あなたへの手紙 2022年11月1通め(辛い経験をチカラに変える)
その後いかがおすごしですか。
今日は、私の話を書こうと思います。
このあいだ、とても辛いことがありました。
仲良しの人が、急にいなくなったんです。
大好きなことを通じて知り合った人だった。
話しているだけでもあったかい気持ちになるし、居心地の良い人。
駅までの道をにこやかに話しながら歩いたから、また来月会えると思ってました。
それなのに、もう行けなくなったと、急に連絡がきて。
こんな急展開あるのかって、しばらく何も手につかなかった。
傷ついて、辛くて。
あの日、もっと話せばよかった
あのとき、ハグしておけばよかった
あのとき、もう少しだけ詳しく気持ちを聴いたらよかった
・・・何もできなかった自分を責めました。
大好きなことも、嫌いになりそうだった。
もうやめてしまおうかと思って、
数日間は寝ても覚めても、お風呂でも食事のときも、そのことばかり。
やめてしまおうかと思ったら、そのやめる理由や言い訳をずっと考えるようになって。
これまで積み重ねたもの、集めたものをどう処分するか、
ということまで考えが及んでました。
悪いことを思い始めると、そっちにひっぱられるものですね。
まだ何も起きていないことまで。
すべてが崩壊してしまうことや、なくなってしまうこと・・・最悪の事態まで考えてしまう。
数日鬱々と過ごしていたら、ちがう側面が見えてきました。
あの人にも選ぶ自由があって、今がタイミングだったのかもしれない。
あの人がここにいることだけが、お互いの幸せになるとは限らない。
この場を離れたことによって、
あの人は快適な新しい場をさがす自由を得られたのだ。
私にとっては急な出来事だったけれど、
あの人の心はすでにちがうところに向かっていたのかもしれない。
なんて、たくさんのことが巡り巡って
やっと、大好きなことを好きでいる自分のこと、
いなくなったあの人を好きな自分のことをそのまま認められた。
それでいいよね、と。
そして、悔しい、悲しい、残念といったネガティヴな気持ちを
大好きなものを続けることで、取り返していくって決めました。
大好きなものを介してできた人とのつながりが
不本意な理由で途切れた苦しさから生まれた心の反応が辛くて
大好きなものがあるからこんな気持ちになるんだって
感情的になって、手放してしまいたくなったんだけど
大好きなものは、いつもそばにあって
自分を支えてくれたものだった。
だから、あの人とも出会えたんですよね。
そう気づいた瞬間に
好きなこともいなくなった好きな人も
好きで居続けることで
新しい力にしていこうって思えたんです。
生きていると、似たようなことはまた起きるだろうけれど
今回の私の心の動きは、支えになってくれる気がしています。
長くなりました。今日はこのあたりで。それではまた。
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