のらねこ旅日記≪フェリーのお話≫
子供のころ、久里浜~千葉の金谷間の東京湾フェリーに何度か乗りました。
当時父親が千葉で働いていて、そこに遊びにいったり、マザー牧場に連れていってもらう時に利用していて、幼くて、はしゃいでいたせいか、船酔いをした記憶がありません。
もっとも、東京湾内なので波がなかったのが一番の要因だったのかもしれません。
社会人になってからは、1回だけ東京湾フェリーに乗りました。
高校同期4人でドライブに行った時で、
帰りのフェリーに乗るまでが、えらく時間がかかりました。
週末だったので、ゴルフ帰りの車の渋滞にはまってしまったのでした。
待っている間、4人で延々としりとりをやっていました。
今では、アクアラインが通っているので、フェリーは混雑しなくなったのでしょうか?
アクアラインも1度だけ通ったことがありますが、千葉がとっても近く思えました。(海ほたるには寄れてません)
前の職場は海が見える山の上にあり、天気がいいと、房総半島が見えたので、昼休みに海を眺めながら、そんなことを考えていました。
私が乗ったことのある他の大きい船といえば、豪華客船『飛鳥』と『青函連絡船』です。
大学の時の北海道旅行で、行きは飛行機、帰りは函館から青函連絡船で青森に行き、そこから寝台列車でした。
青函連絡船では、天気も悪く少し揺れていたので、他の友人たちが物珍しさからあちこち歩き回っている中、私は
起きていると頭が揺れるので、カーペットの床にごろ寝していました。
私の横には1人だけ友人が残っていて、彼女は黙々と北海道で買った帆立の干し貝柱を食べていました。
たまに、私にすすめてくるのですが、私はまったく食欲がなかったので、断り続けました。
しかし、彼女があまりにもしつこくすすめるので、私は他の4人がいる甲板に出て行きました。
頭は揺れていましたが、風が当たったせいか、少し楽になった気がしました。
豪華客船飛鳥では、なんとな~く揺れている感じはしていましたが大丈夫でした。
でも最上階にある大浴場に行った時が一番揺れていて
『ヤバい、これは長湯できない』と思い、さっさとお風呂から上がりました。
次のお話は、私の元同僚のO さんご一家のエピソードです。
Oさんのダンナさまは、車大好き人間で、家族旅行は自ら車を運転して、北は北海道、南は九州まで行った強者です。
その年は北海道旅行で、行きは青森からフェリーで北海道に入りました。
実はこの時、北海道では第34回主要国首脳会議(洞爺湖サミット)が開催されていて、全国からお巡りさんが駆り出されていました。
北海道に着いて早々、Oさん一家の車は、お馴染みの神奈川県警の検問を通りました。
その後も、あちらこちらでおまわりさんを見かけながら、Oさん一家は旭山動物園などの観光地を車で巡り、帰りは、苫小牧からフェリーに乗りました。
そのフェリーには、任務を終えた群馬県警のおまわりさん御一行が乗り合わせていました。
ダンナさまが息子さんを連れて大浴場に行くと、そこはガタイのいい群馬県警さんたちであふれていたので、さっさと入浴を済ませ、夕食もバイキングのレストランには行かずに、船室にこもってお弁当を食べたそうです。
おまわりさんの集団は、なかなか圧が強い絵面だなと思いました。