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「すこやかノート」の寄贈で世界の子どもにワクチンを。

株式会社 研文社 マーケティング課 川口 学

新型コロナウイルス感染症が報告された2020年初頭。感染が広がるにつれ、学校が一斉休校になったり、店舗の営業時間が制限されたりと、生活やビジネスに深刻な影響が現れました。こうしたなか、私たち研文社は、印刷会社として何か世の中の助けになることは出来ないかと考え、「すこやかノート」の制作と、その寄贈を通して社会貢献をめざす『すこやかプロジェクト』を始めました。

「すこやかノート」は、withコロナ時代の健康管理の助けとなるよう、毎日の体温・血圧・健康状態と、どこに出かけ誰と会ったかなどを記録できるノートです。児童からお年寄りまで、あらゆる世代の方に安心して使っていただけるよう、表紙は抗ウイルス印刷とし、中面は見やすく記入しやすいデザインとしました。また用紙には世界の子どもへワクチンを贈る寄付金を含む「ワクチンペーパー」を使用し、「すこやかノート」が多くの人に使われるほど、多くの子どもたちにワクチンが贈られる仕組みとしました。

『すこやかプロジェクト』は、「すこやかノート」の寄贈を通じて、世界の子どもにワクチンを届ける活動です。研文社はノートを使っていただける法人・団体を広く募集し、2022年6月時点の集計では、約200件の寄贈先に、約45,000冊のノートを寄贈。その結果、173本のポリオワクチンを世界の子どもたちに贈ることができました。

ノート寄贈
ワクチン普及に寄与

このように様々な寄贈先で使われ、コロナ禍での健康管理の一助となった「すこやかノート」。予想以上の好評をいただき、私たちが市民社会の一員としてお役に立てている、と実感できました。また世界の子どもにワクチンを贈る『すこやかプロジェクト』は、現在はノートの寄贈以外にも対象を拡げ、研文社が継続して取り組む社会貢献活動の総称になっています。

~コラム担当者から一言~
SDGsに反して世の中の潮流は大量生産、大量消費の社会。この難しい世の中で印刷業界の役割を研文社は、楽しみながら、軽やかに新たな技術に取り組み、工夫し、新たな世界に飛び込み遊び回る。そして、行き着いた先には社会や人とのつながりがあった。


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