ほぼ週刊「情シス部長のつぶやき」Vol.37【プロジェクトルーム】
【プロジェクトルーム】
中小企業でシステムの外部委託業者を抱えるとなれば、部屋に余裕がないので同じ執務室で仕事をすることが多いと思います。
私が着任した時は同じデスクの島で一緒に仕事をしていました。
が、大型プロジェクトを始めるにあたり、外部委託する人数が増えることを予測して、おおよそ8人ぐらいがゆったりと仕事ができるスペースの部屋を借りることにしました。
エアコンも事務室用の大型のものを取り付け、デスクなども中古のものを取り揃え、また、ちょっとした打ち合わせができるように別途テーブルを用意して、立派なプロジェクトルームを作りました。
そうすることで、社員と業者を分けることができ、今まで他部署の社員が直接仕事の依頼を業者にしていたことが社員を通じてしか指示できなくなり、仕事の進捗、及び残タスクが見える化できるようになってきました。
始めはうまく機動していたものの、週次で進捗確認していると、何かと遅れ気味に。
問いただすと、どうも直接他部署の社員がプロジェクトルームに仕事の話をしに行っている事が判明。
タスクが遅れるから人を追加する。
追加するから、管理が複雑になり見えなくなる。で、また遅延が発生する。
気づけば13人まで常駐業者が増えていた。
これはまずいと思い、業者のリーダーとの打ち合わせを入れるも、このリーダーが他部署の社員とズブズブ。
で、このリーダーを指導するも、なかなか言うことを聞かない。
悪循環の一手となり、業者の会社の責任者を呼び出し指導。
いやはや、余計な仕事が増えてほんとてんてこ舞い。
人が増えると色々と厄介なことが増える。
予想してなかったことに、エアコンの効きが悪くなる。
部屋と大きさに見合ったサイズのものを入れたが、人と機器が増えて、熱を発する量が予想を超えて室温が上がる。
また、昨今の感染症で、バタバタ倒れる。
プロジェクトの管理をしやすくするために用意したプロジェクトルームのために、余計な仕事が増え、自分の首を絞めることになる。
たまたまなのか、必然だったのか!?
想像を超えることが多く、なかなか思い通りにいかないことが多いですね。
これも、楽しめるような人になりたい…
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