のらねこ雑記帳≪墓参りの準備≫
両親を連れて、父方の田舎に行くことになりました。
私が退職して時間ができたら、島根の田舎に一緒に行ってほしいと、父からずっと言われていましたが、なんやかんやあって、先延ばしになっていました。
でも、両親もだいぶ衰えてきたので、
『これが最後のチャンスかも』と意を決しました。
父としては、私にお墓の場所をちゃんと教えたいようなのですが、実際に計画を立てようとしたら、問題が山積みでした。
父方の田舎は島根のど田舎で、私も過去に3回しか行っていません。
最後に行ったのが30年前の法事でした。
父は数年に1回のペースで母と一緒に行ったり、1人で行ったりしていましたが、コロナ禍を挟んだここ数年で状況が変わっていました。
現地での足として期待していた親戚の皆さんが高齢のため免許を返上したり、廃車にしていて、現地での移動手段がなくなりました。
調べてみると地元にタクシー会社がありましたが車が4台しかないとのことで、早々と電話予約しました。
とりあえず足を確保して一安心したところで、父から更なる爆弾発言が!
「じいさんの墓があるお寺の名前を忘れた」
聞けば、祖父母の墓は別々の所にあり、各々の親戚が管理してくれていたのですが、祖父のお墓の管理をしていた親戚の人が3年前に亡くなってしまい確認できなくなった、とのことでした。
父は「道順は覚えているから、行けばなんとかなる!○○スーパーの所を曲がって、石材店の近く…」といいますが
「そんなんじゃ、タクシー運転手さんに説明できないでしょ!」と、私は父の証言を元にグー○ルマップで検索を始めました。
お寺は駅から歩いて行ける場所ということで、検索をかけてみると2件ヒットしました。
父は駅から向かって左と言いますが、左のお寺はうちと宗派が違いました。
右側のお寺は宗派は同じですが、無人のようで電話番号がなく、墓地があるかもわかりませんでした。
『どうやって確認しよう?』
悩んだ私は、ジムのトレーナーさんに愚痴りました。
すると、トレーナーさんから
「グー○ルアースで見てみたら、墓地があるかわかるんじゃないですか?」とアドバイスをいただきました。
早速、2つのお寺で調べてみると、右のお寺には、墓地のようなものは確認できず、左のお寺にはものすごく広く整然とした墓地が…と思ったら、それは隣山のソーラーパネルでした。
でも、ちゃんと墓地もありました。
『じゃあ、こっちなのかな』と思いましたが、宗派が違うことと、父の
「人がいないお寺だった」と言う証言がひっかかっていました。
しかし、私のモヤモヤは、母の力技によって解決しました。
父がもう誰も住んでいないだろうと言っていたその親戚の家に、母がいきなり電話をしたのです。
すると、その家の娘さんがまだ住んでいて電話に出たので、母はなんの説明もなく父に電話を渡したのでした。
話したこともない相手にしどろもどろの父でしたが、お墓のあるお寺の名前が判明しました。
私が調べた左側のお寺では、ありませんでした。
そのすぐ近くの廃業したお寺でした。
廃業していたので、『お寺』で検索しても、Hitしなかったのでした。
でも、墓地だけは管理されているようで、グー○ルアースでも確認できました。
ちなみに○○スーパーも既につぶれているとのことでした。
高齢の両親を連れての初めての長旅、まだまだ問題が起きそうですが、最後の親孝行と思って頑張ります。