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3階建てに暮らすのはやめておけという話


3階建てのリノベ物件に引っ越してきて、はや3ヶ月。すでにもうとても転居したい。なぜなのか。

○3階建ては何がダメか。

○もちろん良いところもある。

○うまく暮らしていくにはどうしたらいい?

この3本建てでお送りします。
3本目はこれからの自分のために書いてるようなもんだけど。

3階建ては何がダメなのか

3階建てにも色々あるだろう。ワンフロアに部屋がいくつかあったり、一階は駐車場だったり、ぼくが住んでるのは古いタイプなので、水回り(キッチン・お風呂など)が1階にまとめられており、2階がリビング、3階が寝室という間取りである。

しかし、いずれの間取り、スタイルでも3階建てはその移動距離が増えるということで共通している。

「ちょっとトイレに…」
「ちょっと部屋着を取りに…」
「ちょっとパソコンをさわりたい…」

そんなことを思うたびに階段をワンダーフォーゲル部のように上がり下がりしなければならない。もうトレーニングだ。

とくに我が家には一歳児がおり、まだ自由に階段を使えるわけではない。10キロの重さを片胸に抱えながら、朝から3階から1階へとずんずん降りたり、お昼寝となったらまた3階に登ったりしている。

肉体的に疲れる、というのもあるが(実際上り下りしすぎて膝を痛めた)、最近は疲れるのを避けるために思考が制限されていくことが問題だと感じてきた。

端的に言えば「面倒くさがり屋」になるのだ。

「このカバンは3階の棚にしまわないと」

「加湿器の水がなくなったな」

なんて思っても腰が重たくて、やるのを後回しにするか、最悪やらないで済ませてしまう(暖かくなったというのもあるが、加湿器には引越してから1,2度しか水が入っていない)

結果的に家の中がだんだんと雑然としていく。家の中の様子と精神は不思議とシンクロするのだ。なんとなく生活全体が弛緩していく気がする。

もちろん全てが3階建てのせいなわけではない。ぼくが怠惰な性格をしてるというのも(めちゃくちゃ)ある。

ただ、3階建てによってそれが少しブーストされてる感覚があるのも紛れもない事実なのだ。


もちろん良いこともある


短所と長所は裏表だ。
そう、肉体的な疲労があるならそれは筋力的なトレーニングになっているということ。
引越してからたぶん、ちょっと、きっと?痩せてる、んじゃないかな…、うん。

名付けるなら3階建てダイエットだ。


あと我が家の場合、割と眺めの良い屋上にある。これが最大の救いだ。

どんどん屋上を快適にしようとあれこれ、人工芝を敷いたり、柵をグリーンウォールにしたり、涙ぐましい努力を重ねている。
(もちろん何かをするたびに重たい荷物を屋上までえっちらおっちら運ばなくてはならないのだが…)

最後にちょっと無理矢理だが「気分を変えられる」という点があると考えた。


たとえば以前のマンションならリビングにいてもちょっと小腹がすけばすぐに隣のキッチンに行き冷蔵庫を漁ることができた。

いまはそれをするためにはわざわざ二階から一階まで下りなくてはならない(なんなら10キロの塊も一緒に)。

言い方を変えれば、やることに集中できるはず、である。
実際は色々な作業をダイニングキッチンで行ってしまっており、あまりメリットとして感じられていないが…。


ではどうやって3階建てでうまく暮らしていくのか


これはわかっているのだが、なかなかできていない。

各フロアの機能をゆるーくつなげてしまうのだ。一階のダイニングキッチンにリビングの機能を持たせたり、二階のリビングで昼寝をできるようにしたり。
書いていても思うが(なんて怠惰なんだろう…)。

結果的に階数移動を減らすことができる。


ちなみに反対に各機能を独立強化することで生活にメリハリをつけるという方法もあるだろう。
食事の時は一階、一階にいる間に洗濯機などは回してしまう。二階に移ったらもうくつろいだり、子どもと遊ぶのに集中する。三階は寝る時しか行かないといった感じだ。
こうすることで生活ややることを事前に設計せざるをえないので、逆にメリハリがつき、階数移動も減るんじゃないかなと思う。

ただし面倒くさいが。


とりあえず前者の方法で模索していきたい。

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