読書日記「私、子ども欲しいかもしれない」犬山紙子
ついにココに来た。
進学、友達づきあい、恋愛、恋愛、恋愛、恋愛、就職、人間関係、
恋愛、キャリアアップ、恋愛、人間関係、転職、生きがい、結婚…
もー悩みないでしょ。というくらい普通の人の悩みを
一通りやった私のラスボス
「子どもどうするか問題」。
明日で41歳である。
44歳で出産されたジャガー横田さんの体力・経済力の半分も
もたない私が子どもが産める(かも)最後の時期になって
産まなくていいのか〜! と悩み始めたのである。
こどもを持とうと思ったことは、正直いちどもなかった。
それがなぜ、どうして変わったかは追い追い書くとして…
今の私と同じように「こども産まなかったら後悔するかも」と思った
著者がこどもにまつわるさまざまな人からアンケートをとり、
自身の考えを述べた本である。
途中で本人が妊娠する。しかし「結局こども産んでんじゃん。
そいういう結論じゃん」
とならないところにこの本の価値がある、と思う。
著者は言う。
「(こんなに)たくさんの人の話を聞いていなかったら、
こどものかわいさに脳がやられて「こどもは産んだ方がいいよ!」と
言ってしまう。(略)そんな気持ち悪い人になりたくない」
どちらを選んでも幸せになれる、と心の底から感じるまで待って
(感じたからこそ)
この本を書いたのだと思う。それがちゃんと伝わってくる。
読み終わって、もう少しで分かりそうなところまで来た。
「こどもを産むか産まないかではなくて、自分がどう生きるのか」なのだ。
(でもまだ、ぐらぐらする。こういう本、考え方、もっと出るといいと思う)