1年で10倍のSEO流入を獲得するまでにやったこと
SEO流入を1年で10倍に
SEO単独だと10倍、流入全体は1年間で約5倍(12万→60万MAU)に成長。今月も絶好調!
メディアはSEO、Web広告、ソーシャル、ダイレクトすべてのWebチャネルでの流入拡大は重要ですが、ウェディングニュースはInstagramで20万のフォロワーがいるので、特にSEOに投資した1年でした。
やったこと
・徹底した既存コンテンツの速度改善
・SEOマークアップの基本
・リライトキャンペーン
・Pinterest施策
・サイト設計の修正
・コンテンツの強化
徹底した既存コンテンツの速度改善施策
Googleもユーザーもとにかく速さを求めているので、遅かったら話になりません。速さこそすべてといっても過言ではありません。
目標値
・SpeedInsight 80~100点
・DOMContentLoaded 1s以下
・初回の転送量2MBytes以下
速度を構成する2つのポイント
1.サーバーレスポンス速度
2.転送量
サーバーレスポンス速度を速くするには、キャッシュと事前処理をがんばります。WordpressにはW3 Total Cacheという便利なプラグインを使いましょう。RailsなどのWebアプリケーションには普通キャッシュ機能あるので、ページキャッシュとオブジェクトキャッシュを実装します。
言うのは簡単なんですが、実装は地道な作業ですね。
キャッシュの沼にはまらないように設計はしっかりしときたいところ。
サーバーレスポンスが500msecで、DOMContentLoadedを1s以下にしようとすると4G LTEだと4MBくらいが上限で、理想は2MBくらいに抑える必要があります。
4G LTE環境でだいたい中央値100Mbpsだと・・・
・2MBで160msec
・4MBで320msec
転送後にレンダリングが走る時間も必要なので4MBはかなり厳しい。
もちろん画像なんて転送している余裕はないので、ファーストビュー以外の画像をLazyLoadにします。
といった感じで、実際の速度設計とSpeedInsightのスコアアップを実施しました。本当に細々やることはあるのですが、ゴールは目標値の通りです。
SEOマークアップの基本
あるあるSEOマークアップできない問題
・hxタグがおかしい
・altが入ってない
・構造化マークアップでエラー出てる
・hxタグにキーワード含有されてない
・見出しじゃないやつhxになってる
・重複したコンテンツにcanonicalがついてない
・コンテンツがないページがnoindexになってない
などなど、ググったらチェックリストとかで出てくるやつです。
当たり前を当たり前にやる、大事。
リライトキャンペーンの実施
新規記事は上位表示までに時間がかかりますが、既存の2ページ目にいる記事は正しくリライトすることで短期的に上位表示が可能です。ある程度コンテンツのストックがあれば、定期的にリライトキャンペーンを実施するのは良いと思います。
どうやってリライトするか?
・まず、検索意図とコンテンツが合っているか?
・コンテンツの抜け漏れがあるかチェック
・最新情報をチェック
とにもかくにも検索意図のチェックです。
「ハワイ ウェディングドレス」は花嫁が検索
「ハワイ 結婚式 ドレス」は参列者が検索
似ているようで、実際は全然違う検索意図なんですね!
SEOライター・SEOコンサルの人でもサボると間違えたりすることがあるので注意深く観察することが大事です。
リライト基本戦略は網羅性アップ
基本的には網羅性が高いと、幅広い検索意図に答えることができるので、コンテンツの網羅性を高め(加筆)して、目次でユーザーがショートカットできるようにします。
リライトしたら2ヶ月は放置
高頻度にリライトするのはコスパが合わないのもありますし、リライトすると順位確定までGoogle内でもごにょごにょがあるのであんまり触らない方がベターと思っています。
1SHOT 1KILL!
Pinterest施策
外部施策としてPinterestを活用しました。ドメイン認証するだけで、野良Pinの被リンクが獲得できるのですごく低カロリーな施策なのでおすすめ。
サイト設計
編集部・ライター向けに社内でサイト設計についての勉強会などを開催
そもそもカテゴリーって?から検索アルゴリズムの基礎をレクチャー
実際に記事構成案の修正を見せながら、ハンズオンでサイト設計・記事構成を学んでもらいました。
コンテンツをマクロとミクロの複眼で見れる編集部メンバーが増えると、新規記事でのスケールが容易になるメリットがあります。
コンテンツの強化
基本中の基本ですが、良質なコンテンツを作るのがメディアの仕事なので、既存のコンテンツに負けない独自で有益なコンテンツを大量生産できるようにします。
・・・今着手していることもあり言えることがあんまりないですが、クラウドソーシングやAIを活用してスケールできる施策を打っていくことが大事です。
プロダクトにSEOをフィットさせる
本当に重要なSEOは表示速度だったり、検索意図の分析だったり、コンテンツ強化だったりして、巷にあふれるテクニックやハックとかではないねんでーと思っています。
プロダクトとSEOがコンフリクトしたら、迷わずSEOを捨てるべきです。
でも、速度とかコンテンツってどのプロダクトでも大事ですよね?
SEOのその先
「トラフィック × CVR = アクション」のシンプルな図式で、トラフィックに集中したその先に、今後はCVR=マッチングテクノロジーに集中投資する1年になります。
なんか興味あると思った方、メッセージください!Webフルスタック募集だけど他にも色々ポジションあるので気軽にメッセージしてね!
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