色んな人がいるということ。
高校生の時、片道一時間ほど揺られて学校に行っていた。
朝の電車はいつも満員でサラリーマンやOL、主婦や学生、子供からご老人まで
様々な人たちが四角い鉄の箱に押し込まれている。
僕は満員電車が苦手て、いつも人の多さと圧迫感に気持ち悪くなってしまう。
反対側のホームは空いていて、羨ましく思いながら吊革に必死に掴まっていた。
とある日、いつものように人の熱気が充満する電車に乗り込んだ僕は、
少し離れた位置にいた中学の時のクラスメイト・A君を見つけた。
あまり話したことがなく、どん