のらねこ雑記帳《謎のカンガルー》
半年ほど前に、母が高さ50cmぐらいの大きなカンガルーのぬいぐるみをどこからか持ち出し、私に言いました。
「これ、おまえが買ったの？」
「いや、そんなの知らないよ、初めて見た」と返すと、母は
「だって、これウサギだからお前のじゃない？」
（私は卯年ではありますが…）
「いや、いや、ウサギはこんなぶっといシッポついてないから！これはカンガルーです！」
うちの母は昔スーパーの従業員で、余った景品をもらったり、自らも応募したりしていたので、多分このカンガルーもその類じゃないかと思います。
（例えば、オージービーフフェアの景品とか）
それよりも、退職して1年半いろいろ断捨離してきましたが、こんな大きいものがまだあったことに驚きました。
「どこにあったの？」と言う私の問いには答えず、
「これ、フリマで売れない？」と母が言いましたが
「かさばるから持って行けないよ、しまっておいて」と私はそっけなく答えました。
先月、フリマの準備をしていて、大きい袋が手に入ったので、あのカンガルーを持っていこうと思いました。
「あのカンガルーのぬいぐるみはどこにしまったの？」と母にたずねると
「何、それ？知らないわよ」と言われました。
私が、説明しても
「全然、知らないわ。おまえ夢でも見たんじゃないの」と、私の話を全く信じてくれません。
仕方がないので、自力で押入れや天袋を探しましたが、カンガルーは見つかりませんでした。
あまりにも見つからないので
『まさか本当に夢だったのか…』と自信がなくなった私は、父に話しました。
すると父は
「あぁ、なんか茶色い大きいの持っていたよな」と
母がカンガルーを持ち出した時のことを覚えていました。
しかし、父もその後カンガルーがどうなったかは知りませんでした。
結局、カンガルーはまだ見つかっていません。
わが家の押入れにはブラックホールでもあるのでしょうか？
