番人気を引き離した２番人気を背負ってくれるのなら、疑問視して臨む方が得だと思う。昨年のエリザベス女王杯ははっきり言って「空き巣」（失礼）と言ってよいくらいの低レベルなメンバーだったと思うし、何よりローズＳ２着からの臨戦だったこの馬が１番人気だった時点でそれは察せられる。勝ちタイムも普通、上りタイムも普通、１年ぶりの出走でもビビらなければいけないほどの馬ではないはず。

　そもそもはコンクシェルの単勝の予定だった。夏のクイーンＳが終わった直後から決めていた。しかしメンバーがそろってみると、逃げられるかどうかさえよくわからないのがちょっと嫌である。内枠のラリュエルが「自分の競馬を」とのことだから、マイルの３勝クラスでも逃げ切り経験のあるこの馬がスタート普通ならコンクシェルよりも前に行く展開になるのではないか。しかも前述のように先行したい馬はそこそこいるので、間に何頭も挟んで外々を先行しないといけない展開になるとコンクシェルはきついかもしれない。そう思った。

　しかし休み明けで「目標は先」と公言している１キロ重いマスクトディーヴァが絶対かというとそこまででもない気がする。ただヴィクトリアマイルの競馬を改めて見ると、あれは直線の不利がなければ勝っていてもおかしくはなかった。それと、ローズＳの勝ちっぷりを見るに、1800が一番合っている感はあるのだよなあ…。

　ともかく、馬券の本命は、アスコルティアーモとする。今年の桜花賞馬アスコリピチェーノの姉。こういうのは血統的に人気になりやすいのだが、関越Ｓの凡走と、おそらく鞍上が津村という地味めな騎手になったことにより盲点となって単勝28倍である。スタートセンスが抜群で、2000のレースを見ると１Ｆ長い印象、東京1800は最も合っている条件だと思われる。内枠を引いたが、スタートとその後のダッシュがよいからこれがマイナスになる確率が低いのがいい。好位につけて、前がバテるのをかわして、展開が向いて後ろが差し遅れれば粘りこんでの勝利まで期待している。タイムは詰める必要があるが、成長・充実の４歳秋、1分44秒5までは対応してくれるはず。

　伏兵も実は多い。シンティレーション、フィールシンパシーあたりの走りに注目している。

結論

単勝　2　（60％）

馬連　2-6 （40％）