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あなたへの手紙 2022年6月2通め(気持ちを整えるということ)

こうして言葉を書き留めること、字を書くことは

私にとってはごく自然なことで
誰かに強制されているわけでもなく、
心がむくままに書いています。

そうすると、あなたを思いながらの手紙なのに、
自分の気持ちに気づく瞬間があるし、
逆に気持ちを整理させてもらっているのかもしれません。

あなたにとって、
自然にできていることも
そういう効果があるのかもしれないですね。

本を読むとか、絵を描くとか。旅に出るとかね。

今日、私の住んでいる町は雨がふっています。
あなたの住む町はどうですか?

雨が降ると洗濯物が乾きにくいし、
外に出ると足もとがぬれるのが残念だけど

家の中にいながら、
外で雨が草木にあたる音を聞いたり
水たまりに雨粒が落ちていくのを見たりするのは
嫌いじゃないです。

こういうお天気の日は

雲が空に蓋をしてあたりを包むから
日によっては気持ちにも蓋をして、
じっとしていたいときもある。

でもそれも、
生きている時間の一瞬だから、だめってこともなく。

そんな自分を、ぎゅっとしてあげてもいいですよね。

永遠に曇りや雨じゃないんだから。

雨のあとには、
また晴れの日もきて、光が差し込む。

ときにその光が、
恨めしく思えることもあったりして。

そういえば、
地上で生きていると
入れ替わる雲だけを見るけど、
雲の上は青空なんですよね。

飛行機で移動したときに、
機体が雲の上に抜けた瞬間の風景を思い出しました。
さっきまで忘れていたんですけど。

てことは、見えていないだけで、
変わらず空はあるんですね。

幸せなこととか喜びも、これに似ている気がします。

見えていないだけで、
いつもそばに、変わらずにいてくれている存在のこと。

人かもしれないし、動物かもしれない。
また別の形のものかもしれないなあ。

入院していたときに、お世話になった看護師さんが
「深呼吸しながら空をながめると、落ち着きますよ」
と優しくいってくれたことを、今も思い出します。

なんか、お空のことが多かったですね。

今日は、このへんで。それではまた。

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