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のらねこ雑記帳≪昭和レトロ≫

  自宅2階の納戸で探し物をしていたら、一番上の棚の一番奥から何だかわからないものが出てきました。
ほこりまみれのビニール袋の中に劣化してボロボロの包装紙と紙袋に入った何かが見えました。
大きさ的に、たたまれた毛布かタオルケットかなと思いました。
あまり触りたくはなかったのですが、見つけてしまったからには仕方がないので、ビニール袋を開けてみました。
中から出てきたのは…
昔、使っていた『蚊帳』でした。

四畳半用

  確か、私が小学校低学年の頃は部屋に吊るして使っていた記憶があるのですが、その後もずっと保管していて、
引っ越しの時も持ってきていたとは!
  そして、更に納戸の最深部に新たなる遺物を発見しました。
それは、古ぼけた木製の『おひつ』でした。

3人家族には大きすぎます

  私には、これを使っていた記憶がありません。
子供の頃は、炊飯用の文化鍋でご飯を炊いて、冷えたご飯は蒸し器で温め直していました。
やがて、電気炊飯器と保温用の電気ジャーに変わっていったと記憶しています。  
  母に見せたところ、最初は
「知らない、見たことないわ!」と言っていましたが、後から
「田舎のばあ様から持たされたかも」と言っていたので、どうやら母の嫁入り道具だったようです。
  どちらも、だいぶ汚かったので捨てることにしました。
  父がおひつをばらしてから捨てようと、庭で作業を始めると、
母が何か父に注文をつけていました。「おひつ、植木鉢にしたいからばらさないで!」  

これだから、わが家のモノは減らないのね…  

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