ものぐささん向け・スマホで完結!文庫版同人誌の作り方(0)前書き
紙の本はスマホで出せる
ここ最近のインターネット上での騒ぎや分断で、再び「紙の本しか勝たん」という時代が来そうですよね。
頒布しなくても自分用に一冊作って、目に見える・手に持てる形で成果を得るという楽しみ方をしたい人もいるでしょう。
タブレットを立ち上げるのも面倒なものぐさオタクが、スマホだけで文庫版の小説同人誌を発行する方法をご紹介いたします。
ツールやアプリを使いこなせるスキルがない! そもそもPCもタブレットも持ってない! と困っている方にも同人誌を出していただけたら……。
iPadでの作り方は、下のnoteでアヒルチャンさんが紹介なさっていますので、より『ちゃんとしたい』方はぜひご参照ください。
注意点
このシリーズは『小説の書き方講座』ではありません。
スマホで完結できるプロット作成ツール、エディタとクラウド管理、組版ツール、表紙作成ツール、印刷所を紹介していきます。
想定している読者様
小説書き
Androidユーザー(iPhoneユーザーも大部分応用可能)
すでに作品が完成している、もしくはある程度書きたいことが決まっている
PCやタブレットでの作業がおっくう
執筆時、横書きでも大丈夫
デザインセンスがない
装丁や組版にこだわるのがしんどい
対人恐怖症
想定していない読者様
絵描き
まだ書きたいことが具体的に出力できない
WordやPhotoshop・クリスタなどを使いこなせる
縦書きで書きたい
デザインセンスがある
装丁や組版を凝りたい
人と話すのが苦にならない
書いてみたいけど書きたいことがまとまらない! うまく物語を膨らませられない! と苦しんでいる方は、例えばフィルムアート社さんから映画脚本を参考にした教本が何冊も出ているので、お手に取ってみてください。
noteの中にも『創作おTips』様など小説の書き方を教えてくださる方が多くいらっしゃるので、こちらもぜひ。
また、SNSの推しトークポストを貼りつけるだけでも立派な本になります!
この先SNSのポストがいつまで残るのかという保証もないので、残せるものは残せるうちにサルベージするの大事。
自己紹介
私の説明がご自身の作業環境に合っているかどうか確認する意味も含めて、私のことをいくつか紹介いたします。
小説書き。ほとんど二次創作
Androidユーザー
人生を一言で言うと『易きに流れる』
20世紀から同人誌を作っている
筆はたぶん比較的早い方
ノープランで書くことが多い
一応フォトショやイラレは使えるが、『なんとなく』程度
Wordは使えるが、もともとルビ振り大好きオタクなのと、現ジャンルのメインキャラが強めの方言使いでルビでの補足が必要なため、いちいちルビのために行間を整えるのがおっくう
横書きライティングに慣れている
デザインセンスを培っていない
Chromebookを持ってはいるが、普通のタブレットよりも物理的に重くてあまり使いたくない
今は人気ジャンル内の、アットホームなHLカップリングの村に住んでいる
そこそこ人気ジャンル内の大人気BLカップリング村に住んでいたこともある
対人恐怖症で、人と交渉するのとか無理
別ジャンルではそれなりの部数を刷ったことがありますが、今は少部数刷って村民の皆さんにおすそ分けしている感じです。
必要があれば相応の道具も使いますが、なるべく手のひらの中で完結したい! という強い意志もあります。
少しでも参考にしてみたいと思った方は、ぜひ①から始まる紹介noteを見ていただければと思います。