ジオメトリノードのごく基礎、基本から学んでみます。第 2 回では、なにかを動かす、移動させるという操作をいくつかのパターンにわけて紹介します。
環境 Blender 4.3.0 , Mac Mini M1 OS 14.4
Object の移動
オブジェクトを移動させるには、Transform Geometry ノード内、Translationの値を変更する。
Vertex の移動
オブジェクトの各頂点を移動させるには、Set Position ノードを使う。
Offset
そこで、Offset の値に、Random Value ノードによるランダムな「乱数」を与えてみる。
それには、Random Value のデータタイプを「Vector(ベクトル)」に変更する。
Position
上の Offset にように、現状の座標[ x , y , z ]にそれぞれ値を加える操作と異なり、Position(位置指定)は、座標[ x , y , z ]を直接指定するタイプだ。
そこで、ノードを下のように組んでみる。
まとめ
文系的にはすこしややこしい解説が続きましたが、外国語でいえば、文法の理解にあたるところなので、どうしても避けては通ることができません。最初はさっぱりなんだかよくわからない、という点が多いかもしれませんが、外国語の習得と同じで、さいしょは頭が痛くても、数をこなしていくうちに、だんだん慣れてきます。
基礎の積み重ねがあると、いつのまにか、これはあれでできるかも、と応用につながります。ひととおり試して、頭を慣らしてみてください。参考まで。