はじめまして。肩の医者が「いびつな皆保険制度」を語ります。
初めてのnote記事です👏
地域医療に貢献すべく地方都市で整形外科医院で院長を務める、きたかた院長と申します🧑⚕️
整形外科医として20数年の経験をもとに、肩を中心に整形外科全般についての「医師から見た常識」と、日本の「複雑で過保護な皆保険制度ゆえの諸問題」を交えて、各方面(患者、医療者、医療系企業、行政、各種保険機関、etc.)にできるだけ忖度せず、バカ正直に語ろうと思います🤫
プロフィールにあるように、国内の様々な医療機関(大学病院、公立病院、民間病院・企業立病院、個人医院)における勤務医としての診療に留まらず、米国で2年間の基礎研究留学、カナダで3年間の手術研修留学を経験したり、トラベリングフェローで2カ月間欧州を回ったり、その他、大学教官や、個人医院を経営する院長として、とにかく様々な立場で医療に携わってきました。学術的には、基礎研究・臨床研究の双方において、国内・海外で幾度となく学会発表をしましたし、主著者としての英文論文も10数本あって、肩関係の英文雑誌の論文査読にも従事しています。そして、日本、米国、カナダで自分自身が患者として手術を受けたり、家族が受ける診療のサポートもしてきました🤕
ここまで色々経験している医師はたぶんあんまり多くないと思うんですが、そんだけ様々な立場で医学や医療に触れていると、さすがに色んな側面が見えてきちゃいます。患者さんの健康状態を良くする(悪化させない)という医療の本質からすれば、もちろん素晴らしい面もありますが、その多くはどうにもならない「悪しき慣習」や「医療の本分からかけ離れた利害関係」が複雑にこんがらがった、とってもいびつなバランスのもとに成り立っている構図の側面なんですよね。
それに気づいてしまうと、
「目の前の患者さんが抱える問題に対して、最良と考える医療を提供する」
「その結果に対して患者さんが感謝してくれることで、純粋な喜びを得る」
という、
こんなにも単純明快な医師としての貢献と成果を達成できる環境がいかに少ないか、という悲しい事実に辿り着きます。
そんな医学・医療の現状を俯瞰することで見えてくる諸問題を、医療現場や大学や学会や研究会など色んな場所で、患者さんや医療従事者や企業の方や役場の方など色んな人に、幾度となく投げかけてみたんですが、深く真剣に考えようとする人などひとりもいません。無関心がその原因のひとつであることは間違いないですが、でもそれより何より、利害関係が複雑に絡み合って成り立っているので、何かを変えると誰かが損しちゃうんですよね。当然、触れたくないんです。触れても別にいいことないですから😢
自分が改革を掲げて政治家になればいいのかも知れませんが、簡単じゃなさそうなので、とりあえずnoteで語ってみることにしました😅
書き始めてみないとどうなるか分かりませんが、整形外科領域の疾患の病態や一般的な治療について説明しながら、その診療に絡む入り組んだ諸事情を紐解いて、問題提起していこうと思います。正直に語るとどこかしらの方面に対して必ずカドが立つので、踏み込んだ記事に関してはたぶん無料公開できないと思いますので、ご了承下さい🙏
よろしくお願いします🙇
💪きたかた院長🧑⚕️