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【スタッフの知床体験記】ごみ処理場見学に行ってきました!(2024年12月)

こんにちは、北こぶしリゾートの下釜です。2024年の4月から北こぶしリゾートで働き、フロントスタッフを担当しています。趣味はソフトテニスとドラマ鑑賞です。熊本県出身です。
ありのままの自然だからこそ美しい景観が見られることが知床の魅力ポイントであり、私が好きなところです!

私の好きな景色

12月16日、私は斜里町にあるごみ処理施設見学に行ってきました。

ホテルのある「斜里町」にはごみについての施設が2つあります。一つが「リサイクルセンター」という資源ごみを扱う施設で、もう一つが「みらいあーる」という一般ごみや不燃ごみなどを扱う施設です。今回は、知床ゴミ拾いプロジェクトの企画で、普段見ることが出来ない裏側まで、斜里町担当者と一緒に見学させてもらいました!


見学した「斜里町リサイクルセンター」

まず「リサイクルセンター」では、資源ごみなどがどのように処理され、リサイクルされているのか学びました。斜里町役場の方に解説をしていただき、実際に分別作業をしているところも見学しました。
ここでは、資源化するごみ(ペットボトル、缶、プラスチック、紙、衣服、小型家電など)が集められ、資源化のために運搬されていきます。ものによっては運搬するように圧縮したり、分別が誤っているものを取り除いたり、いろんな作業が行われていました。

斜里町では「ペットボトルのフタは外さなければならない」ことに、なんでだろう、と私は疑問に思っていたのですが、リサイクルセンターで見学する中で、ペットボトルを圧縮する際にキャップをつけたままでは邪魔になってしまうことが分かりました。
他にも、疑問に思っていたことの答えは分別や処理をする工程の中にありました。

ペットボトルを圧縮する機械の前で、解説してくれる斜里町担当者さん

次に、「みらいあーる」を見学しました。「みらいあーる」は、主に一般ごみと生ごみ、粗大ごみ、燃えないごみの処理を行っている施設です。それぞれのごみによって処理方法は違いますが、興味深かったのは一般ごみと生ごみの処理です。

一般ゴミから生成されるペレット

一般ごみは、高温高圧処理をしてペレットと呼ばれる燃料に作り替えているそうです。このペレットはみらいあーる内で使われるほか、北海道内の製鉄所に送られ、利用されます。
生ごみは堆肥化処理をして地元の農家さんに還元するそうです。

聞いたときは「うまく活用されている!」と思いましたが、話を聞いていく中で、処理するには時間や手間が多くかかり、においなどたくさんの課題もあることを知りました

粗大ごみの山

また、燃えないごみは最終処分場に埋め立て処理されていることを聞きました。実際にその光景を見て衝撃を受けました。「埋め立てている」ことは処理方法の一つですが根本的な処理にはなっていないことを改めて感じました。

さらに、私が気になったのは「燃えるゴミ」という表記です。
プラスチックや紙も「燃える」。しかし、処理方法によってはリサイクルすることもできます。「燃える」ごみではなく「リサイクルができない・燃やすしかない」ごみではないのか、そう考えました。そう考えることで本当に燃やして処理しなければならないごみは少ないのだと気づきました。

この考えを意識し、生活していくことが大切だと感じました。そして、施設に負担がかからないようにも、日頃から分別できるものは分別するなど取り組んでいこうと思いました。

埋め立てゴミ。見学会の日は天気が良く、山も海も綺麗に見えました。

文章:下釜ゆりの
写真:知床ゴミ拾いプロジェクト 他
編集:北こぶしリゾート 広報


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