相手のために「プラスワン」の言動ができる人は、自分を幸せにできる人
こんにちは! コミュニケーションの先生 あかりさんです。
先週は出張で北九州市に行っていました。
私はいつもJRを利用する際、インターネットで乗車券を購入してから駅で発券をしています。
今回も同じようにインターネットで乗車券を購入し、はじめて利用する門司港駅に行きました。
駅で発券する機械を探してみると……ない。「みどりの窓口」でも発券できるはずだから、そちらで……窓口が閉まっている!(夜遅かったので)
駅員さんに尋ねてみると、もう門司港駅では発券できないとのこと。「ここではこのまま改札を通っていただいて、乗り換えの小倉駅で事情を伝えて発券してもらってください」。わかりました、ありがとうございます、と改札を通してもらってホームで電車を待っていました。
しばらくすると背後から「お客さま~!」の声が。振り返るとさっきの駅員さんが私のほうに向かってきます。「窓口の機械がまだ大丈夫でしたので、発券していってください!」
おそらく、私をホームへ送り出したものの、やはりどうにかできないかと窓口の職員さんにかけあってくださったのでしょう。私の小倉駅での乗り換え時間がそれほど余裕がなかったこと、客(私)自身に事情を説明させるよりは自分(駅員さん)のフォローのもとで発券したほうが安心だということなんかを考慮して。
かくして私は窓口の裏側から入れてもらってイレギュラー対応をしてもらい、無事に切符を手にしたのでした。
私としては「乗れないかもしれない」というマイナス要素に対して「小倉駅で発券すればOK」と案内してもらっただけで満足でした。「小倉駅でちゃんと事情を説明できるかな」「乗り換えの時間内にスムーズに発券できるかな」という不安はありましたが、それは自分でなんとかするしかないと(そもそもきちんと調べもせずにインターネットで予約した自分がわるいとおもっていたし)。でも駅員さんはその不安をおそらく察してくれて、満足を超える安心を提供する対応をしてくださいました。
仕事において「これくらいでいいや」で済ませるか、「もうちょっとできることはないかな」と考えるか。たった一つの言葉、たった一回の行動が、相手の気持ちを変えることってあります。相手に喜ばれれば、自分もきっとうれしい。
自分を犠牲にしたり労力をかけすぎたりする必要はありません。でも相手のために「プラスワン」の言動ができる人は、きっと自分のことも幸せにできる人なのだと思います。