ウニヒピリのおしゃべり 吉本ばななさん×平良アイリーンさん講演会 後編
講演会終了後なかなかホテルから出られず(道に迷ったのだ。私は仲間内でひとり樹海として有名である)うろうろした私がやっと出口にたどり着くと、ばななさんとサロンをやっているまみこさんがいらっしゃった。
まみこさんは、noteを通して見るに、私と真逆のタイプで、サロンが始まってすぐ「すごい人がいる、どう考えて行動するのか見ていたい」と思った人だった。(私ができないこと、ほんとにだいたい全部できると思う。)しかし実際に会ったとき「この人、何かが近い。知ってる。」と感じた。ぱっと見の色はお互いまったく違うのだが、1枚だけ同じナンバーのPANTONEを持っているというか…。タイミングが合って、なんとなくお互いに少し飲んで帰りましょうかということになり、OMIYAMAへお連れした。「初対面だし、みなさんで囲むならまだしも私ひとりがご一緒してまみこさんが楽しめるだろうか、そして私のぼんくら具合が露呈しては今後のSNS活動にさしさわりがなきにしもあらずもがな」というふうに、普段の私ならぐるぐると思いそうなところなのだが、それがなかった。私はとても安心していて嬉しく、リラックスしていた。
小説を読んだことなかったというまみこさんが、ばななさん(と春樹さん)の小説なら読めたこと。おお小説が読めると思って試しに東野K吾さんの著作を読んだらそれは読めなかったこと(爆笑、そして同意…)。いろいろな話を伺いやっぱかっこえぇな、と思うと同時に「この人は良きものに囲まれてずっと守られてほしい」と思った。もうすでにご家族を始めそういう方々はいるだろうし、彼女に弱さを感じたのではもちろんなく、まみこさんを発揮するための状況を整えたい、というようなことをなぜか突然思ったのだ。だからばななさんがまみこさんと出会ったことがとても嬉しかったし、救われたというまみこさんには「そうでしょう!ばななさんだもの!」と誇らしい気持ちになった。全方位的に何様なんだかよく分からない仕上がりになった私だが、とてもしあわせな時間だった。
ばななさんまみこさんおみさんよなよなのみなさん、ありがとうございました。とってもいい夏になりました。今気づいたが、私はまみこさんに本名も名乗っとらんかった…。
先日は食べなかったけど、おみさんのカレー大好き。