シグナル

私の中の何かが
この器から
ただ光放ち
内部を抉り
溢れ出そうとしている。

私にとってとても厄介なもの
重低音が鳴り響き
耳を塞いでも
この鼓動を打ち破る。

あなたの目指した方向に
もう私の姿はないだろう。
狂おしい。
交わることない世界が
ただ平行線を辿り
互いを傷つけるなんて。

私はそこで待つ
誰も見ぬ未來の果てで。
ここまで迎えに来て、
必ず。