おはよう。
昇りたて朝日が
濡れた雨雲と躍りながら。

お休みの朝
まだ寝坊中…。

離れられないほど
絡めた指先を
そっとほどいた。
体が欲する水分取り、
あなたに口移しする。

その唇からつたう雫を
やさしく舐めた。
ただ
夢の中のあなたを
この手で
柔く甘く包み込んだ。