読書の秋 最近読んだ本3冊の感想①
1,はじめに
こんばんは。久しぶりに卒論の執筆に追われがちなのであまりNOTEの記事の投稿はできてませんでしたが、今回はちょっと時間を見つけることができたので書いていきたいと思います。唐突ですが、私の今年の〇〇の秋は読書の秋です。本を読むことは自体は幼少期から好きなのですが、ここ数年どうしてもしっかり本を読んだ!という経験がすくなって来ている気がしたのでとりあえず秋とよべるうちに10冊読んでみることにしました。今回はまず最初の初めの3冊の感想をざっと書いてみようと思います。
2,1冊目 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(著者:岩崎夏美)
この本はタイトル通り高校の野球部のマネージャーがドラッカーの経営書【マネジメント】を読み野球部をどういう風に強くしていくかの中にドラッカーの考えが役に立つことに気づき、仲間たちと甲子園を目指す清酒運物語です。この本は1年くらい前にブックオフで購入し本棚の肥やしになっていたものでした。本自体がアニメ化されているなどするのでご存じの方はおおいかもしれません。ドラッカーの経営書と聞くとすごく難しそうですがこの本の中ではそれを引用しながらわかりやすく読み解いてくれるのでそこまで読むのに負担は感じませんでした。章ごとに主人公が何を学んだのかがまとまっているのかも読みやすいなと思いました。結末もすごく読みごたえがあって面白かったです。
3,2冊目 DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極の ルール(著者:ビル・パーキンス 翻訳:児島修)
最近よく書店でも売れ筋の本の棚によくいるのでこの本をみたことがある人もおおいのではないでしょうか。真っ青の表紙に黄色い文字なので目に留まりやすいですね。正直私も書店で見つけてタイトル買いした本でした。まず初めに本書の1番最初にはこのような言葉が書かれています。
人生で1番大切なのは、思い出をつくることだ。
深!とは思いましたが、最後まで読むとなぜ著者がこれを大事にするのかがよくわかりました。
簡単にまとめると限りがある人生でお金、健康、時間を重要視しその価値を最大限活用するためにどうするかということが書いてます。
著者について(本書より引用)
1969年テキサス州、ヒューストン生まれ。アメリカ領ヴァージン諸島に拠点を置くコンサルティング・サービス会社BrisaMaxホールディングスCEO。アイオワ大学卒業後、ウオールストリートで働いたのち、エネルギー分野のトレーダーとして成功を収める。現在は、1億2000万ドル超の資産を抱えるヘッジファンドのマネージャーでありながらハリウッド映画プロデューサー、ポーカープレイヤーなど、さまざまな分野に活躍の場を広げている。本書が初めての著書となる。
これだけ見ると、とんでもない人だ。(笑)
この本は章ごとにルールが設定されていて、章ごとのの最後につまりここで何が大事なのか1ページにをしっかりまとめてあります。そのため自己啓発本あるあるの【結局何が大事なのかわからない】が発生しにくいと感じました。この本こそ絶対に自分で読んでみてほしいです。読む前と後では人生の考え方が大きく変わります。変わりました。
4,3冊目 流浪の月(著者:凪良ゆう)
1言でいうと【人間が持つべき本当の優しさや善意とは何か】考えさせられるそんな本でした。
【2020年本屋大賞ノミネート作品】
あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。
それでも文、わたしはあなたのそばにいたい―。
再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。
新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。(本書あらすじより引用)
もともと速読が得意ではあるので300ページ程度の文庫本であれば、通しで3時間少しで読み終わるのですが、今回の本は読み始めてあっという間の3時間。1度本の世界に入ると読み終わるまででてこられませんでした。凪良先生のお話は【汝、星のごとく】や【星を編む】などの有名どころは読破していますが、やはり今回も1つ1つの言葉選び(特に回想シーン)にすごく感動させられました。あまり多く話すとネタバレになるので私が印象的だった言葉を紹介します。
【記憶は共有する相手がいてこそ強化される】p.127より
この言葉は物語の中だけでなく日常生活でもその通りでないかなと考えさせられました。例えば記憶自体は各々1人で持つものですが、記憶を共有する相手がいることでその記憶自体はより強固なものになる。なかなか普通にただ生きていたら当たり前すぎて具現化することもなさそうですが、この言葉の意味を考えてなるほどなと思いました。
今まで読んだことある本だけでなく過去作もまだ読んだことないものが多いのでもっと読んでいきたいです。
5,目標は秋の間に10冊読むこと
ただの感想記録なのであまり読み応えはないと思いますがいかがだったでしょうか。現在は4冊目(正欲)&5冊目(ニッポンのしきたり)を同時並行で読んでいるのでまた感想を投稿しようと思います。最初のさんっさつはどちらかというとメジャーなものでしたので少しずつコアな本も読んでみたいです。皆さんのおすすめの本や映画等あればぜひコメントで教えてください。ではまた。