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ローカルなブランディングのはなし

千葉県香取郡東庄町 僕が育った場所です。

みんな知らないでしょ? 知らないと思うので天気予報や漁師町として有名な銚子の出身と僕はよく言っています。 それでも知らない人たくさんいるかもしれませんが。

今、僕はこの町でまちおこしと言われているものをしようとしています。廃校になる自分の出身校の小学校を借り受けて、地域の産業を活かした人材育成とそれらを国内外へ情報発信する仕組みづくり。 ということをするつもりなので、まちおこしの人と言われています。

でも、ピンとこない、まちおこし、地方創生、DMO、エリアマネージメント、などなどなど、僕がやろうとしているのはそれらなのだろうかと。

【我が地域が抱えている課題】

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□ 超少子高齢化
□ 若年層人材の流出
本当に日本全国で聞きすぎてよくある話みたいになってますが、とても深刻な状況として、これらの状況が存在しています。
社人研推計によると我が東庄町は
人口 2019年 13884人 → 2060年 5469人
労働者人口比率 2019年 7:3 → 2060 1:1
というわけで、地域内で現在の産業構造を維持できないことがわかっています。

【人を呼び込まなくちゃ! で合ってますか?】

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というわけで、観光産業を発展させて、人を呼び込み、地域の特産品をブランド化させて、認知を増やして、地域をブランド化させなくちゃ!人をバンバン呼び込んで地域にお金落とさせて、儲かる仕組みを作れば地域は幸せ!!  ってことでよかったでしょうか?
いいなぁそれが出来る地域は、それで未来永劫儲かるなんて羨ましいです。
そんな地域どのくらいあるんですかね?あと、地域ってなんのことですか?行政区画?県境や市境でやること変わるんですかね?
僕は一体何を守ろうとして地域で活動しようと思っているんですかね。

【自分たちの住む場所の未来に責任を持ちたい】

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一般社団法人オンラア未来会議という法人を地元のキープレイヤーで作りました。オンラアはこの地域の言葉で私達。私達の未来について思考し、行動しようと思って作った団体です。

活動指針は「未来のために今、人生を賭けて行う、本気の片手間」
コンセプトは「無価値の価値化」です。

それぞれに持つ、仕事と生活以外の時間を本気で未来の自分たちのために思考し、行動する。そのために今、無価値だと言われているものを価値化し、可視化すること。 言語化するとそんな感じです。行動化することでもう少しわかりやすく伝えられる状態になればいいなと思っています。

田舎と都会だと地元に関する考え方が違うかもしれませんが、農業や漁業を営む私の柳堀家は先祖代々築き上げてきてくれた土地や文化があります。
それらをどのように継承していくのか、も重要な未来です。

【価値を疑う 当たり前を疑う】

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人口が減っていくことがわかっている地域に住むことの価値は失われていっているのでしょうか?
人口が多い方が地域にとって幸せなことなのでしょうか?
優秀な人材とは良い大学を出て、良い企業で良い給料を得る人のことでしょうか?
優秀な人材が地域にとってもいい人材なのでしょうか?
その人にとっての生き方としてより良い成長の方法なのでしょうか?
東京や都会に行って行う遊びが一番おもしろいのか?
おしゃれやかっこいいは田舎で作ることはできないのか?
なぜ?なぜ?なぜ?

僕らは問いかけ、仮説を立てて、やってみる。を繰り返すための仕組みをゆっくりと、いろいろな人の力を借りて、行いたいと思います。
すべてが、地域の子供や、僕たちの未来につながるように、、、

【ローカルなブランディングのはなし】

ケビン・レーン・ケラーによれば、「ブランディングは精神的な構造を創り出すこと、消費者が意思決定を単純化できるように、製品・サービスについての知識を整理すること」と定義されます。

その整理の方法は学校で学んだことだけで構成されなくても良いと思います。その地域だから出来る、その場所や、その人達とだからできる整理の方法があると思うんです。
世界中が同じようなことを学んで、整理しているはずなんです。
同じ消費者の意識を向けてもらう時、スペシャリティは武器になると思うのです。それが地域や、さらにいうとパーソナリティによって整理された情報こそローカルなブランディングに必要なことなのではないかと思うのです。

【輝く人を生み出すことが輝く地域を生み出す】

そんなこんなで、話は長くなりましたが、地域の頑張っている産業や人たちによって、地域人材を育てていくような取り組みを行っていこうと思っています。
基本は18歳未満のいわゆる子どもたちに向けようと思っていますが、学ぶ気持ちがあれば100歳だっていいと思います。
そして、この地域の産業リソースを使って学ぶのはこの地域の人たちだけでなくてもいいと思います。世界中からそのリソースを使って生きていく方法を知りに来たらいいと思います。
いつかこの地域で育った人材が世界を又にかけて活躍する人たちが生まれたら、きっとキラキラした地域に見えると思うのです。

【知るための施設 TO KNOW】

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そんな活動をするための拠点を誰も知らない町 東庄町の廃校になる小学校で始めます。
活動を支えてくださる会員の募集や、スポンサーの募集などは追って情報出させていただきますが、その場所では、知るという体験を共創し、地方でも100%仕事が出来、産地で美味しいものを食べ、空き家を低価格で借りながら住まい、低い生活経費で高い生産性を生み出すように生きていくことが出来ます。

ってなったらいいなぁと思っていますので、どうぞ助けてください。

そして業務連絡ですが、まずは僕がその機能を全部東京からその場所に移します。麻布十番は4月まで。関係者はそれまでに麻布十番でお会いしましょう。

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