ほぼ週刊「情シス部長のつぶやき」Vol.17【プロジェクトマネジメント②】

【プロジェクトマネジメント②】

大きなプロジェクト、工期の長いプロジェクトになると、色々なところに気をかけなければなりません。

プロジェクト品質、コスト、納期、いわゆる「QCD」は当たり前として、体制維持又は強化や、メンバーのモチベーションダウンを避けるなど、色々と気をかける事が多いですね。

更にはプロジェクトを成功させる大きなポイントとして、スコープを明確にすること。得てして要件定義をしだすと膨らみがちになる。「総論賛成、各論反対」になって、枝葉が多数生まれることにより、例外対応がコストも納期も遅らせる。

プロジェクトのキックオフ前に役員会にかけて、決定したことを納期が長くなれば役員自らが簡単に反故にする。

いかにプロジェクトを最後まで回し切るか、毎回悩ましいところです。

だからプロジェクトマネージャー(PM)って専任にしたり、他の業務から外れることが多いのですが、中小企業では普通に情シス部長とPMを兼任にされる。

更には同時に他の大型プロジェクトのPMまで任命されるって、どうよ?

大型プロジェクト一つでも細部まで目が届かないのに、何個も掛け持ちって、かなりスキルが高くなければ厳しいです。

これを上層部は「いや、組織が回っているんだから、増員しない」とか、言い出すし。

プロジェクトメンバーの『責任感』、各担当の役割りの明確化など、土日も気にしながらも回していること、このあたり、なかなか伝わらないんですよね。

ポケットマネーで、お菓子の差し入れしてメンバーを鼓舞したり、毎日ちょっとした声がけなど、いろんな事をして、皆でゴールを目指す。

まだまだ道のりが長いですが、皆がやってくれている間は自分も精一杯やらなければついてこない。

なんか、昭和的な考え?になってますかね?(笑)

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