「情シス部長のつぶやき」Vol.63【システム間連携】
【システム間連携】
メーカーに勤めているといろいろなシステムが導入されています。
簡単なもので言えば「Office」系のものから、勤怠管理システム、もちろん、ERPは会社の基幹であり、他にも品質管理システム、調達管理システムなどなど。
最近ではこれらのシステムはクラウド化、Saasになっているものが多く、導入までのハードルが低くなっていたりします。
で、API連携できる、という魔法の言葉を囁かれ各部門で思い思いに導入してから、情シス部門に「どうやって効率化、連携するのか?」と問われることがあります。
いやー、あのね。
情シスに相談なく導入してから効率化を手伝って!とか、手間が増えてかなわん、と言ってくる担当者がいたり…
情報システムはそれ単体でも十分効率化されるところもありますけど、データ連携することで会社としてのメリットが大きくなるものです。
これをわかっていながら後付であれこれ言ってくる経営陣。
たとえば、業者の言いなりでIDを10桁で登録してしまった勤怠管理システムと、社員番号が8桁を使って登録したERPがあったとした時。
アカウント管理として、勤怠管理システムの下8桁を社員番号にして連携が取れるようにすれば少なくともID連携の仕組みは作れます。
しかしながら、これが共通化していないから、変換プログラムを作るとか必要になり、余計な管理が増えたりします。
他にもレシピなんかは発注管理と配合作成で共通化できるのですが、桁数違いから、品目名違いなどバラバラで検討しているから、簡単に効率化できなくなっています。
情シス部にいるとこれらのシステム間でこうすれば連携できて効率化される。というものが見えるのですが、要件定義の段階から打ち合わせに参加せず、いざ本番!のときに連絡が来るだけ、ってことが続きました。
そりゃー、「知らん!勝手にしなさい」と言いたくもなる。
が、まともに言ったら喧嘩になる(ユーザーのわがままと思ってますけど)
ここを会社のためと思って進めるのが情シス部!と自分に言い聞かせ、部下に言い聞かせ…!?(部下からは文句が次々と出てくる…)
こんな毎日を過ごしているとホント麻痺しますね。
とれが正解かわからん!と思うことが多くなった日々を、過ごしております。