【2023年4月~6月勉強になった記事】アジャイル/スクラム、PjM/PdMなど
こんにちは、株式会社Relicの北川です!
前回に引き続き、2023年4月~6月で勉強になった記事をまとめてみたいと思います。
前回はこちら
対象とする読者の方
アジャイル/スクラム開発を知りたい方
PjM/PdMについて知りたい方
アジャイル/スクラム関連
レトロスペクティブを行う上でのマインドセットを教えてくれます。
MVPの考え方も「検証のために早くリリースする」ではなく、「検証のために早く失敗する」ことで「自分たちの現在地を知る」ということを思い起こさせてくれました。
自己組織化に関する記載もアジャイルやスクラム開発における誤解(スクラムマスターがチームを先導する誤認)も多いので広めていきたいですね。
アジャイルを浸透させるために、スクラムチームだけではなく組織に対して行動を起こした記事で、大手が試した事例として興味深いものになっています。
アジャイルは「考え方」というのは同意見です。
アジャイルコーチが1~2週間入って劇的に組織が変わることがない、というのも同感です。
こう書くと誤解を生みそうですが、「考え方」を変えるには時間がかかると思っています。
時間がない場合は「目に見える成果を早く出すためのプロジェクトやインクリメントを見極める」のが重要というのは勉強になりますね。
アジャイルを始める上で、本で勉強したということで、たくさんの本が紹介されています。
スクラムの導入エントリのような体裁もあって読み応えがあります。
PBIの粒度はいつも相談を受けることがありますよね。
この記事ではアンチパターンも含めて具体的な内容に落とし込んで説明されているので、伝わりやすいと思います。
以前勉強会で、〜「ガントチャートはアジャイルに使えない」を考察する〜という講義を受けたことがあります。
ステークホルダーと開発者では目線が異なるので、ロードマップを用いるのが良いという結論となりましたが、チーム内での共通言語として例えば70%の定義の認識合わせが必要ということを教えてくれます。
スクラムマスターはどんな事実に起因しているか深掘りする必要がある、という言葉に同感するとともに、身につまされます。
常に自分に問いたい言葉です。
アジャイルな考えの有用性を話してくれています。
プロダクト開発だけでなく、考え方として応用できるという点も参考になります。
アジャイルに触れているとよく聞くワードです。
全編通して同意見ですし、追加するなら「アジャイルは考え方/価値観なので、チームのマインドセットを変えること。そのことによってもたらすビジネス効果を期待している」ということかなと思います。
スクラムチームをタックマンモデルに合わせることはよくやります。
経験上、混乱期で止まってしまうことが多いように思いますが、記事のチームの場合、リーダーとの協働を解決策として選択するのですが、一般的に言う何かを成すために必要な要素を持っている方へのアプローチをしている点が良いなと思いました。それは、権限があることと、ムーブメントを起こすことができること(記事を読むとあるように思いました)がリーダーにはあったので、そこがうまくできたポイントなのかなと思いました。
プロダクト開発者でも意外と知られていないことが多そうですが、スクラムマスターはサーバントリーダーであるということを、読みやすくまとめていますね。
どんな時も基礎が大事というを教えてくれます。
壁にぶつかった時は、原点に立ち返ってスクラムガイドを確認するとチームや自身の成長により、今まで気づかなかった気づきを与えてくれたりします。
ミニチュアやシミュレーターを作るというのは、なるほどなと思いました。
どんなドメインでもアジャイルな”考え方”は流用できるということを知って勇気づけられる記事です。
「罪を憎んで人を憎まず」という言葉と同じで、「終わらなかった」という事実を見直すことが大事で、「終わらなかった人」を責めることではありません。ここがうまく伝わらず受け手にとって苦痛になることが多いと思いますが、日本人的なのかもしれませんね。
アジャイルソフトウェア開発宣言でもありました通り、「包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを」というのは、「ドキュメント」を蔑ろにしているのではなく、その有用性を認めつつも、それよりも動くソフトウェアを重視する、ということなので、「アジャイルはドキュメントなし」というのは間違っていますね。
こんなのもあるんですね、と感心してしまった記事です。
まだ書籍は読んでいないので、読んでみたいと思います。
アジャイルは考え方/価値観なので、組織論と合わせて議論するのは良いことだと思います。おそらく記事中の組織論も改善中の真っ只中で、これからも改善を繰り返していくのだろうと思います。まさにそれこそも、アジャイルであると言えると思います。
初めは何を言っているか分かりませんでしたが、そういうこともできるのか、と思い知らされました。これからスクラムを始めようとしているスクラムマスターには良いシミュレーションになるのかもしれません。
スクラムの5つの価値基準はスクラムガイドにも記載されているものですが、浸透されていないように感じることが多いです。
他のスクラムイベントやプラクティスなどに目が行くので忘れてしまうことが多いのかもしれません。
私の場合はこの価値基準に合わせてチームに「ワーキングアグリーメント」を作るように働きかけます。自分たちの言葉で作ったものは意外と残るということが経験上分かりましたね。
スクラムにおける見積もりの仕方を的確にまとめてくれています。
「この記事を参考にして」と言ってもいい気もしました。
私の恩師のインタビューです。ぜひ読んでみてください!
その他
アンラーニングの仕方として、同じ距離感の人2人で乗り越えるという方法は興味深いです。
失敗の定義も「チャレンジした上での失敗は許容される」というのも腑に落ちますよね。
ChatGPTを使った方は分かると思いますが、ちゃんとお願いしないと期待しているものとは異なるアウトプットが出てきますよね。
このときChatGPTにも人間らしいコミュニケーションが必要であることがわかりますよね。
ChatGPTを例に人とのコミュニケーションを深めるきっかけになりそうです。
数値で考察しているのが面白いですよね。
結論、やはりビジネスに影響する、ということも具体的に数字で表現しているので一見の価値ありです。
管理職の考え方として参考になります。
私自身、分かってもバカなふりして任せるというのもテクニックだと思っている側ではあるので、うまく回せるのであれば取り入れていきたいですよね。
記事や登壇資料を作成するときに、活用させていただいています。
私が心理的安全性という言葉を初めて目にしたのはGoogleのプロジェクトアリストテレスなので、この方が関わっているかが気になりましたね。
それはともかく、日本人には耳の痛い話のように見えます。私ももっと勉強しないといけないと思いました。
的を射ていますよね。
PjMでやりがちなパターンですが、プロジェクトマネジメントを勉強すると「タスク管理」とか「スケジュール管理」というのが出てくるのも影響していると思います。私はこの「管理」については「やりくり」と変換するようにしていて、そのために”チームで作る”ことを必要としていて、デイリーミーティングでは「メンバーの心配事や相談事を中心に話す」ことにしていたりします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
四半期分でも結構溜まっていたのでまとめとして結構なボリュームになっているかと思います。
次回のまとめは7月~9月分で10月の投稿にしようと思います。
いつものことですが、知識は活用してなんぼなので、頭でっかちになりすぎないようにしていきたいと思っています。
最後に
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それでは次の投稿でまたお会いしましょう!