フォトリアルレンダリングを目指すには、やはり写真を真似するのが近道ではないでしょうか。そこで、よさそうなお手本を選び、いくつか模写修行に出てみようと思います。
環境 Blender 4.1.0 , Mac Mini M1 OS 14.4
お手本
お手本はカフェでのスナップショット。
モデリング
このシーンでは、壁や天井は作らず、カメラに映るオブジェクトのみ作成、お手本にしたがって配置した。
ライティング
HDRI
このシーンでは、メイン照明を HDRI による環境光とした。
周囲は、おそらく広めの空間なので、天井や周囲の壁などの影響は HDRI にその役割をまかせた。
Emission
補助として、平面オブジェクトを右に配置し、画像をベースカラーと放射色に適用、背景および照明とした使った。
Cheat
やや照明が単調なので、チートとして、ポイントライト2灯、小さく細長くしたエリアライト2灯を設置した。
カメラ
お手本では、周囲がややボケているので、カメラの被写体深度(Field of Depth)を使い、ボケをつくる。
画像調整
Photoshop での微調整。基本的な調整なので、コンポジットノードや、Gimp 等フリーウェアでも可能。
完成
調整後。下はオリジナルのお手本。
背景をもう少し作りこむべきだったのかのかもしれない。人物のポーズや、モデリングの細部もすこし甘く感じるが、少なくとも全体的な雰囲気は再現されているかと思う。