佼成5月号を拝読して
2年生 Ⅽさん
「人にやさしく、自分にもやさしく」というのは人によっては難しい人もいるように感じます。
何故なら、1年前までの私だったらきっとこの言葉を素直に受け入れられなかったと思うからです。
私は芳澍へ入るまで、自死を考えるほど自分に自信がなく、全ての物事を否定的に捉え、ネガティブになっている自分が嫌いでした。
そのせいか前向きに考えられる周りが羨ましくて、嫉妬心から妬みに変化していました。
また昔から誰かに褒めてもらうことや、認めてもらえたことがあまりなく自己肯定感は下がっていく一方で、人前に出ることを避け続けてきました。
でも、芳澍ではそういかず、人数が少ないからお役は必ず回ってくるし、自分の意見を発表する機会がとても多いです。
入学当初はそれらが嫌で仕方なく、逃げ出したくなる気持ちでいっぱいでした。
でも、今は人前に立って発表することに慣れ、緊張することも少なくなりました。
それは時間が解決してくれたのもありますが、一番大きい理由は周りのおかげだと思います。
素直な私の意見を否定せず、受け止めてくれる同期や先輩、そしてたくさん褒めて下さる先生方のおかげで、自信がつきありのままでいいのだと教えてくれました。